猫雑記20101012

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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シャイン

アタシって無表情？

Oct. 12, 2010

2010年10月12日　火曜日

先日（今年の7月9日）に観たばかりなのだけれど、映画【グローリー】を再び放映していたので観てしまう。

とても良い映画なのだが、内容は余りにも悲しい。

戦争・・・しかも内戦で大量の死者を出して、だけどそうして今のアメリカがある。

裕福な家庭に生まれた白人の指揮官と、ついさっきまで奴隷だった黒人の兵卒たちとでは立場は違えど、同じ愛国心と誇りの為に戦い、命を掛けている。

アフリカから奴隷として連れて来られ、自由さえ与えられずに過酷な労働と生活を強いられて来た黒人たちの子孫が、今はアメリカという国に根を下ろそうとして、自分達の誇りを持つ為にこそ愛国心を強く持っている事の証明をしようとして戦い、そして命を落とす子とも厭わない。

そんな志を、今の日本人は持てるのだろうか。

チリの炭鉱で地下700メートルに２ヶ月も閉じ込められている炭鉱労働者達が、「チリ万歳」という意味の掛け声をよく発しているのをニュースで聞くが、希望を捨てずに前向きに過ごしている様子だけでなく、その愛国心のようなものにいたく感心する。

その掛け声とは、「CHILE（チレ）」（「チリ」はスペイン語では「チレ」だ）を分解して「チチチ、レレレ・・・」と言っている訳だが、日本は「JAPON（ハポン）」だから、彼らにあの掛け声を掛けて貰ったらどうなるのだろう・・・といつも思う。

「ハハハ、ポンポンポン」だろうか？う～ん、カッコ悪いような面白いような・・・。

ま、そんな心配をする必要は無いのだけれど。

いずれにせよ、世界中で一番、日本人は愛国心が薄いような気がしてならない。

お隣の韓国だろうが中国だろうが、もっともっと愛国心を持っているように思える。そして家族を大事にして団結しているようにも感じる。

日本人は愛国心も家族の絆も失ってしまったようだ。

それは、そういうものを持たずとも何とか「食っていける」世の中になってしまったからだろうか。

父の介護にも参加せず、葬式にも墓参りにも行かなかったこの私が偉そうに言うような事じゃないかも知れないのだが・・・。

だけど私は父も母も妹も、そして夫も猫たちも命懸けで守りたい位に大事に思ってはいる。

それだけが私の財産なのだしね。

昼間に映画など観てしまったせいで、後の仕事が押せ押せになる。

夜になると滅法忙しくて時間が足りなくなる。自業自得・・・でも、忙しい方が痛みが紛れる事は確かだからいいや。

多少疲れても身体を動かしている方が、或いは仕事に集中している時の方が、はるかに痛みは紛れるのだから不思議だな。

本当は病人ヅラしてベッドに横たわり、一日中うつらうつらしていたいのに。脳みそが腐る位、嫌と言う程一杯眠りたいのに。

神様は私に、そういう人生は与えてくれないみたいだ。

来世ではたくさん眠ろうと思う。

でも今の性格のままでは、それも叶うまい。まったく因果な性格だ。

それも父と母の血のせいだぞ。

シャイン

そうかなあ・・・

Oct. 12, 2010