《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ナム

窓辺も好きだけど

Apr. 9, 2009
ナム
2009年4月9日 木曜日

昼間はちょっと暑かった。5月頃の陽気だったという。

相変わらず親子連れの花見客で騒がしく、昼間は桜の撮影が出来ない。



猫たち、みんなよく寝る。お天気が良いのに、昼寝ばっかりだ。起きている子を撮影しようとするが、殆どが眠っている。



カイルがぶーちゃんにゴッツンコ、ゴッツンコと頭突きして甘える。

それが余りにもしつこいものだから、ぶーちゃんが軽くパンチして防御しているのに、カイルは今度は床に転がっておなかを見せて、自分はぶーちゃんに刃向かうつもりがない事を示す。

こんなにも可愛い性格の猫なんだな、カイルって。



本格的な換毛期になってきた。

直ぐに毛だらけになってしまうベッドやマットを次々と洗い、新しいマットを持って部屋に入ると、カイルが怖がって威嚇をする。

そのくせゴロゴロ喉を鳴らしてスリスリして来たり、爪切りやブラッシングをされてぶーちゃんが情けない声で鳴くと、ぶーちゃんを苛めないで〜!とばかりに同じように情けない声で鳴くのだ。

カイルって可愛い。でも直ぐに噛む癖は治らないのよね。





ナムは時々タイミング良くナムのケージに入れてやらないと、自分のケージ内でしかトイレが使えないし、ご飯も食べない。

アンちゃんも、ご飯とトイレは自分のケージでしかしない。

みんな自分だけのスペースを確保するのが好きだ。

そう言えば、あれだけミュウにもアインにも可愛がられた息子のジーコですら、別室に一人だけで行ってしまえた時には、その部屋のお飾りのベッドで一人でゴロゴロして、ヨダレを垂らさんばかりに喜んでいたっけ。

自分だけが独占出来る空間や時間が、やっぱり嬉しいものなんだね。

人間だってそうだものね。





みんなそれぞれ、単純に甘えられるときもあれば、ちょっと複雑な精神状態の時もあるんだろうね。

それだって人間も同じ。

みんな状況に応じて揺れ動く心を持つ、生きた存在なんだものね。



きっと庭に飛来する野鳥だって何か考えながら生きているんだろうし、カエルだって、ミミズだって、アメンボだって〜♪って事か。

ナム

ケージの中も
落ち着くの

Apr. 9, 2009
ナム

夕方、風が吹き始めたので「それっ!」と外に出てみるが、カメラを構えると風が止んでしまう。なかなか撮れない桜吹雪。
夕暮れの桜吹雪

Apr. 9, 2009
夕暮れの桜吹雪

昨日の続き。

自分や他人を「育てる」という事に私ごときがおこがましくも悩んでいたとき、偶然あるテレビ番組を見た。

「これが”育て”の極意だ!」というもので、学習する事に関して、或いは育てるという事に関しての脳の働きを、脳科学者の茂木氏が幾つかのケースを紹介して解説している番組だった。



抱えている問題を苦労して解決すると、脳からドーパミンという快楽物質が出る。その達成感が喜びであり心地良いからこそ、また味わいたいと思うというのだ。

しかもドーパミンが放出される直前に取り組んでいた事を、明確に記憶するらしい。



しかし自分で考え悩んで解決した時と比べて、答を人に教わってしまうとドーパミンはあまり出ず、しかも身につかないというのだ。

ここまでとても良く理解出来たし、実際にたくさん経験して来た事だ。



大事なのはこの先だ。

だからこそ優秀な指導者というのは決して答を与えない、敢えて教えないのだと言う。

徹底的に自分で考えさせ、自発性が出るのをひたすら待つ。

但し、ただ待つのではなく、相手の様子をきちんと観察し、自発性の「芽」が出たときを逃さず、そのときにこそ迅速にアクション(教えるための行動)を起こす事が重要だと番組では伝えていた。








成る程。だけど、インターネット上の不特定多数の関係では難しいかも知れないな。



私も失敗しながら試行錯誤を繰り返して来た。猫の事だけじゃない、仕事もそうだったし、料理だってそうだったじゃないか。

車の運転など、私にとってはまさにその良い例だ。



40歳近くなってから運転免許をとる事になった。

ずっと都心で暮らしていたので、車を持つ人生なんか考えた事も無かったのに、日吉に越して来てみるとタクシーは流していないし、駅までも遠いし、自分で運転が出来ないのは不便だった。

教習所へ通い始めても、寒い真冬の事で通うだけでしんどい。どうにも気乗りがしなくて何ヶ月も途中で休んでしまったのだが、期限切れになるのは勿体無い。

桜が咲き始めて暖かくなったので、受講を再開した。

週末だけ通うというのんびりペースではあったが、1時間もオーバーしないで卒業し、その翌日には免許を取得した。



私の場合、教官に恵まれたと思う。

厳しいけれど手抜きのない、そして運転をするにあたって心得るべき大事なポイントを路上教習で教えてくれたある一人の教官、路上に出た初日に不安だった私の運転を褒めてくれた老教官、縦列駐車の教習の日に、上手く出来ると何度も反復練習させてくれた教官。

そして仮免を取ってからは自宅に教え上手の教官がいてくれたので、「仮免許練習中」の札を貼った車でどんどん出掛けた。

時々小学生に「仮免許練習中、頑張ってくださ〜い」などと叫ばれてからかわれながらも、都内までだろうが運転して行った。

「教習所で何を教わって来たんだよ」なんて決して言わないこうちゃんがいてくれたお陰で、仮免許でも運転が楽しくて仕方なかった。



その当時は何を具体的に教えてくれる訳じゃない。運転そのものは既に教習所で習っているのだから。ただ助手席に乗って練習に付き合ってくれて、「大丈夫、上手いよ」と褒めてくれるだけで、決して怒らない。



そういう寛大なこうちゃんが付いていてくれたから、どんな道でも怖いと感じた事が無かった。

初心者ゆえの怖いもの知らずと言われれば、成る程そうなのかも知れない。でも、そういう時期にどんどん運転して経験を積み道を覚える事が、運転を楽しんで上達させる近道だったと思う。



免許をとって間もなく、新しい職を得た。その職場には車通勤する事にして、面接さえも車で行った。

初めての知らない土地にとりあえず勘を頼りに一人で車で行ってみて(勿論不安だったけど)、その日のうちに駐車場の契約をした。

それからずっと、交通量の多い道を初心者の割に頑張って通い続けた。

誰かに頼れない状況だと、自分が頑張るしかない。その事を、私は初心者の時の車の運転で痛感した。





私が通勤まで車でして(高い駐車場を借りてまで)意欲的に運転をするようになったので、こうちゃんは運転者として仲間と認めてくれたのだろう・・・それからは大事な事を幾つか教えてくれた。

自分の車を自分の体の延長上に感じられるようでないとダメだ、タイヤやボディの端っこがが自分の体のどの辺りに感じられるか、それがちゃんと感じられるようでなくちゃいけない、そして運転しながら速度調整の為に無闇にブレーキを踏まない事・・・と。

その事をずっと守って運転して来て、改めてとても大事な事を教えられたのだと思う。






私が何でも答を持っていると勘違いしているのではないかと疑いたくなるような相談を受ける度、私もあなたと同じ悩める存在なんですよ・・・と言いたくなる。

不安な気持ちは解るし、私も親切な性質なのでついあれこれ教え過ぎる。そこは本気で改めないといけないのかも知れない。



但し、そこに一刻を争う事態があったり小さな失われ易い命があるから、つい先んじてお節介を焼いてしまうのだろう。

でも、そんなお節介を焼かずとも、自分でちゃんと学習して成長して行く人たちだってたくさんいるのだ。私もそうでありたいと思うし、今だってまだ成長する意欲はあるのだ。

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