猫雑記20100801

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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カイル

ボクもトムを知ってる

Aug. 1, 2010

2010年8月1日　日曜日

今年も「キンカン」が欠かせない季節になった。

家の周り中が藪だらけだから、当然、藪蚊がウヨウヨいる。玄関の鍵を開けている僅かな間にも、しっかりと狙われている。

動かしている腕まで刺されてしまうし、誰と居ても私が集中的に刺される。

いつも微熱があって体温が高いせいかも知れないが、私の血は濃くて美味しいのだろうと勝手に解釈している。

血を吸っても構わないから、後で痒くする事だけはやめて戴きたいと、昔からそればっかり思う。

どうにかもっと上手く共存出来るようにならないものだろうか、蚊と人間は。

一応、玄関先とエサ場、そしてベランダには、蚊もあまり出て来ない昼間を除いて、夕方から朝までは蚊取り線香を焚いている。

それで蚊が死ななくても良いから、寄って来ないで欲しいのだ。

百歩譲って、私達人間から血を吸っても良いから、キンカンなんか塗れない動物たちの血を吸うのはやめてくれないかな。

野良猫も、黒猫や黒白の黒い部分は、不思議と蚊に集中的に狙われる。野良生活の長かったトムの黒い耳は、いもつ蚊に刺されてボコボコ、血だらけだった。

当然痒くて掻き毟り続け、毛根までが損なわれてしまうのだろう・・・ハゲたまま、もう毛が生えない。

神様はどうして蚊なんて生き物を造ったのだろう。

トム、弱っているのが目に見えて解る。

それでも近づいて行くと、小さな声で鳴いて甘える。

可愛い愛しい変な顔のトム。

あんなに酷い状態になる前に、もっと早く、みーちゃんの保護の時に同時に家猫にしてやれていたら・・・と、今更考えても仕方ない事を悔やむ。

ごめんよ、トム。

今夜の通院でも、ちょっと怒っていたね。先生も、無理にはもう患部に触ろうとしない。

補液と抗生剤を打ち、さっさと家に戻る。

おうちがいいね、トム。

しかもアンタが尊敬していたカワムラさんの部屋だもの、一番安心出来るよね。

そっとおやすみ。

それがきっと、今のトムが一番望んでいる事だ。

カイル

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Aug. 1, 2010