アンダ
九州のお母ちゃん?
Aug. 7, 2010 |
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2010年8月7日 土曜日
北九州のSOS(>>こちら参照)に、本日ようやく終了のご報告をする事が出来た。
心に想う事はたくさんあるけれど、先ずは応援して下さった皆様に心から感謝の気持ちをお伝えしたい。
有り難うございました。
既に終了のご報告をご覧戴いた後かも知れませんが、ここでも改めてお礼申し上げます。
飼い主が不治の病で入院・・・無人の家に残された1匹の犬と13匹猫たちを、飼い主の友人ムカイさんがお世話に通いながら里親探しをするというSOSを当サイトで立ち上げたのは、ちょうど4年前の今頃だった。
SOSの前に犬と猫2匹には里親さんが見つかり、残す12匹のうち1匹「グレちゃん」には脊椎損傷があって特に介護が必要という事で、ムカイさんは躊躇う事無く自宅に連れ帰ってくれていた。
ムカイさんご自身が、当時15匹ほどの多頭飼育だったと記憶している。
しかもお独り暮らしでフルタイムのお仕事を持つ身だ。
毎日無人のお宅に10匹の猫たちのお世話に通うという事がどれだけ大変な事か、そして介護の必要なグレちゃん1匹でも引き取るなど、とても簡単に決断出来る事でない事は誰にでも解ると思う。
少し前、その飼い主さんが亡くなった事はこの日記でも書いた。今年の2月、飼い主さんはこの世を去った。
そしてムカイさんは、里子に出ていない4匹を引き離す事はしたくないと考えて、全頭、家に引き取る事を決意した。
そうしてこのSOSは、終了宣言する事が出来たのだ。
我が家のアンちゃんは、SOSの10匹のうちの1匹だった。
募集当時は「おちび」ちゃんと言った。
仲良しのラフちゃんと共に長期の預りに出た後、2匹揃って里親さんがみつかったのだが、おかしな理由でお戻しとなってしまった事を知り、もはやこれ以上タライ回しにしたくないと思った。
そしてうちでおちびちゃんを、おニャアニャンがラフちゃんをそれぞれ引き取る決意をした。
あれは、マルコが亡くなった年の事だ。
結局、SOSの10匹から里子に出た子たちは全て、ムカイさんと信頼関係を持つ関係者のところに居る。
だけど、それで良かったのだと改めて思う。
自らの手で保護した子たちを生きて戻れる可能性の無い家に置いたまま家を離れる事は、信頼出来る友人がお世話に通ってくれているとは言うものの、どれだけ気掛かりだっただろう。
そして可愛い我が子たちを残して死んで行く辛さ、悲しさ、無念さを思うと、とても他人事とは思えない。
あのSOSから猫を里子に迎えた人たちの中で、余裕があってそれが出来た人なんか一人もいない。
みんなそれぞれ生活の為の仕事に追われ、個人的な問題だって常に抱えているだろうし、多頭飼いで一杯一杯の日々を送っているのだ。
ムカイさんご自身もその後大きな手術をしたり、4年間の間にはグレちゃんも他の子も介護の末に見送る辛い経験もなさっている。
みんなおんなじ・・・みんな辛い思いもし、幸せも貰い、ふってわいた出来事とは言え知人の不幸にあたっては猫たちの為に意気に感じ、心身にムチ打って行動した。
この件でムカイさん程頑張った人はいないけれど、関係者の皆さん、そして及ばずながらこのカワグチも、みんな頑張って良くやったと思う。
天国の飼い主さん、どうか安心して下さい。
新しい飼い主たちは皆、貴女から引き継いだ小さな命を、とっくに我が子と思って愛しています。これからも大事に守り、縁を戴いた事に喜びも感じています。
アンちゃんは、今も時々耳元で「可愛いよ、アンちゃん、おちびちゃん」と言ってやります。どちちちらの名前も受け入れて忘れないように。
暑い夏の炎天下に、箱に入れられて捨てられていたというおちびちゃんアンちゃんに、迷う事無く手を差し伸べて下さって有り難うございました。
あの時助けて下さったから、私は大きな幸せを戴けました。
小さな身体に強気で無邪気なアンダは、流石、北九州のオナゴです。可愛くて可愛くて仕方ないし、どんな事をしてでも守り抜きたいと思います。
さぞかし心残りでしたでしょうが、貴女の大事な猫たちを決して私達は不幸にしません。最大限の努力をして幸せに生きて貰えるよう頑張りますから。
アンダたちの元飼い主さんの新盆がやって来る。
アンちゃんにも、どうぞ会いにいらして下さい。
我が家には他にも一杯いるけど、決して1/32という扱いではないつもりですから。1匹だけの飼い主さんの、32倍の愛と精力を持って、猫たちの為に頑張っていますから。
アンちゃんを我が子に出来た事を、本当に心から幸せだと思っています。
有り難うございました。
そしてムカイさん、長い間のお骨折り本当にお連れ様でした。
結局は最後の最後までムカイさんがご苦労を背負い込む形になってしまい、私の力不足も恥じると共に申し訳なく思っております。
アンちゃんを私に任せて下さった事、感謝しています。
アンちゃんの小さな小さな身体を大きな大きな新品のトラベルキャリーに入れて、たくさんの暖かな毛布を共に入れて送り出して下さったお心遣いと愛情、心にしみました。
もうすっかり我が家の最古参のような顔をして、毎日幾つもの特等席を独占し、かなり威張っていますよ、アンちゃんは。
こうして色んな人たちの苦労と愛と行動の結果が、うちの可愛いアンちゃんの中に生きている。
元の飼い主さんの事も、きっとアンちゃんは覚えていると思う。
だから安心して会いに来て下さい。
でもアンちゃんは誰にも返さないし、譲りませんけど。私と夫の大事な子ですから。
SOSのバナーを貼って下さった皆様、一時預かりして下さった方、長年に亘るSOSを応援して下さいまして、有り難うございました。
やっと終われました。
これで当サイトで扱うSOSは1件も残っていない。
案件が残っていては私も安心して死ねないけれど、ひとつ先に進めたと思い、安堵している。
関わっている事案にひとつずつ片がつき、我が子たちへの責任も果たし終える事が出来たなら、いつだってミュウやカワムラさんたちのところに行ける。
その時まで頑張れるよう、父も力を与え、改めて命をくれたのだと思う。
父の新盆でもある今年・・・どうやってお盆を迎えようか、いまだかつて考えた事もなかったけれど、ふとそんな事を考えたりしてみる。 |
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アンダ
会いに来ていいよ
Aug. 7, 2010 |
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アンダ
アンちゃんは
楽しくやってるよ
Aug. 7, 2010 |
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ジャム
アンちゃんは
楽しみ過ぎよ
Aug. 7, 2010 |
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