《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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マーゴ

パパに抱かれて

Apr. 26, 2009
マーゴ
2009年4月26日 日曜日

昨夜、マーゴの足の傷から新しい出血あり。マーゴは気にして舐めている。出血が先だったのか、痛みでもあって舐めて出血したのか、それは解らない。

またハイポをたっぷりとつける。やはりハイポをつける頻度が、少し足りなかったのかな。



どういうタイミングでどれだけの量を使うかは、試行錯誤するしかないのだ。

今日もずっと観察していたけれど、マーゴは昼間はずっと熟睡していて、それをわざわざ起こしてまでハイポをつけるのは如何なものかと悩んだ。

じっとしているのだから、傷口も安静を保てる。今起こさない方が良いだろう・・・と判断したのだが。



でも、もしかしたら無理にでもすべきだったのかも知れない。そこはやってみるしかない事なのだ。正解はその都度違うかも知れないし。



同じように、時々質問される。どれだけ使えば効果があるのか、何回使えば良いのか・・・と。

そんな事は解らないに決まっている。個々の状態も解らないのだし。

たとえこれが薬剤だったとしても、獣医師にだってその都度やってみて、経過を見て、そして薬を変えたり安全な範囲で増やしたり、殆どの場合が「これでダメだったら次の方法」という具合に「消去法」で試行錯誤するっきゃないのだ。



でも、訊いてしまいたい気持ちは凄く良く解る。私だって、より確かなものにすがりたい気持ちはあるのだ。だから今回も慌てて病院に連れて行った。

先生だったら何でも助けてくれる・・・ついそう思いたくなる。だけど獣医師だって神様じゃない、助けられないものだってあれば、治せないものだってある。



それでも先生の確かな知識と経験と使命感に随分と助けて戴いているものだから、つい毎回頼り切ってしまう。

獣医師には、単に仕事としてではない精神的な負担をどれだけたくさんして戴いている事だろう。








先程、愛護センターで明日までで処分されてしまうという野良猫の命をどなたか助けて下さいという電話があった。

聞けば、動けなくなっているところを消防に通報して引き取って貰い、病院に連れて行ってくれると聞かされたと言う。しかし実際には愛護センターに連れて行かれたのだそうだ。

その人は猫を飼った事もなければ家族の強固な反対もあり、センターから引き出す事は出来ないから、誰かに助けて欲しいと言う。

愛護団体だったら助けてくれると思ったそうだ。



私は団体ではない、ただの一個人の猫飼いであると伝え、貴女が本気でその猫を救いたいならば、センターからの引き出しだけでも出来ないのですか?と尋ねる。

それは出来ないのだそうだ。



私のサイトは、ご友人が「こういうところもあるよ」と教えたそうだ。

「こういうところ」とは、一体どういうところなのだろう。悲惨な状態の野良猫の事を見聞きすれば、酔狂にも幾らでも手を出す猫キチガイがいるという事だろうか。

自分でやらずに他人にして貰おうとするのは、ずるいとは思わないのだろうか。

聞いてしまえば何もしないで看過する事がどれだけ辛いか、多分イメージ出来ないのだろうな。



貴女が引き出したら病院に自分で連れて行き、ある程度状態が良くなったら一時預かりを含めて里親募集はお手伝い出来るから、もう一度検討してお電話くださいと伝える。

そして、具合の悪い野良猫を1匹保護して幸せにしてやれるまでには、お金も手間もある程度掛かるものなのだという事も伝えた。



随分と冷たい人だと思っただろう。思うようには助けてくれないと解り、一刻も早く電話を切りたがっている様子が伝わって来た。

だけど「通報」だけして、他人の努力で何とか助けられ幸せになったとしても、それで「良い事をした」と思って戴きたくは無い。



誰かが手を差し伸べたとして、その誰かが易々とやってのけていると思ったら大間違いだ。貴女に難しい事は他人にも難しいのだという事が、どうして解らないのだろう。

野良猫を保護したりしている人たちに言えば済んで、その人たちがやるのは当たり前という安易な考え方はやめて戴きたい。

何の犠牲も払わずに、良い事や命を救う事など出来るはずが無いだろう。



家族が反対する・・・いつもこの科白を聞いて鼻白む。

本気で助けたいと思う気持ちを理解して貰えない家族関係とは、一体どんなものなんだろう。

日頃、家族から尊敬・尊重されていないのだろうか。

もし家族関係が良好なものであるとしたら、家族を説得するだけの真剣さが足りないか、助けたいと願う気持ちが本物でないとしか私には思えない。





私はたまたま夫に恵まれているから、そんな事が簡単に言えるのだと思う人もいるかも知れない。バカ言っちゃ困る。

勿論、私の夫は私自身に対して理解もあれば、私のする事への全面的な協力を惜しまない人だ。だけどそれは、お互いに築き上げて来た信頼関係の上に成り立っているのだ。





私は夫を尊敬しているし、夫は私を尊敬してくれている。

依存し合う事無く協力し合う関係だし、経済的にも精神的にもそれぞれが独立して機能出来るし、どんなに苦しい時でも余所には迷惑を掛けないで自立出来るだけに成長し合って来た。



時には面倒臭くて嫌だけど、ご飯だってちゃんと作る。

私が食いしん坊だからという事もあるだろうが、それだけでは忙しい日々に料理なんか続かない。愛する人に美味しいものを食べさせたいという気持ちが一番の原動力になる。

それをまた夫が喜んでくれるし、味を愛でてくれる。



家族として夫婦として、お互いにやるべき事をきちんとやって来たからこそ、文句も言われないし言わない。




1匹増やす事がどれだけの負担を増すか容易に想像がつくだけに、悩みながら慎重に受け入れて来た。ときには「もう無理だよ」と反対された事もあった。

だけど私の真剣さが解れば、ちゃんと賛成して後は何ひとつ文句も言わずに協力してくれる。



マーゴやペロや多守ちゃんの時など、私より先に「うちの子になるだろうな」と言い出したのはこうちゃんだ。だから私に責任が無いという事ではなくて、どっちもどっち・・・どちらも人には押し付けたくない気持ちが先にたつ似たもの同士という事だ。



勿論、私はこうちゃんの存在を失いたくない。ずっと一緒に生きたい。二人だから苦労も一層楽しい。

出来れば私より最低でも数ヶ月は長生きして欲しい。今日もそう伝えておいた。

1日だけでは片付けも出来ないだろうから、申し訳ないけれど数ヶ月は長生きして、色々と片付けてから私達(私と猫たち)のところへ来て欲しい。







しかし、他人に何か相談やお願い事をしようと電話して、こちらから問うまで名乗りもしないというのは、どういう神経なんだろう。

私は電話に出ると、今の世の中がどういう風潮であろうと必ず「はい、カワグチでございます」と出る。こちらが先に名乗っても、まだ名乗らない。

都合良くお願い事を聞いて貰えたら名乗れば良いけど、ダメかも知れないのに身元を明かす必要は無いという事なのだろうか。

ふん、精神構造って一事が万事なんだな。






愛護センターに連れて行かれた野良猫というのは、C県M市の野良猫だ。ミュウが死に至る発作を起こした時に丸投げで相談があった、あのM市だ。

いい大人が猫の1匹も助けられないなんて・・・本当はあり得ない事だ。

私は猫が好きだけど、好きだから助けたい訳じゃない。元々、好きが高じて始めた事じゃない。見過ごせないだけだ。
マーゴ

フリーズして

Apr. 26, 2009
マーゴ
マーゴ

ハイポ塗られて

Apr. 26, 2009
マーゴ
マーゴ

もうベッドに戻る〜

Apr. 26, 2009
マーゴ

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