猫雑記20090404

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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メラ

アタシも
桜色なのよ

Apr. 4, 2009

2009年4月4日　土曜日

暖かい。

桜、一気に満開となる。

近年、住宅地のドン詰まりの小さな公園にも、ちらほらと花見客が集まるようになったので、朝のうちに撮影しておいた。

ついでに庭の落ち葉も掃除する。手の届かない棚の上に、まだ枯れた葡萄の蔓と枯れ葉が絡みついていて、強風で少しずつ落ちてくるのだ。

いっそ一思いに全部処理したいのだが、ハシゴを掛けて葡萄棚の上に上がらない限りそれは出来そうもないし、そもそも私達では危険だ。

庭師を入れられない貧乏人の辛さよ。

庭で作業をしていると、室内の猫たちがガラス越しに不思議そうに見ている。

今日はぶーちゃん部屋のぶーちゃんとレン、そしてカイルが、ガラスに鼻をくっ付けるようにして寄って来ていたので、順番に名前を呼ぶ。

ぶーちゃんは律儀にお返事をしてくれる。

レンはガラス越しに差し出した指を嗅ごうとする。

カイルはガラスと窓のフレームに顔をスリスリして甘える。

そして３匹の丸々と太ったオスがそれぞれの頭をゴッツンコさせながら、仲良く絡み合って見せる。何て可愛いんだ。

別々の場所で生まれ育ってすっかり大人になってから出遭ったオス同士だというのに、こんなにも兄弟のように仲良しになれるのだから、先入観や短期間で同居を諦めたら勿体無いと常々思う。

最初の数ヶ月は、警戒し合うに決まってる。そんなにらスンナリ事が運ぶなら、誰も苦労も努力も工夫もしないさ。

飼い主の精神状態や不安を、そのまま猫の心に反映させてしまう事も本当に多い。

だから成猫同士を一緒にする場合には、慎重に、且つ神経質になり過ぎず、短期間で結論を出してしまわず、共に頑張ってみる価値や甲斐が必ずあると信じている。

どうしても、どうしてもダメだったら・・・その時だって工夫の余地はあるのだ、本当は。

それにつけても、まだ６時前なのに既にシートを広げて花見の場所とりされていた。

昼にもなれば、きっとお弁当持参の家族がやって来るのだろうな・・・と思っていたら、公園の広場だけでも３組ほどがお花見にやって来ていた。

更に１段下のあずまややブランコがある所にも、きっと花見客はいるだろう。最下段には砂場と滑り台があって狭いので、そこは花見には適さない。

ベビーカーで赤ちゃんも連れて来ている家族もあり、みんな桜の樹の下で楽しそうだ。

私達も外でご飯を食べたくなった。

我が家の庭は、まるで雛壇のように公園より一段高くなっているので、樹の下の楽しみは無いものの、桜を目の高さで見られるメリットがある。

但し日陰が無い。

日に当たりながらの花見は、紫外線で悪化する病気には危険が大きい。ちゃんとパラソルでも用意しない限り、特等席での花見の宴会は無理だと諦める。

こうちゃんと出遭った頃、日曜日ごとにしていたように、ワインやグラス、寿司屋で巻いて貰った鉄火巻きやチーズ、サラミなど食べるものを一杯籠に入れて出掛け、見晴らしの良い場所でピクニックがしたい。

本当は重箱に手作りの料理を詰めた花見弁当を作り、お酒が飲みたい。

でも、今はいつ突然動物病院に行くか解らない状態なので、昼間は飲酒出来ないね。それにおせちだろうが花見弁当だろうが、今はとても作れない。

無念だけど、外の見えないダイニングで烏賊たっぷりのヤキソバなんか作って食べて、満開を祝う。

カワムラさん、あんたの桜が満開よ。

去年までは、一緒に窓辺でお花見したね。今もいつもここに居て、みんなの事も、桜も見ているんだよね。

カワムラさんの桜
満開

Apr. 4, 2009