《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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テト

僕もお兄ちゃん

Dec. 25, 2008
テト

2008年12月25日 木曜日

スカッと晴れた。




昨夜は、クリスマスディナーとしては寂しいキノコ2種とベーコンのクリームスパゲッティ1皿だけだったが、バツグンに美味しかった。

そしてシャンパン1本を二人で飲んだ。



もうそれだけで充分・・・と言うより少し多い気がする。シャンパングラスになみなみと3杯ずつ。おなかが一杯になるし、少し酔ってだるくなる。

昔はどんなお酒でもたくさん飲めたけれど、今ではすっかり弱くなった。兎に角、飲むと眠くなってしまって後がだらけてダメだ。

あながち慢性の睡眠不足のせいばかりではないような気がする。





20代最後の頃のクリスマスに、大層な深酒をした。

既に1度目の離婚をしていた私は、会社の同僚と渋谷の小さなビストロでさんざん飲み食いした後、その店のスタッフのパーティーにおよばれして、白金台の同じ経営のビストロで朝まで飲んだ。

既に食事した後だったので肴はチーズ程度で、一人で6時間ほどの間に白ワイン2本とシャンパンを1本以上飲んだ。食事した午後9時頃にも、ワインとアイリッシュウイスキーなんか飲んでいたはずだ。

当然すっかり酔っ払って、タクシーで代官山の自宅アパートまで帰ったのだが、タクシーを拾ったところまでしか記憶が無い。

死んだように眠った。いや、よく死ななかったものだと思う。



翌日の昼には母と待ち合わせしていたのだが、それにも遅刻し、翌日一杯二日酔い(三日酔い?)に苦しんだ。

たまに口から出るのは「ああ・・・もう酒やめた」という言葉だけ。起き上がっている事も出来ない。自業自得だけれど、本当に辛かった。

これが生涯で一番苦しかった二日酔いの記憶だ。





それで懲りて飲まなくなったかと言ったら、そんな事は無い。

若い頃というのは、無茶苦茶な事をするものだ。それから数年は、まだその場の勢いで際限なく飲んでは、二日酔いに苦しむ事もしばしばあった。

でも若いって素晴らしい。朝は苦しくても、仕事をしているうちにおなかが空き、昼食を食べると殆ど元気になって、その日の夜にはもう飲めた。

あの頃の回復の速さ、酷使し続けたにも関わらず丈夫に働いてくれた肝臓、「鯨飲馬食」出来た胃腸の耐久力、睡眠不足もなんのその・・・若くて愚かだった私。

それは30代の半ばまで続いて、その後急速に深酒からは縁遠くなった。





しかし何とも形容し難い、あの二日酔いの苦しさは、今となってはもう懲り懲りだ。

それに、そんなにも酒を飲みたいという気持ちが無くなった。たまに少量、美味しく楽しく飲めればそれだけで満足する。量にしたら・・・二人で350ミリリットルのビール1缶を分け合って飲めば充分。

昔は「酔う為に飲む」ようなものだった。酔わないと眠れないような毎日。精神的な弱さゆえと言われれば、返す言葉も無い。



人より酒に強いと思われたくもなくなった。

酒が強ければ偉いなんて事は全く無いし、酒が強ければ精神も強いという事も当然無いのだが、きっと人前では突っ張っていたかったのだろう。

まだ若かった私は、酒に誘ってくれた男を酔い潰すのも快感だった。

ほうらね、私の方が強いのよ、彼方じゃナイトは務まらないのよ・・・心の中でほくそ笑んでいたのだと思う。



今にして思えば、我ながら嫌らしい。

でも、ひとつの踏み絵だった事も確かだ。



それに関しても言える事だけれど、酒が弱いからと言って男として値打ちが無いなんて事は無い。下戸でも男の価値を下げる事なんか無い。

だけど色々と屈折していた若い頃の私は、私よりあらゆる意味で強い男を求めていたのだろう。



幸運と偶然と多少の努力の甲斐もあって、あらゆる面で私より強くて優しい男と共に生きるようになってからというもの、憑き物がおちたように酒を必要としなくなった。

途端に酒にも弱くなった。酒なんかで虚勢も張らずに済む。楽だ。

さらば、酒とバラの日々・・・である。何故あんなに飲めたのか、不思議な位だ。



でも、こうちゃんも同時期に、それまでと比べて酒を飲まなくなって行った。そして私同様、酒に弱くなった。

だからきっと、こうちゃんも満足して気を緩めてくれているのだろうと思う。







イヴの翌朝、二日酔いに苦しんでいる人もいるだろう。

二日酔い・・・あれは本当に苦しいよね。

私の場合、吐き気は殆ど来ないで、ひたすら身体中に毒素が回っている感じがする。飲むと煙草も大量に吸うので、二重に毒素だらけだ。

心臓の鼓動が速くなり、体の全ての細胞がアセトアルデヒドを含んで息も絶え絶えになっているのが解る。



抗がん剤の副作用やインターフェロンの副作用も、さぞかし苦しいだろうと想像する。私は酷い二日酔いの苦しさを知っているので、出来る事ならどちらも経験したくないと思う。

妹の副作用の苦しさは実感出来ないが、自制心で防げる飲み過ぎくらいは金輪際なくしたいと思う。



ただでさえ神経痛や関節痛で泣いているのだ。この上、二日酔いになんかなって堪るか。







シャンパンのほろ酔い気分で猫家事の続きを終えた頃には、すっかり酔いも醒め、ああ今年もケーキは無かったね・・・と言いながら寝た。

クリスマス用のホール・ケーキなど買っても、どのみち二人では食べきれない。冷蔵庫にはスペースも無い。

プレゼント交換も無いまま今日のクリスマス当日は終わり。



今日はアンちゃん用缶詰の買い出しで「コーナン」に行っただけでクッタクタ。

大きな店舗は、ヨボヨボの私にはきついな。次からは、多少高くついてもネットでまとめ買いに限るかな。






相変わらずペロはイオやリマに遊んでもらっているのだが、テトが意外にもお兄ちゃんらしく成長しつつある。手加減しながら、上手に相手をしてやる。

テトが休むと、ペロが真似をして休む。体勢まで一緒で笑える。

やっぱり多頭飼いは面白い。今になってこんな心の成長が見られるとは・・・



テト、いいヤツだね。

イオ

疲れちゃう

Dec. 25, 2008
イオ
モア

アタシはマイペース

Dec. 25, 2008
モア

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