《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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フレア

綺麗に撮ってね

Jan. 12, 2009
フレア
2009年1月12日 月曜日

ずっと疑問に思っていたのだけれど、口にするのは憚られていた。

この不況で「派遣切り」に遭った人たちが、即日「ホームレス」というのはどういう事なんだろう?



勿論、派遣先の社員寮に入っていたから、クビになれば住む所もなくなるという事なのだろうけれど、それは派遣として働く事を選んだ時点で、いつかは巡ってくる運命だ。

正社員と違って、企業の業績次第では人件費を減らしたいからこそ、クビを簡単に切れる派遣社員を遣う訳だ。





別に派遣社員でなくて正社員あっても、社宅をあてがわれていると、勤め先が倒産した時には住む所を失うのは一緒だ。

それは私達も経験した。

そればかりか、倒産の1年ほど前からこうちゃんには給与明細だけ渡され、給与そのものは出なかった。

それでは勿論生活が苦しい。



でも、私達には幾らかの蓄えがあった。

それを少しずつ食い潰しながら生活し、次の仕事を探した。





当然、倹約に努め、ギリギリ切り詰めた生活だったから、いつも厚揚げや豆腐、おから、納豆、卵ばかり食べていたような気がする。



西新宿のマンションの裏には豆腐屋があって、おからを買うと「若いのに偉いね」と言われた。

当時は34歳くらいで、きっと若く見えたのだろう。

実際今よりは遥かに若かった。





大根やキャベツも色々に調理してよく食べた。

豆腐と共に胡麻油で炒め煮した大根は安上がりで美味しかった。

生で千切りにしてサラダにもした。

大根おろしと納豆やちりめんじゃこを混ぜても美味しい。

大根の千六本の味噌汁もよく作った。

少し奮発して里芋と共に味噌汁にすると、これは絶品だ。





大根の皮はキンピラや醤油漬けにした。

大根の皮に限らず山うどの皮もキンピラにするのだが、山うどは季節限定だし、当時の私にはちょっと高い野菜だった。

今では山うどくらい、売っていさえすれば躊躇わずに買える程度の、貧乏の「上」くらいには浮き上がったかも知れない。



キャベツはサラダよりも、むしろスープにしてよく食べた。芯まで無駄にならないし、懐の寒々しさを暖める効果もあったかも知れない。



豆腐は味噌汁にも、湯豆腐にも冷奴にもするし、卵と共に炒り豆腐にもする。おからも葱や人参、あればキクラゲ等と共に炒り煮にし、いつも常備していた。

ご飯のおかずにもなれば、酒の肴にもなる。

おからは偉い。





大豆製品は安くて栄養があって、本当に優秀な食材だ。

頭を使い手を掛ければ、そう侘しい思いをしなくても食費はかなり節約出来る。



家でご飯を炊きさえすれば、おかずは何とでもなるものだ。

毎度コンビニ弁当なんか買っていたら、そりゃあ不経済に決まっている。

いまどき、男性でも自分で弁当を作って持参している人もいる。

要はやる気があるかどうかだ。





寮費と光熱費と昼食代を差し引かれて、手取り5〜6万円だったとしても、一人暮らしであれば、それでも貯金は出来る。

何故、不安定な雇用形態の派遣で働きながら蓄えをしていなかったのか、とても不思議だ。





やっと次の仕事を得ても、その会社が倒産してしまった時も、失業保険金の中から貯金した。

入ってくるだけお金を使い果たす事なんか、怖くてとても出来なかった。



その前の、失業保険もなければ(まだ倒産していないのだから当たり前だけど)給与も入って来ない1年余りの生活を思うと、、少しでも蓄えないことには不安で仕方なかった。





何度も一寸先は闇・・・という経験をしたし、たとえ親族でも迷惑を掛けたくはないので、いざという時に頼れるのは自分の体と、自分の好きに使える貯金だけではないか。



健康で働ける若者に緊急で生活保護の手続きをすると聞くと、何か違うのではないかと感じる。





私達は今、扶養家族がとても多い上、具合の悪い子も多いので、なかなか蓄えには回せないでいる。

しかし先行きを考えると、もう少し倹約しなければいけない、そしてたとえ月に1万でも蓄えないといけないと改めて思う。





そういう訳で今は節約モードなのだ。

でも本気でお金を使わない事を目指したら、有料のサーバーなんか借りてサイトなんか持つべきじゃないのだろう。

PCもデジカメも自家用車もみんな贅沢品だ。

でも、それなしの日々は考えられない。





ま、そこまで困ってはいない・・・という事で、楽しみも取っておきたい。

そしてなりふり構わず真面目に働く事、それが最善だろう。



いよいよ収入が無くなったら、神経痛にも負けず清掃でも何でもやるよ、私は。

保護を受けるより自立していたいから。



家賃の掛からない持ち家があるから恵まれていると言えなくもないが、それだって舅の残してくれた債務も受け継いでの事・・・羨ましがられる謂れは無いのだ。
フレア

この角度はどう?

Jan. 12, 2009
フレア
やっとフレアの近影がご披露出来る。

室内が明るい午前中でないと、フレアの写真は撮れない。

フラッシュをたけば撮れるだろうが、それではフレアの美しい毛色がちゃんと出ない。



アレルギー用のご飯にしてから、ハゲていた耳に毛が生えて来た。

舐め過ぎてツルツルに禿げて血まで出ていたおなかにも、うっすら毛が生えて来ている。

薬なんか使いたくないから、時間は掛かってもこの路線で元通りになろうね。



でも、一体いつからおなかツルツルだったんだ?

やっぱり里親さん宅でのストレスが大きかったのかな。
フレア

こんな色じゃ
ないわよ

Jan. 12, 2009
フレア
今日は成人の日だった。



私は成人式を知らない。

母親の意向を無視して振袖も作って貰わず、それでもキモノ好きな母親は頑固な娘の私に結城紬を作って送って寄越した。

そんなもの、いつ着るというのだ。

如何に紬が普段着だとしても、普段着に着物を着る程優雅な生活を送っているはずが無いじゃないか。

でも母の気持ちは嬉しくて、いまも箪笥の中に眠っている。

欲しい人にはあげても良いと思っている。






私はいつから子供でいる事を諦めたのだろう?

成人式のような催しには参加しなかったけれど、大人になった日の事は明確に覚えている。

それは親に甘えてはいけないと決然と自覚・覚悟した、ある日の事だ。

以来、私は大人であろうと振舞ってきたつもりだ。

何かと出来の悪い、悔やむ過去の多い、極めて不完全な人間ではあるのだけれど、少なくとも親も含めた他者に依存した生き方だけはしなくて済むよう、それと同時にどれだけ人様に支えられているのかを自覚し感謝して生きる事だけは心掛けている。






誰だって多くの問題を抱えている。

苦しい事があっても簡単に人には泣きつかず、自分の都合より他人に影響を及ぼす問題から対応するのが、大人としての身の処し方だろう。



解決策として具体的なイメージを持とうとしないと、いつまで経っても問題は解決しない。

100点満点だけ目指して、それが叶いそうにないからと動かないでいては、いつまでも0点のまま甘んじる事になる。出来る事から着実にやる、出来る事を増やして行く、それが成長という事だ。

今がどうであれ、成長したいと願って努力・実践する人が好きだし、自分もそうでなければ自分を好きではいられなくなる。

自分の存在価値を見失う事は簡単だ。何の為に生きているのだろう?という気分に陥る事は、誰だって一度くらい経験するだろう。

でも、そんな戯言を言っていられるご身分ではない。そう自覚した時から、甘ったれた気分が失せた。




しかし、こんな事を大袈裟に肝に銘じなければならない事自体、私の弱さ・幼さの顕れであり、普通の人ならば自然と大人として振る舞っているのではないかと思う。

子供を産み育てた事の無い女は、いつまでも子供っぽいのだろうか。人の親となり、嫌でも精神的に成長している女性も多いだろうに。





私は強くはない。

だからこそ自分が求める強い自分のイメージを具体的且つ明確に持ち、その具現化の為に努力し続ける事でしか、自分を維持出来ないのかも知れない。



なんちゃって・・・本音は茶化して終わらないとね。

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