猫雑記20090603

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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シャイン

太っちゃった

Jun. 3, 2009

2009年6月3日　水曜日

今日の午後、「危険物」が届いた。

それは「Amazon」で注文しておいた村上春樹の新刊【1Q84】のうちの１巻目なのだが、私にとっては読書は結構な危険物だ。

今度こそ大事にゆっくり読もうと思ったのに、夕方からページをめくり始め、猫家事と晩ご飯の支度の時は除いて、結局深夜までかけて１冊読み終えてしまった。

途中、本だけ読んでいる事に罪悪感を感じて、丁寧に歯を磨いたりもした。

テーブルに向かって読んでいるとジャムが本に乗って邪魔をするし、ベッドでうつ伏せに寝そべって読んでいるとゴマが背中に乗っかって落ち着いてしまうし、足の間にはアンダがはまり込んで寝てしまう。

苦労して色んな体勢で読んでいたら、気が付いたら最後のページになってしまった。

２巻目が届くのは１２日らしい。それまでどうしたら良いのだ。いっそ１２日に２巻とも揃って届けばよかったのだ。あんまりじゃないか。

人がどう感じたかは知らないけれど、とても面白いと思う。

こうちゃんは、私のような無節操な本の読み方はしない。

仕事に関しても、規則正しく丁寧に一定のスピードできちんとやる。時間が来れば本を置き、仕事を中断して今度は猫家事に勤しむ。

朝だってきちんと定時に起きて、どんなに寝不足だろうが熱があろうが二日酔いだろうが、兎に角しっかりと起きる。

かつてこうちゃんと出会ったばかりの頃、あまりにも隙が無いのでサイボーグなんじゃないかと思ったけれど、一緒に暮らしてみても、やっぱりサイボーグっぽい。

その点、私は人間らしい・・・と言えば体裁が良いかな。

子供の頃「寝食を忘れてまで読書や編み物に没頭してはダメ」と叱ってくれた母親の管理下から離れてからは、通常の勤め人だった頃だって仕事がノッてくればいつまでだって続けていたいし、また明日出勤して来るのだから家にも帰るのすら面倒になる。

本を読み始めたら、読み終えるまではどんなに疲れていても読み続ける。こんなに猫がいなかった頃、編み物やパッチワークをしていた時は、１２時間くらい平気で続けた。

当然、その後は疲労困憊する。だから、そういう節操の無い根の詰め方をしてはいけないのだ。

好きになると何にでものめり込んで、飽きるまで続ける。食べ物も仕事も趣味も・・・。誰に似たのか。きっと父も母も、生来はそういう性格なんだろうな。但し抑制していただけで。

私のような人間には、あまり自由を与えない方が良いのだと、今頃になって思う。

誰か私を厳しく律して～。

シャインは気儘に自由に過ごしている。

レンともカシルともジニーとも仲良く出来るし、身体の大きいぶーちゃんやタムも怖がらないし、隣のカワムラさん部屋の猫たちとも時々は格子越しに交流している。

野良の仔猫時代、親兄弟たちとも離れて１匹で生きていたと聞いているけれど、今、血の繋がりはなくても新しい家族を得た。

楽しんで暮らそうね、シャインちゃん。うちの子に出来て、私たちも嬉しいよ。

シャイン

ご飯美味しいし

Jun. 3, 2009