猫雑記20091211

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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レン

新しい友達？

Dec. 11, 2009

2009年12月11日　金曜日

朝から冷たい雨。

神経痛は酷くなているけれど、タマちゃんを退院させなくてはいけない。

雨の中にリリースする訳ではないので、ずっと気が楽だ。

かつて一度は台風の中でリリースしたみーちゃんを思い出し、情けない気持ちが甦る。

あの時は本当にごめんね、みーちゃん。

でも時間は掛かったけれど、その後もう一度保護されてくれて有り難う。

みーちゃんを家に入れられた事、そして家猫として見送れた事は、私の一生の誇り、永遠の喜びだよ。

タマちゃんをお迎えに病院に行くと、衝撃的な事実を知らされた。

既に手術済みだったのだ。

色んな謎が氷解して行くのを感じた。

あの頃・・・タマちゃんきょうだいが突然成猫の状態で現れた頃、次々と猫を捨てに来られたのを思い出す。

それはそれで構わないと思った。

避妊がされていなければ捕獲して手術するだけ、お腹を空かせている子があぶれないよう、エサやりの場所とエサの量を増やすだけ・・・どこか山奥や川に捨てに行かれるよりはマシだ。

但し一定限度の頭数を超えれば、たとえ野良の環境に仕切りはないとは言えど、餌場近くが過密になり過ぎて追いやられる子も出て来るだろう。

定着出来るのは、強いオスである事が多いのだ。

私に何度もエサやりを引き継いで欲しいと言っていたバアさん達・・・その中でもリーダー格だった比較的若いバアさんが、ある日車でやって来てうちの車寄せに駐車し、うちには声を掛けずに庭と公園を調べていた。

あれは「下見」だったのだと、あの時も思った。猫を捨てに来る為の、場所の確認だろうと。

「ここならＯＫ」と思っただろうな。

私は最初、監視カメラのセンサーが働いて車が停まったところで監視を始めた。

車から見覚えのある人が降りて来た様子や、その人が門の中まで入って来て餌場をしげしげと眺めている様子が監視カメラで全て見えた。

そして門の外に出て行って公園の方に行った後は、カメラの監視外エリアなので、ベランダに出て彼女の様子を見ていた。

よほど声を掛けようかと思ったけれど、直ぐに車に乗り込み去って行った。

そして新顔の野良猫が次々と増えた。

その後、その人から定期的に連絡があったものがプッツリと無くなった事も、いかにも不自然だった。

でも、それを卑劣と思うよりは、野良猫の事が気になって誰かに託したいという切羽詰った思いからした事だと考えてあげる方が良いだろう。

何もお人よしで言っている訳じゃない。

「地域猫」と言いながら、安楽死などという解決方法をとるボランティアが増えているようだから、そんな事になるよりは私がエサやりを引き受ける方がずっとマシじゃないか。

色々と考えた末、タマちゃんを入れる部屋はぶーちゃん部屋にした。

ケージの中で固まったままで、あまりケージに近づき過ぎると重低音の唸り声をあげる。オシッコは上手にトイレで済ませたけれど、ご飯も水も口をつけない。

カイルの時もそうだったけれど、暫くはそっとしておいて、根競べするしかないのだ。

触らせないし、話し掛けると怒る。

でも、あれだけ威嚇が激しかったカイルがある日突然、触らせてゴロゴロ言うようになった事実もある。タマちゃんは１６年間で唯一、ベランダに辿り着いた賢い猫なのだから、きっと解ってくれるさ。

挫けずに待とう。

と言いつつも、心配で仕方ない。

１匹増やす事の大変さを、こうして毎回思い知る。

この苦労も、いつかは笑い話になる事が多い。

決して人馴れしないまま一生を終える、みーちゃんのような猫もいるけれど。

シャイン

オカッパ頭だわね

Dec. 11, 2009