トム
オッス、久し振りっス
Mar. 7, 2010
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2010年3月7日 日曜日
雨降りで寒い。真冬に逆戻りだ。
そんな雨ニモマケズ・・・今日から3週間ぶりに営業再開した中華料理店「元盛」に行く。
長かった3週間・・・昨夜から何を食べよう・・・とワクワクしながら考えて「サンマー麺か?」と思ったけれど、やはり初日はランチセットにした。
ニラのワンタンが入ったスープを一口すすった時、ああ、この味、やっぱり美味しい・・・としみじみ感じた。
細切りの豚肉とジャガイモの千切り炒め、美味しい。
卵とエビのチリソースの卵はフワフワ、エビはプリプリで美味しい。
ザーサイも美味しい。
久々で幸せなランチ。
でも、家に戻ると食べられない子がいるのだ。私達だけ「美味しかったね」などと言っているのが申し訳ない。
このところ、トムの食べっぷりがおかしくなっていた。
この子は時々フードに飽きてしまうのだが、それでもフードを変えてやると食べた。
トムは肝臓も腎臓も悪いので、矢鱈なものは食べさせられない。処方食で質の良い事は言うに及ばず、脂の強いものは代謝が難しいからダメだ。
いよいよ食べてくれるドライが無くなってしまい、先日から缶詰に切り替えたところ、目先が変わったせいか食べてくれていた。
それが今日は朝ちょっと食べたきりで、それっきり一口も食べない。水も飲まない。毛がパサパサしていてフケも多い。
付きっ切りで撫で、ノミ取り櫛でそっと撫でるように梳いてフケを取ってやる。
蛇足だが、猫のフケは汚れているから出るというものではない。代謝が悪くなっている証拠だ。
だからシャンプーなんかしてもダメだし、むしろどこか悪いところのある子にシャンプーするなんてもってのほかだろう。例外はあるかも知れないが、殆どの猫にとってシャンプーされる事はストレスだし、ストレスが免疫を落とす事はもう良く知られている事実だと思う。
私が猫をシャンプーしていたのはミュウとアインまでで、ジーコは一度だけ美容室でシャンプーしたら、ストレスでハゲてしまった。
その時に相談した獣医師が、「シャンプーなんて人間の都合なんだよ、猫にとっちゃ迷惑でしかないんだ」と叱ってくれた。それ以来、私は保護猫ですら洗わない。
よほどノミだらけの仔猫で、寒い季節でなければ洗うかも知れないが、汚れていても、ノミ駆除をした後で蒸しタオルで拭き上げるだけだ。
何日か続ければ、それで綺麗になる。
触れない子の場合には、初日に病院でノミ駆除して貰った後は、ベッドや敷物を毎日洗う。身体の汚れは少しずつ敷物に移り、そしてセルフグルーミングも手伝って綺麗になって行く。
兎に角、フケが出ているからと言って、「大変、洗わなきゃ!」と思うのは間違いだと思う。
それは身体の状態のひとつのバロメータであると思った方が良い。
元気も無くなっていて、寒いのに冷たい床の上でうずくまっている。
これはちょっと変だと思い、抱き上げると素直に抱かれている。いつもだったら、じっと抱かれるなんて事はあり得ない。こちらに幾つもの深い傷を負わせるのがオチなのだ。
だから抱き上げる必要がある時には、背中から抱く。両前足の脇の下に手を入れて抱き上げ、素早く移動させる。
それが今日は、向き合って抱っこが出来るではないか。鼻を突き合わせてチュッも出来る。嬉しいけど明らかに変だ。具合が悪いのだろう。
巨体は随分と軽くなってしまった。
かつては8キロを超えていたのに、今日抱いた感じでは、量ってはいないけれど6キロ台くらいだろうか。
明日になってもどうしても食べなければ・・・その時は病院に連れて行こうかと話していたのだが、色々と食べさせ方を工夫し、半日かけてずっと撫でているうちに、ふと決意したように水のところに行き、長い時間をかけて大量にハイポ水を飲んだ。
晩年のカワムラさんの水の飲み方と同じだ。
少し元気が出て来たらしく、撫でたりフケを梳いている私の手を噛んだり尖った爪でパンチして、私の指に何箇所も傷を負わせてくれた。
よしよし、それでこそトムだ。
ペースト状の缶詰フードをぬるま湯でのばし、ポタージュ状態にしてハイポを10プッシュほど加えて与える。
それでも水の飲み方、飲む量、オシッコの回数と量・・・いずれも普通でない事は確かだ。
保護した時は死体のようだったトム。
既にその時、肝不全と診断されたトム。あれから3年と少し。
今こうして生きていられるのは奇跡としか言いようが無いし、神様から貰ったオマケの時間を過ごしているのかも知れないけれど、折角元気になったのだからもっともっと一緒に居たいよね、トム。
爪を切ろうとしたら、唸って噛み付いた。
重曹を溶かしたお湯で絞ったタオルで身体を拭いたついでに、電光石火で固まった黒い目やにを拭いたら、怒った怒った。
3年前に入院していた時も、マツモト先生が「結構、怒りん坊です」と言っていたっけね。
トムはみーちゃんが唯一、野良時代に近寄る事を許したオスだった。
みーちゃんと私の息子みたいなものなのだ。しかも長い間保護してやれず、発見した時には死に掛けていて・・・搬送する車の中で、死んでしまうかと思った位に酷い状態だったのだ。
トムはトムで、特別に愛しい子なのだ。ブサイクだけど、とびっきり可愛い我が子。
もっと時間を掛けてケアしてやろう。甘えん坊なんだもの、トムは。
もう一度元気になって、暴れん坊のトムに戻って欲しい。
私があと8人くらい居たら・・・トムに掛かりっきりになっていても、マーゴにもモアにも、チャイにもリマにもジャムにもゴマにもアンダにもガラにもフレアにも、要求通りにずっと一緒にいてやれるのに。
頭数が多いだけじゃなく、一人部屋のガラとフレア、自分のケージに戻らないとご飯とトイレが出来ないマーゴとナムとトムとモア・・・みんな手が掛かり目が離せない。
時間も欲しいが、分身はもっと欲しい。 |
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トム
お水ガブガブガブガブ
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トム
目やに取るってか?
Mar. 7, 2010 |
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トム
へへ、綺麗に
なったぞ
Mar. 7, 2010 |
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トム
気持ち
良かったりして
Mar. 7, 2010 |
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