アンダ
ふふふ〜ん♪
Oct. 14, 2009
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2009年10月14日 水曜日
私達がモアに付いている時間が長いせいか、何となく異変を感じるのか、ジャムがそわそわ苛々している。
足元にまとわりついて見上げては、文句たらしく鳴く。足を一歩でも動かそうものなら、また大声で鳴いて文句を言う。
気持ちは解らないでもない。でもね、今は大事なときなんだから、ジャムも我慢して。
アンタの手術の後には、アンタに付きっ切りで、アンタと一緒に辛い思いをしていたでしょ。一番辛かったのはアンタだけど・・・。
モアをご心配下さって何人もの方がメールでアドバイスを下さったのですが、お返事している時間と気持ちの余裕が無くて、ここでお返事する失礼をお許し下さい。
その1.「うちの猫は抜歯して口内炎が治りました。モアちゃんも体力的に無可能なら、抜歯したら良くなるのではないでしょうか」
ご心配、有り難うございます。
長い年月、日記を書いておりますので、全てをご覧戴く訳にはなかなか行かないと思いますが、モアは、3年前に大変な手術をして抜歯しております。
元々が歯周病からくる、歯と歯茎の境目から赤く炎症を起こすような口内炎ではなく、ワクチン接種後に突然発症した口内炎でしたので、先生とも治療の経過を観察しながら、当初は抜歯せずにおりました。
そして比較的身体の状態が良くなっていた時、思い切って抜歯したのですが、残念な事に抜歯しても実は全く改善しませんでした。
抜歯後の歯茎の傷が塞がった痕も、赤くブヨブヨと爛れています。上顎も歯の無い歯茎全体も、ほぼ口の中全体が炎症を起こしているのですが、便宜上「口内炎」と一言で呼んでいます。
それでも、歯があれば口の中は汚れが溜まり易く、細菌の温床になる事も事実ですので、炎症を悪化させる要因のひとつを取り除くという意味では、抜歯した事は正解でした。
そもそも歯根が腐りかけていましたので、どのみちそれも痛みを起こしていたと思います。
なので、モアにとって抜歯は既に処置済みで、今の状態を改善してくれる手段の一つになり得ないという事なのです。
でも、ご心配戴いたお気持ち、嬉しく思っております。
有り難うございました。
その2.「モアちゃんはシーバを食べていたようですが、a/dをぬるま湯でゆるくしたものをあげてみてはいかがでしょう?」
アドバイス有り難うございました。
実は、それもこれまでの4年半の間には試してみましたが、缶詰フードや液状のものでも固形物が混じっていると、口の中の痛い部分に張り付いて、余計に痛がって苦しむようです。
どんな形状の、どんな大きさの、どんな匂いの、どんな固さのものだったら食べられるのか、考え得る殆ど全てを試したと思います。
その結果、変化の歴史もありましたが、最終的に痛みを訴えながらも食べられるものが、つい最近ではシーバだけだった・・・という事なのです。
これは今後も変化する可能性があります。
日記でしか書いていない、それも全てを書き尽くせないものですから、誤解のもとや説明不足が常に生じていると思います。申し訳ありません。
モアの闘病記を書くのが目的ではなく、それは私にとっても自分を精神的に追い込む事となりかねず、むしろ避けております。
ですが、どうしても時折は話題にしてしまうものですから、ご心配をお掛けしてしまうのだと思います。
何も話題にせずに、いきなり「モア永眠」と書く日が来るのも辛く、ここはどうか不徹底な日記をお許し戴ければ幸いです。
その3.「アインちゃんのときのように、強制給餌はなさらないのですか?」
昔から読んで下さっていて有り難うございます。
そしてアインを覚えていて下さって嬉しいです。
モアは、保護当初から投薬も爪切りも簡単に出来る、とてもケアが楽な子でした。
ですが口内炎は突然かなり酷い状態で発症して以来、口の周辺を触られる事を嫌って、無理にスポイトやシリンジなど差し込もうとすれば興奮して暴れてしまうようになりました。
それ程に痛いのでしょう。
通院の際、先生が口の中の様子を診るのに一瞬だけ口を開ける事が出来る事もあるのですが、診察台の上ではどの猫も比較的緊張して飼い主にはさせない事もさせる事があります。
2ヶ月に一度程度の通院の繰り返しの中でも、先生でも口を開けさせられない事もありました。
鼻からチューブを入れて流動食を直接胃に流し込むという遣り方もあるとは思いますが、一時的な対処としてならばそれもアリでしょうが、永久にそうして生きさせる事が果たしてモアにとって良い事なのか、且つそれでは問題の根本解決にならないのと、その都度のストレスを思うと私達には出来ませんでした。
モアは食べる事が大好きです。
痛みでのた打ち回ってでも、最近までは1粒ずつ口に入れ、丸飲みに近い形で食べていました。
しかし食べても食べても、この半年でどんどん痩せて行きました。
被毛の状態やオシッコの匂い・色からして、肝臓がかなり機能していない事は私達の目にも明らかでした。口内炎だけでない問題が、モアに起きている事は確かでしょう。
アインと同時に闘病させていたジーコの事も覚えていて下さると思いますが、ジーコが肝不全で、やはりモアと同じような状態でした。
既に肝不全も末期と診断されてからは、保温と安静、そしてキドナの1時間おき24回の強制給餌だけでジーコは1年半生きました。
そしてある晩、「もうやめて」とジーコは訴えました。その翌日、時間を掛けてゆっくりと逝きました。
どの子に関しても、私は診断内容や治療法の全てを書き記す事は致しませんが、先生との信頼関係の中で話し合い、その都度対処しつつ、最善と思われる道を選んでいるつもりです。
それでも何が正解なのかは解りませんし、常に心が揺れます。
今、モアにしてやれる事を、私達も真剣に考え模索しております。
アインやジーコにしてやれた事が、カワムラさんのときには出来ませんでした。
それはカワムラさんが、自分の生き方として拒んだからです。
そして立派に自力で食べられる為の手伝いをして、彼はその時点から2年半生き延びました。
カワムラさんはジーコともアインとも違う道を望みましたし、カワムラさんにとって最善と思われた対処が、今度はモアにとって最善とは限りません。
モアはアインともジーコともカワムラさんとも違うケースなのだと思います。そして私達も、これで万全という対処方法をを持ちません。
ですが、簡単には諦めていません。モアが生きる意欲を見せてくれる限り、とても諦められません。頑張りますので、どうか見守っていて戴ければ幸いです。
その4.「******という抗生物質が口内炎に効くという情報が多く、うちの猫にも使ったところ、とても良くなりました」
ご心配、有り難うございます。
おたくの猫ちゃんの口内炎が、そのお薬で改善されて良かったですね。
食べられるようになる事は最高に嬉しいですものね。
実はそのお薬に関しては、3年前に知って、先生にも相談した事があります。
また、私自身も免疫異常の疾患があり、主治医から別の病原性の高い細菌が検出された場合には、その影響だけでも除く為にその薬の使用を薦められた事があります。
そして副作用とのバランスを鑑み、モアには使わない事に決めました。
私が人体実験してみても良いとも考えたのですが、その薬の作用というのが白血球に入り込んで働くものであるらしい事から、免疫疾患である私としても、更に免疫に異常をきたす恐れがあるのではないかと不安に思い、やめました。
強い薬には、プラスの面とマイナスの面があって当然でしょうし、そのバランスの中で個別に判断して使うものだろうと考えます。
モアの口内炎を起こしている原因の最たるものは、口内細菌だけではなくて、カリシウィルスであろうというのが私達の見解です。
そのお薬では、細菌には作用してもウィルスには効果がないと思われ、モアの場合には試してみるだけの気持ちが持てませんでした。
しかし何度も心が揺れたのも事実です。
良いと思われるものは何でも試してみたい・・・そう思うのが親心ですから。
本当は、別の子の口内炎や口角炎、副鼻腔炎、私の咽頭炎や口内炎にバツグンの効き目がある某メーカーのプロポリスこそ、是非モアに使いたいのですが、ただでさえ口を開けさせないモアに、刺激の強いプロポリスを続けて与える事はまず不可能と諦めています。
刺激の無いコロイダルシルバーですら、直接投与出来ない有様なんです。
死を覚悟する位だったら何でも出来る・・・そう思って、この数日も可能な範囲で色々とチャレンジしております。
モアと私達夫婦との間で良く意志を確かめ合い、それで選んだ道がきっと正解なのだと信じたいです。
どんなに心が揺れても、どんなに悔いが残っても、モアに受け取って貰えるだけの私達の愛と誠意を伝える努力をしたいと思います。
どうかこれからも、おたくの猫ちゃんが楽しく食べて元気で長生きしてくれますように・・・そしてうちのモアも。
有り難うございます。
敢えてこういう形でお返事したのは、きっと他にも疑問に思われている方がいらっしゃると思ったからで、どこかの時点で1箇所で今までの経緯が見て戴けたら・・・と思う気持ちも手伝って、要点だけ抜粋してご質問とアドバイスを掲載させてあ戴きました。
不精なお返事でごめんなさい。
お気持ちにかけて戴いた事だけでも、本当に有り難いと思っています。
有り難うございました。
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さて、モアにハイポを大量に飲ませたいので、今からまたホタテでダシをとろうかな。
ゴマがアタシにもホタテ、ホタテ・・・と大騒ぎするのが困るんだけど・・・。(与えても構わないけど、ストルバイト歴がある子に、こういうミネラル分の多い余計なものを食べさせたくないに決まってるのだ) |
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