《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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アンダ

お姉ちゃん
何してんの?

Jul. 6, 2010
2010年7月6日 火曜日

相変わらずはっきりしないお天気が続く。ゲリラ豪雨の被害も、各地で相次いでいる。

梅雨はいつ明けるのだろう。






私のところに寄せられる情報は専ら猫や犬に関してだけだが、世の中には色々な野生動物の保護をしている人達もいる。

国や人種、風土によって歴史も価値観も違う事が多いので、ある人たちにとっては当たり前のようにして昔から続けて来た事が、ある人たちにとっては許し難い事として捉えられ、断罪される場合もある。

犬・猫を食べる習慣の国を引き合いに出すまでもなく、我が国の捕鯨やイルカ漁などその典型だろう。



その事を考えると、なんとも重たい気持ちになる。



先日、タコも絶滅が危惧されている動物だと知った。ヤンバルクイナやホッキョクグマ、アフリカゾウ・・・そういうものが絶滅危惧種だとは知っていたが、まさかタコまでが・・・。

日本人はどうしてタコやマグロが好きなのだろう?

今夜も、スーパーではタコがたくさん売れ残っていた。茹でて冷凍して流通させるので日持ちがするせいか、大量に取り扱いし過ぎているのではないだろうか。

でも、それは肉も同じ事。



猫の命を助けたいと思って努力して来たつもりの私が、畜肉や魚は食べる。その命を戴いている。

それがどういう事なのか・・・生き物の命を愛護する気持ちに矛盾がある事は承知の上で、私はベジタリアンになれないでいる。



この問題を掘り下げて行くと今の私には無限地獄におちいる問題なので、これ以上は書かないけれど、自分で育てた牛や豚は、殺して食べられないだろうと思うから、やっぱり私もずるいのかな。



そんな事を考えてしまうのは、今、シジミの砂抜きをしているせいだ。

このところ、夜になると半額になるものばかり24時間営業のスーパーで買っていて、シジミもその一つなのだ。夜の間に砂抜きをして、朝ご飯に味噌汁に仕立てる。

暗いキッチンの片隅で油断して呼吸していたら、朝になるといきなり鍋に移されて、あっという間に周囲の水は沸騰し、口を開けて(本当は口じゃなくて貝殻だが)死んでしまう。

まるで釜茹での刑じゃん。



そしてその死骸を、美味しい美味しいと言って食べる私達。

食べた事は無いけれど、アワビや伊勢海老の地獄焼きと変わりない残酷さだ。

だけど、死んでしまってからのシジミやアサリは火を通しても貝を開かないし、食べるものではないと子供の頃に教えられた。

だから生きたまま茹でる訳だ。



明日の朝も、シジミ汁にする予定だ。シジミの命と栄養を有り難く頂戴する。



こうして他の生き物の命を戴いてまで生きていくのだから、私達はせいぜいマシな事をしなければバチが当たるだろう。

マシな事とは、生きるのに精一杯で手段を持たない動物には出来ない事だ。自分以外の弱いものを守り助ける事は、人間にしか出来ない(多分・・・)のだから。








さて、昨日の続き。

若い世代が保護や避妊を頑張っているという件。



先日、自分の住むマンションの大家さんが建物内に入り込まれて困っていた野良猫の問題で、サイジョウさんが迅速に動いた。

疥癬でボロボロのその猫を、考えるより先に身体を動かし、兎に角、保護をした。

現在、疥癬治療を続けると共に、避妊手術も無事終えたところだ。



そしてダブルキャリアである事も判明。

それでもリリースはせず、ケアを続けて里親募集しようと決意した事を知った。



それが如何に勇気と決断の必要な事であるか誰にだって想像がつくとは思うけれど、この写真をご覧戴ければ、その想像以上だとお思いになる人もいるやも知れない。
野良時代に栄養状態が悪くて、ここまで痩せてボロボロになっていたカイちゃん。

そもそも栄養状態の悪い子が、ここまで疥癬を酷くさせてしまうものなのだが・・・。
疥癬の治療薬で成虫は死んだものの、掻き毟った傷が完治するまでは、その傷がまた痒い。

カイちゃんにとっては、今が一番辛い日々だろうと思う。

解るよ、カイちゃん、カイルもそうだったからね。

独身女性が住む集合住宅に、保護スペースの余裕がある訳ではない。

多頭飼育の先住猫もいて、感染力の強い外部寄生虫の駆除が完了していなくて、おまけに人馴れしていない。

じっくりマイナス面ばかりを挙げていたら、とても行動出来なくなるようなケースのひとつだろう。



でも迅速に行動に出なかったら、この「カイちゃん」はもうそんなに長くは生きられなかったと思う。

エサにありつけていなかったからこそ、こんなにも酷く疥癬に侵されているのだし、ダブルキャリアというハンディもある。

そして毎日のこのお天気。

辛うじて屋根のある場所で休もうとしても、猫嫌いの住人に追い出される繰り返し。梅雨明けまで生き延びられなかったかも知れないと思う。





疥癬はなかったものの、ダブルキャリアのチャイの保護時を思い出した。

あの時、私は手を差し伸べようかどうか数時間迷っていた。

旱々照りの暑い夏の日だった。

見捨てなくて本当に良かった。



そしてチャイは、メラ達や亡きみーちゃんと共に色んなドラマを見せてくれた。

それは概ね幸せのドラマだ。

みーちゃんに存在を認められた、あの感動の瞬間>>こちらの連続写真をご参照ください)・・・チャイを嫌って威嚇が一番激しかったメラとの、その後のラブラブの日々・・・



ジニーとレンやぶーちゃんとのほのぼのとしたドラマもたくさん見せて貰った。



猫たちが幸せそうにしてくれていれば、私たちも幸せな気持ちにして貰える。猫たちを幸せにしてやりたいが為に、私たちは日々頑張れる。

そういう小さな幸せの積み重なったドラマである。




助けたつもりの捨て猫から、たくさんの贈り物を貰っている。

ボロボロだったチャイもジニーもカイルトムも、みんな見違えるように綺麗になり、丸々と太ってのびのびと暮らしてくれている。

みんな神様からのご褒美と言い変えても大袈裟じゃない。

天から幸せを届けに来てくれているボロボロの猫たち・・・それを無視したら、必ず心は貧しくなり、幸せとは程遠い事になるのを知っている。






しかし、今は度胸が据わってどんなケースの保護猫でもドンと来い!の人だって、人生最初の保護ではオロオロしたはずだ。

私もそうだった。

かなり肝の据わって来ているはずの今だって、ホイホイと喜んで新規に受け入れられるものではない。

しかし、今は今なりの事情があってこれ以上の無茶な増やし方は出来ないけれど、いざ自分が足元に保護を必要としている命を発見してしまった時には、逃げないで手を差し伸べられる自分であると信じたい。



そういう風に自分を信じる事が出来なくなった時には、どこの誰に批判や中傷なんかされるよりも、遥かに辛いものだ。生きていく勇気すら失くす。

むしろ他者からの批判など、あって当たり前・・・他人は無責任に色んな事を言いたがるものなのだと心得ていた方が良い。



それと同時に、他人からの評価の為ではなく、自分の心を騙す事の無いよう、自分の心の平安の為にも、ちょっと無理をしてでも自分の潜在能力を引き上げて、今までは出来ないと思い込んでいた事に挑戦し、それをやり遂げる事くらい手応えもやり甲斐もある事は少ないんじゃないかと思う。



だから、自分の弱さや迷いをひとつずつ乗り越えようと努力しながら頑張る若い人達には、私は心から応援をしたいと思う訳だ。

その「応援」がどういうものになるのか・・・その時々で出来る事と出来ない事があるけれど、言葉だけではない行動で何かしら役に立てれば、自分を嫌いにならないで済むだろう。



疥癬のカイちゃん・・・これから里親募集をする予定だ。

その時は、どうか応援宜しくお願いしますね。

見違えるように綺麗になってからのカイちゃんの写真を、どうかご期待下さい。
ジャム

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孤独を楽しんで
いるのよ

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