猫雑記20100317

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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タマちゃん

もう朝？

Mar. 17, 2010

2010年3月17日　水曜日

昨日より１０度近くも気温が下がり、またまた冬のような一日。

これでは人間も猫も調子が狂ってしまう。油断せずに、室温の管理に努めよう。

唐突だけど、トイレの話。

汲み取り便所なんて使った事のない若い世代もいるかも知れないけれど、私の世代ならばみんな過去に経験していると思う。

自宅のトイレに限らず、学校のトイレも駅のトイレも友達の家のトイレも、皆、汲み取りボットン便所だった時代があったのだ。

それはちょっと恥ずかしくも恐ろしい場所だった。子供たちには恐ろしく、羞恥心の発達した大人たちには恥辱の場所でもあっただろう。

昭和３０年代・・・まだ就学前の子供だった私は、駅前の広場で遊んでいて、一度だけ駅のトイレに入って仰天した。掃除の行き届かない駅のトイレはとても臭く、下を覗くとたくさんのウジが蠢いていた。

とてもしゃがむ気になれず、家まで走って帰ってオシッコを済ませた。

ツンと目にくるアンモニア臭と糞便臭の交じり合った臭気の記憶と共に、あの光景が思い出される。

学校のトイレは個室がズラーッと並び、下は全部繋がっているので、それはそれは大きな糞尿地獄だった。落ちたら生きて居たくないと思っただろう。

家のトイレは、換気システムがあったせいか臭かった記憶は無いのだが、それでも「ご不浄」という名の通り、汚いものが一定期間溜まっている場所である事に変わりは無かった。

人間だってみんな汚いものを排泄して、誰かのお世話になって汲み上げて貰うのだという仕組みを理解するには良い経験だったかも知れない。

だけど子供心に、学校や駅などの公衆トイレは臭くて汚い場所だという刷り込みがされてしまったのか、家のトイレ以外は使えなかった。

その傾向はかなり大人になっても直らず、オシッコが「遠い」のも幸いして、とっくに「水洗」の時代になったにも拘らず、学校だろうが職場だろうがあまりトイレに行かない習慣が出来てしまった。

それはきっと、今の良くない体質に影響を及ぼしていると考えられる。便秘と腎臓の悪化・・・どちらもトイレにあまり行かない長年の習慣が悪かったと思う。

今更だけど・・・。

汲み取り便所の時代に話を戻すと、月に一度だか二度だか子供だったから関知していなかったけれど、バキューム・カーがやって来て汲み上げてくれていた。

それは確か有料であったと思う。

私の故郷の町では、その「汲み取り」を「ボウエキ」と呼んでいた。

当時はろくに考えもしなかったのだが、それは「貿易」ではなくて「防疫」だったのだ。きっと「＊＊防疫」とか言う名称の会社が請け負っていたのではないかと思う。

その後もう少し大きくなってからも、「＊＊貿易」などという会社名を耳にすると、どうしてもバキューカーで糞尿を吸い上げて回る会社のように思えて仕方なかった。

しかし有り難い事だ。

ゴミの収集にせよ汲み取りにせよ、みんなが出来ればしたくないと思っている汚い仕事を引き受けてくれているのだから。

今の水洗トイレでは、レバーをひねれば一瞬にして汚物が目の前から消え去ってくれて、その後の事は全て「ブラックボックス」の中の事で済まされてしまう。

自分だって食べて排泄して、誰かのお世話にならなければ（或いは、自力で汲み上げて処理しなければ）その汚物は自分の生活空間に溢れてしまうのだという事を知らなければいけない。

それをほっかむりしたまま、あたかも自分だけは綺麗だとでも言っているかのように、野良猫の糞に目くじら立てるのは恥ずかしい。

オマエノウンコダッテ、凄ククサイハズダゾ！と言ってやりたい。

因みに私は極度の便秘なので、私のウンコはあまり臭くありません事よ。

でも本音を言えば、どれだけ臭くても良いから、食べるそばからどんどん（敢えて擬音は挟まないけれど）出て欲しいと切実に思う。

ウンコの話に終始してゴメンナサイ。

好きなジャンルだものだから、つい・・・

タマちゃん

まだ眠いんだよ～

Mar. 17, 2010