猫雑記20100118

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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みーちゃんへのお花

Jan. 18, 2010

2010年1月18日　月曜日

みーちゃんの１周忌。

まだ去年の今日の事は思い出したく無い。だけどみーちゃんはいつも私の背骨の中に居て、弱い私を支えてくれている。

みーちゃんのように毅然として生き、一人でも堂々と穏やかに死にたい。

みーちゃんは過去に２度捕獲されていたものだから、いざ保護を決めてから何ヶ月も全く捕獲出来ずに居たのに、あの時、ふと魔がさしたかのように突然ケージに誘導されて入ってくれた。

みーちゃん、捕まってくれて有り難う。

そして私と共に生きてくれて有り難う。

私の元で旅立ってくれて有り難う。

みーちゃんはいつまでも私のお手本であり、私の誇りだよ。

お花を戴いたよ、みーちゃん。

嬉しいね。綺麗だね。

浅川マキが亡くなった事を、今日の新聞記事で知った。

私の中学時代には、既に「アングラの女王」と呼ばれていた歌手だ。シンガー・ソングライターでもあるけれど、スタンダードを歌っても独特の世界があった。

ちあきなおみの歌う名曲「朝日のあたる家」は、浅川マキの作詞だ。

「朝日のあたる家　The House of the Rising Sun」というのは元々がアメリカ民謡なので、これまでに実に色々な歌手が歌って来た。

私達の世代だと、どうしてもアニマルズのバージョンが最も耳に馴染んでいるかも知れない。一度聴いたら忘れない印象的なギターのイントロが、今でも直ぐに耳に甦る。

ちあきなおみの歌うこの曲を最初にＮＨＫの番組で聴いた時には、ぶっ飛んだ。

日本語の歌詞がついているのだが、何たって「The House of the Rising Sun」と呼ばれる娼家が「朝日楼」である。上手いのだが、最初は二人で笑ってしまった。「こなれて」いるなあ・・・と感心しつつ。

この「朝日楼」だが、ちあきなおみの歌唱に惹かれて何度も聴いているうちに、歌唱力・表現力の素晴らしさだけでなく、歌詞も実に見事だと感じるようになって行った。

これほどまでに日本でもポピュラーな曲に日本語の歌詞を付けるのは、容易い事ではない。大抵の場合、原語の方が耳に馴染んでいて、日本語の歌詞には違和感を覚えるものだ。

勿論、ちあきなおみの表現力に因るところは大きいのだが、とてもメロディと内容にフィットしたシンプルな歌詞が乗せられている。

こんな事は文章で書いたものを読むよりも、先ず聴いた方がずっと早く深く納得出来る。

YouTubeにリンクを貼っておくので、ご興味のある方と環境が許す方は、是非聴いてみて下さい。本当に素晴らしい、まさに絶品です。

【朝日楼　～朝日のあたる家～】 >>ちあきなおみ版　

日本にはこれ程の歌手がいたのだと、今更のように感動した。

「アタシが着いたのは　ニューオリンズの　朝日楼という名の　女郎屋だった」という出だしに、先ず鳥肌が立つ。

同じ曲を他の歌手で聴き比べてみると楽しい。 >>浅川マキ版　　　 >>アニマルズ版　　　 >>ボブ・ディラン版

という事で、今夜はちあきなおみを聴きながら浅川マキを偲んでみた。

他にも今日は訃報が多かった。

小林繁なんてこうちゃんより２歳も若かったし、桑田真澄のお父さんだってこうちゃんより７歳しか上じゃないのに・・・

桑田が涙を見せずにインタビューに答えていた姿が、むしろ悲しくて立派に見えた。

だいたい人前（テレビカメラの前）で泣き過ぎだよ、最近の男たち・・・なんて、性差別的発言だったかな？

「死」にまつわる話題ばかりでゴメンナサイ。

偶然なんだけどね。

ペロ

朝陽のあたる家って

Jan. 18, 2010