猫雑記20100815

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

月別index	2010年～｢猫雑記｣index	2005～2009年｢猫雑記｣index		1999～2004年｢猫雑記｣index
猫たちの写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」			Top page	サイトマップ

シャイン

実を言うとね・・・

Aug. 15, 2010

2010年8月15日　日曜日

65回目の終戦記念日。

このところずっとＮＨＫでは、戦争関連のドキュメンタリーを色々と放送している。広島・長崎の原爆モノ、特攻隊モノ、南方の島で玉砕した兵隊さんモノ、集団疎開モノ、シベリアに抑留された人たちのモノ・・・いずれも食い入るように観た。

悲惨で切ない。たくさんの命を簡単に奪ってしまう戦争は、本当に惨い。

個人の意思など尊重されず、国家の為に命まで捧げるしかなかった時代がつい65年前まであったのだ。私が生まれるほんの12年前まで・・・。

子供の頃、お前達は戦争を知らなくて幸せだ、戦時中だったらお前みたいに虚弱な人間ではとても生きていけないだろうよ・・・と大人に言われた時には、そもそも戦後に生まれたのは私のせいじゃないのだし、そういう事を戦争経験者から恩着せがましく言われてもなあ・・・と反発を感じたものだ。

しかしこの歳になってみると、あの頃のニホンジンが苦しくとも頑張ってくれたお陰で今の平和と繁栄があるのだ・・・と素直に感謝したい気持ちになる。

戦後、爆発的に豊かに変貌した日本・・・でも、日本人の精神はむしろ貧しくなっているんじゃないのか。

他人事のように言っていてはいけない。その責任の一端は、ちゃんと一個人の私にもあるのだという事を自覚しなければ。

レジ袋を貰わない程度のお手軽なエコ精神なんかじゃなくて、もっと慎ましく、且つ丁寧に生きたい・暮らしたいと思う。

何にこだわり、何かを得る為に何を犠牲にするか・・・しっかり自己基準を持ち、他人やマスコミに惑わされない価値観を持って生きなければいけない。

そう願い、そう言い続けて、それを実践していると、もはや他人と価値基準が違う程度の事では動じなくなってくる。

これでいい。もうすっかり大人なんだから。

むしろ大人であるという自覚が遅過ぎたのだ、私の場合。

子供を持つ母親であったなら、もっと早くに自覚出来ていたのかも知れないけれど、子供を持たないという人生の選択をしたのだから、その分、別の次元で苦労するのは当然だったのだろう。

楽しいよ、自分を満足に近づける為に苦労するのは。そのさなかにあっては解らないけれど、楽しかったよ、今にして思えば。

だから今の苦労は、それもまた自分で選び取ってしている事なんだから、せいぜい楽しもう。

小さな命たちと向き合う事だけにちょっと辛いと言えなくも無いけれど、それも好きでしている事だ。

止むを得ずしている事と言っても、ちゃんと線引きして選び取らない「強い」人たちだっているのだから、わざわざ選び取るのはやっぱり自分の心の平安の為なんだ。

求めるものは人それぞれ違う。

だから、人それぞれ苦労も楽しみも違うのは当たり前。そんなもん、いちいち人に解って貰おうとしなくて宜しい。

それでも「理解されたい」とか「評価されたい」そして「愛されたい」と願うのは、人の本能なんだろうな。

でも、それは結果としてついて来る事。

それを目的と混同してしまうと、誰の為に生きているのか解らなくなる。最悪、誰からも理解されず評価されずに死んで行くケースだってあるだろうな。

でも、愛する事は出来る。こちらから先に相手の全てを受け入れ無条件で愛すれば、必ず愛される人になれる。

だから不幸だと思い込んでいる人こそ、他者を積極的に愛すべきだろう。

う～ん、暑苦しいな、こういう話は。ガマン大会みたいなものか。

兎に角、物凄く暑い一日だった。

夜になってから表に出ても、ボイラー室のように暑い。

いや、私はボイラー室に入った事が無いので解らないのだが、学生時代に外洋船に乗るアルバイトをした経験の有るこうちゃんがそう言ったのだ。

仏様に供えた切り花が少しでも保つようにと、花瓶の水をマメに替える。

花瓶に氷を入れたりもしてみたが、直ぐに融けてしまって無駄みたいだ。

地球の何処の国でも異常な暑さで、ロシアやスペイン、ポルトガルでは山火事が続いているという。

車で逃げられる人間は兎も角、燃え広がる火から逃げ遅れて命を落とした動物はたくさんいるんじゃないかと思う。

ロシアは小麦の輸出禁止措置なんか矢鱈と早く手を打っていたけれど、先ずは山火事を早く消そうよ。

シャイン

アタシも居るわけよ

Aug. 15, 2010