《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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アンダ

ゲロッパの達人?

Sep. 10, 2010
2010年9月10日 金曜日

いきなりだけど、先ずはゲロ問題。



アンちゃんは、毎日のようにゲロッパする。

大抵は食べたばかりのご飯をそのまま「吐出」するのだが、たまにウンコのような塊りの毛玉が含まれている。



吐出に関しては病院で診て貰っても原因となるような問題は見当たらず。

そうなると一気にたくさん食べ過ぎるのが原因だと思うしかない。



遊びながらチョコチョコ食いする傾向が強く、いつも付きっ切りで食べさせる事はとても難しい。

それでもじっくり大量に食べている時は、「それ位でやめときなさい」と声を掛けて、ご飯を取り上げる事もあるのだが、多頭飼育でチョコチョコ食いの子ばかり居ると、時間を決めて与える給餌方法は取れないのが実情だ。

それでは充分に食べられない子が出てきてしまう。

それぞれのペースで食べられるよう、置きエサするしかないというのが、長年試行錯誤して来た結論なのだ。





毛玉に関しては、アンダは超短毛だというのに、何故にこれ程までに毎日のように毛玉がお腹に溜まるのかが不思議でならない。

スリッカーブラシで梳くには可哀相な位に小柄で痩せており、超短毛で毛の生えている密度も薄いので、ノミ取り櫛のようなもので梳いてやっているのだが、怒りん坊のアンちゃんは、爪切りでもブラッシングでも怒って噛む。

本気噛みではないので噛まれたって平気だけど、兎に角ヘビのようにくねって暴れて、まともに作業をさせないのがアンちゃんだ。



吐くという事自体が身体に良くない事は解っている。

消耗もするし、水分も失われて電解質のバランスが崩れるとも言われる。

そしてアンちゃんの場合はゲロッパした後に必ずと言って良い程に咳の発作が出るので、出来るだけ吐かせたくないと思っている。



暴れ過ぎた時にも咳の発作は出る。

心臓に問題がある事は解っているから、あまり暴れさせたくないし、嘔吐を誘引しがちなので吐かせたくもないのだ。



食後だけでも暫く静かに休ませたくてケージに閉じ込めてもみるが、そんな事に甘んじてくれているアンちゃんでは無い。

か細い声ながら抗議の声を上げ続け、扉をカリカリと引っ掻き続ける。

心を鬼にして無視し続けていると、狂ったように2段目から3段目、3段目から2段目、そして1段目と飛び回り続けて、また咳き込んでしまう。

根負けして開放する。





ゲロッパで生じる問題は他にもある事が判明した。

一日に何でも、しかも何処ででも吐くので、気をつけていないと吐いた場所が特定出来ない場合がある。

ケージの向こう側の壁から床に、パネルヒーターのパネルの細かい部分に、PC周りのコード類のたまり場に、そしてカーペットやマットの下にも巧みに隠してある。



一昨日、コード類を点検する必要が生じて、色々積み重なっている物を退かしたらビックリ。

タバコシバンムシと、カツオブシムシの幼虫がびっしり居た。

見ると、ウンコ型ゲロを2個発見。しかもそれにも虫が一杯入り込んで、食い進んだ小さな穴だらけだった。



泣きたい気分で、ガムテープで虫を取っていく。

目に見える虫を取り切った後でスチーム掃除機を掛け、その後をまたクエン酸水をスプレーして消毒しておいた。


高いところで「滝ゲロ」するのは、見晴らしの良い場所で「敵」の接近を警戒しつつ、身の安全を確保しながら吐きたいからだろうと思う。

同様に、高い場所でオシッコ・ウンコする子が居る事も余所の事例として頻繁に聞く。それも同様の理由からだろう。





多頭飼育ならではの悩みは、弱虫の子が落ち着いて(安心しきって)食べたり排泄したり出来ない環境で飼育しなければならない事がままある・・・という点だ。

全てに個室を与えてやれて、全ての個室に付き添える愛する人間の家族が居てやれればベストだが、そんな恵まれた状況はまずあり得ないだろう。

夫婦ともに在宅ワークで、一日中猫たちの世話に明け暮れる事が出来るだけでも、充分に恵まれていると言わねばならない。



色んな場所に物が増えて、毎回の掃除で全てすっきり片付けて掃除が出来ていれば、害虫大量発生事件など起こらなかったのかも知れない。

そしてカーペットの使用や、布製品・毛布類が大量にある事も大きな要因の一つだ。

マメに洗濯しているつもりでも、そして温度・湿度の管理をこれだけ頑張っているつもりでも、今年の異常な暑さで、一気に小さな害虫が発生したのだとも思う。



この暑さの中で、スチーム掃除機を毎日使う勇気は持てない。

理想は理想として掲げつつも、出来る事と出来ない事がある事を思い知った。



クローゼットの中で洗濯して綺麗に仕舞い込んである衣類やタオルや毛布も再度洗い直して、そしてジッパー付きの保管袋に防虫剤と共に入れ、脱気して仕舞い直す・・・それが今とれる最善の策だろう。





という訳で、また毎日何度も洗濯をし続けている。

一度洗って保管したら、2度と使わないならば終わりのある仕事だが、折角脱気してきちんと仕舞った物をまた取り出して使うのは虚しい。



でも、生きるってそういう繰り返しなんだろうな。

食べる、出す、汚す、綺麗にする・・・また食べて出して、また汚して綺麗にして・・・。




食べなくなり、出さなくなり、汚さなくなった時には、命が終るのだ。








長くなってしまったので、次の問題はまた明日に続く。

こちらも大問題で、私達はその件ではすっかり疲れ果ててしまい、二人共、何時の間にか行き倒れて眠ってしまっていた位なのだが・・・。
アンダ

何か失礼ね

Sep. 10, 2010

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