カワムラさん
雷なんか
Aug. 30, 2008
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2008年8月30日 土曜日
明け方まで雷は鳴り続け、雨も強く降り続ける。全国で大雨や洪水の警報が出っ放しだった。
そして昼過ぎにはまた晴れて暑くなる。これじゃ昨日と全く同じパターンだ。
昨日の緊急出動とは・・・
ある人が猫を病院に連れて行った際、キャリーの留め具が外れたらしく、猫を脱走させてしまった。そしてその病院で捕獲器を借り、逃げた猫の姿を最後に見た駐車場に設置して一旦帰宅したと知らされた。
現場がうちから近かった事もあり、その捕獲器を急ぎ撤収しに行ったのだ。
何故、急いで撤収なんかするのかって?
見守っている人がいない状態で、捕獲器だけを仕掛けるべきではないと私は強く信ずるから。そして敢えてここでその事を書くのは、同じ事を他の方にもして欲しくないと願うからだ。
目的の猫とは別の猫が入ってしまった時には、ただ放せば良いと思いますか?
その猫がまだ避妊していなかった場合、次に誰かが捕獲を試みた時にはより警戒してしまって捕まり難くなってしまう。
目的の猫の保護だけしか考えられなくなって、他の野良猫の捕獲に影響を落として貰っては困る。捕獲って、そんな安直な対処方法として位置づけられてはいけない。
そして仮に目的の猫が入ったとしても、置きっ放しで捕獲された場合の猫のダメージを知って欲しい。
いつまでも放置しておけば、暴れて怪我をするか、表面の傷がなくてもあまりに暴れた場合には打撲傷もあり得る。
そしてその間、捕まっている猫の気持ちはどんなだろう?
野良猫にとっては、自分の身に一体何が起きているのか・・・ただ飢えを凌いでひっそりと生きているだけなのに、どうしてこんな目に遭わなければならないのか・・・恐怖と絶望でどれだけ混乱している事だろう。
それが避妊目的の場合であれ、私達は申し訳ない気持ちで捕獲をする。
病院まで運ぶ間、ゴメンネを繰り返す。一回だけ怖い思いをさせてしまうけれど、でもリリースしたら必ず美味しいご飯を毎日運ぶからね、どうか許して下さい・・・と言い続ける。
それ位、捕獲というのは命を扱う責任のある行為だし、捕獲する側も辛いのだ。
実際には置きっ放しの捕獲をしている人たちがいる事も知っている。
病院に持ち込まれた捕獲器の中の猫の鼻面が擦りむけて血だらけである事が多い。仕掛けたらそのまま帰ってしまい、暫く時間が経過してから見に行く・・・というやり方なんだろうか。
私がご相談に預かったり捕獲器をお貸しする等の形で絡ませていただいているケースでは、絶対にそれはして欲しくないと口を酸っぱくしてお願いしている。
猫が入った状態で、捕獲器ごと持ち去られたケースも幾つも聞いている。
捕獲は絶対につきっきりでして欲しい。手も気も抜かず、捕獲されてしまう事がどれだけ猫にとって恐怖であるかをいつもイメージして欲しい。
案の定、今回も数時間の間に、目的の猫とは別の黒猫(耳に去勢済みの糸が付いていた)が掛かって、不安そうに鳴いていた。
一応、病院まで運び、去勢済みである事を確認した上でリリースした。
幸い、今回は雨になる前に目的の猫は保護出来たと連絡を貰い、やっと安心した。
色々と厳しい事は言ったけれど、それは今後もお付き合いして行くつもりの相手だからだ。
その方がご自分で出来る事を、真面目に優しい気持ちで頑張っている事も知っている。避妊せずエサやりだけしている他の餌やりさんを説得して、自腹で避妊しようとさえしている気持ちも聞いている。
どうでも良い人に、わざわざ余計なエネルギーを使ってお説教なんかしない。今は私自身の身体が弱っているときでもあるのだから。
それにしても捕獲器を探して歩いている間、お尻の神経痛が殆ど感じなかった。アドレナリンが出まくっていたせいだろうか。鎮痛剤がそんなに効いたとは思い難い。
そんな事だったら、予定通りSarahさんと蕎麦ランチに行けば良かったな。でもあの時は、家の階段も下りられなかったのよ、本当に。
さて、今日はとんでもないニュースも飛び込んで来た。猫とは一切関係のない、私的な出来事なのだが。
長くなるので、この件はまた明日にでも・・・。
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カワムラさん
怖くない
Aug. 30, 2008
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カワムラさん
怖いものなんか
ない
Aug. 30, 2008
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