モア
毎日楽しいけど
Nov. 22, 2008
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2008年11月22日 土曜日
昨日の日記は21日に書いてあった。
写真を選んだら翌日分と合わせてアップロードしようと思っていたら、それをする前に、事件発生。
全てがぶっ飛んだ。
これを書いているのは、もう27日だ。
それまでは時間もとれず、書く気持ちにもなれず、やっと書ける状態になったという事だ。
本当は今もあまり書きたくないのだが、自分への戒めの為にも書いておく事にする。
昨年の夏、里子に出す仲介をしたサビ猫の「ふじこ」が、今日、里親さんの家から脱走した。
どうして?
必要な場所には脱走防止をしてから譲渡したはずなのに。
里親さんからの電話を受けたのはこうちゃんで、私は神経痛が酷くて痛み止めを飲んで唸りながら横になっていた。
しかし一大事。
そうもしていられない。
直ぐに着替えて出掛ける。勿論、里親さん宅へ。
脱走した経緯を伺う。
詳しい事はよく解らなかったのだが、概略としては、ケージの扉が開いている事に気づかないで掃き出し窓を開けて、そこから庭へ出てしまったという事らしい。
防犯上、絶対に開けないという事で脱走防止していなかった掃き出し窓だった。
どうも言っている事がおかしい。
窓が開いていても外に飛び出すような猫じゃないし、塀に囲まれた庭から、追っ手を振り切って逃げるような猫ではないのだ、ふじこという猫は。
わざと外に出したんじゃないかという疑念すら沸いてきた。
これまで何度も放棄しかけたのを、私が引き取ると言うと、ぎりぎりのところで思い留まっていた里親さんだった。
こんな人だったのか、譲渡までのお付き合いの中では全く見抜けなかった。
でもそんな事はどうでも良い。
私の詰めが甘かったのだ。
そして里親さんが仕事に行っている間、ふじこは仔猫用の小さなケージに閉じ込められていた事も知った。
ふじこはメスにしてはかなり大型の猫だ。
幾らなんでもそれは無茶だ。
監獄じゃないか、それでは。
3段プラケージですら、長時間過ごすには小さいと思っている。
それでも具合が悪くて別の食餌療法が必要な子、個別の観察やケアが必要な子に限って、やむなくケージに入れてケアしている。
トムやモアなどは身体が大きいので、更に大型の幅120センチのケージを買い求めた位だし、それでもつきっきりで開放して遊ばせる時間を、日に何度となくとる。
里親さんが、留守中ふじこを閉じ込めていたのには、きっと何か理由があっての事だろう。
しかし健康で大柄なふじこをそういう風にしか飼えないとしたら、ふじこには余りにも気の毒だ。
脱走させたというだけでは「お戻し」の理由にはならないけれど、もし問題と感じる点に改善が為されないようであれば、戻して戴くしかない。
保護出来たら、ふじこは返して下さいと申し上げ、里親さんもふじこの為を思って承諾してくれた。
よかった。
そこのところでの愛情は持ってくれているのだ。
しかし兎に角、今は捜索と無事の保護が先決だ。
大事な猫を脱走させてしまった事のある人だったら解ると思うが、ふじこと暮らしたことの無い私でも、ふじこが今、外で不安でいるだろうと思うと辛く苦しい。
「脱走は人災です」という表現は、私が言い出したものだ。
その私が、自らの甘さと手抜かりのせいで、ふじこを知らない土地で脱走させるような事に手を貸したに等しい。
その責任は私が取るべきだろう。
明日、里親さんはお勤めがあるので、昼間は私達が捜索してみよう。
でもふじことは今までに2度ほど会っただけで、殆どふじこは私達を知らないのだ。
それでもじっとしていられない。
カワムラさんとミュウちゃんに祈る。
どうかふじこをお守り下さい・・・と。
ごめんね、頼ってばっかりで。
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モア
時々せつない
Nov. 22, 2008
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