猫雑記20110628

2011年《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ペロ

ペロペロの時間だよ

Jun. 28, 2011

2011年6月28日　火曜日

梅雨の晴れ間で暑い。

既に猛暑続きで、熱中症で倒れた人が続出らしい。

節電、節電と脅されてエアコンを我慢しては危険なのだ。

設定温度を低めにしてでも、エアコンで湿度を下げておかないと、幾ら水分補給をこまめにしたところで、湿度が高くて汗が蒸発しない事で熱中症は起きると言う。

そりゃあそうだろうな。汗が蒸発する時の気化熱で体温を下げるのだから。

一旦熱中症になってしまうと、救命救急でも助けられず、２～３日で亡くなってしまうケースが多いとも今日のニュースでも聞いた。

たかが熱中症・・・ではないのだ。

何年か前の８月のお盆の頃、入院中の留守宅で猫１０数匹のお世話を頼まれた時、そのマンションの部屋にはエアコンが無かった。

正確に言えば、あったのだけど使えない状態だった。

窓を開け放っていても、作業していると足元に汗で水たまりが出来た。

あまり汗をかかない私であるにも拘らず、額から流れる汗が床にぽたぽたと落ちるのが解った。

新聞紙トイレ作りや床掃除の作業は５時間近くにもなり、終わった頃には着ていたＴシャツは脱いで絞れる程びしょびしょになった。

冷たいものを飲みながら、熱中症には気をつけていたつもりだったけれど、その晩からこうちゃんの具合が悪くなった。

高熱と吐き気と下痢と食欲廃絶・・・本人があまり詳しく説明しないので、私に解るのはその程度の症状だった。

きっと暑さにあたったんだろう・・・という事で休養させていたけれど、なかなか具合が良くならず、数日は休み休みでしか動けなかった。

そしてそこの家の猫たちは、みんな食欲が無く、目やにを出し、下痢している子も多かった。

あれだけ暑ければ、それも当然だと思った。

野良猫と違って完全室内飼いの猫には、涼しい場所へ逃げようが無いのだ。

あの時を境にこうちゃんは一層痩せ、それまでのように一度にたくさんは食べられなくなり、疲れ易くなり、そして老けた。歳も歳だったけれど、肉体年齢は若かったのだ、こうちゃんは。

もしかしたら、あと少しでヤバい事になっていたのかも知れない。

よくぞ意識不明なんかに陥らずにいてくれたと思う。

それでも２日目以降のお世話通いは、私一人で行くしか無かった。

我が家の事が終わった２３時頃から、明け方までのお世話通いの日々。

暑かったなあ・・・あの歳のお盆は。

途中、お手伝いに来てくれた友人もいたし、新聞紙トイレの為の新聞を裂いて送ってくれた人、システムトイレ用のシーツを送ってくれた人、私のご飯を作って届けてくけた人・・・色んな人のご厚意に支えられて何とか無事にお役目を果たせた。

だけど、いつもなら私に無理をさせないようにと、何でもかんでも私から仕事（特に力仕事）を取り上げてやってしまうこうちゃんが、その間ずっと動けなかった。

これは余程の事だと思ったよ、私は。

熱中症は怖い。

つくづくそう思う。

今はマメに声を掛けて水分補給させ、それに加えて塩飴を舐めさせ、勿論エアコンを効かせている。

私はそうそう塩分過多でもいけないので塩飴は舐めないけれど、毎日梅干しは欠かさない。

外に出る時以外は、体温が上がり過ぎないように、兎に角涼しい格好・・・いい歳してキャミソールに短パンだ。

お陰で涼し過ぎて肩が凝る。

しかし汗をかけない犬猫は、もっと危険だ。

動物病院で聞いたのだが、熱中症で連れて来られた犬や猫の身体を冷やして点滴しても、既に血液がドロドロに固まってしまっているので、助からないケースの方が多いのだと。

彼らの為には、冷房で室温自体を下げてやるしかない。と同時に湿度も下げる事が大事なんだ。

湿度もカビや細菌、ウィルスの繁殖を助長する。

高温多湿はロクな事が無い。

皆さんのお宅も、節電は大事ですが、どうか猫が具合悪くならない為にも上手にエアコンを使って下さい。

電気代が掛かる？

そんなの、１回か２回、外食を控えれば簡単に捻出できますよね。

うちみたいに頭数がいなければ・・・猫部屋の数が多くなければ・・・ね。

でも、うちだって普段ずっと使うのは冷房２機だけだ。

１階に設置してある１機は大型で、格子戸で仕切られた大小５部屋を全部まかなっている。

あとは葦簾や遮光カーテンを駆使して少しでも外からの熱気を遮断しているし、勿論、ひんやりマットや大理石のマットもあちこちに置いて、冷房だけで冷やそうとはしていないんだけど。

灼熱地獄の２階だってカーテンは開けないし、南側の窓に面したベランダでは緑のカーテンを作ってある。

但しどちらも、いざエアコンが突然壊れたりしたら大変だから、壁には２機ずつ並んでいる。

予備ね、予備のエアコン。

その昔、真夏にエアコンが壊れて、新しいエアコンを買って取り付けに来て貰えるまで本当に大変な思いをしたので、猫が一杯居る今、あんな事になったら「えらいこっちゃ」だろう。

片方ずつ交互に使って、余りの長期間使用を避けている。

何たって、毎年２ヶ月余りは毎日欠かさず２４時間フル稼働させるから、いつ壊れるかヒヤヒヤなのだ。

機械モノ、特に電気製品は突然壊れるから、油断は出来ない。

エアコン様と冷蔵庫様、洗濯機様、ＰＣ様には、長生きして戴けるよう大事に想い感謝しながら酷使させて戴いているのだ。

節電ねえ・・・うちでは無理だな。

無駄な灯りどころか必要な灯りも消しているけど、そんな程度じゃ大した節電にはならないんだろうな。

いっそ自家発電したい。

太陽光発電？

う～ん、う～ん・・・

ゴマ、今日はホタテの貝柱の刺身を、昨日よりたくさん食べた。それからスープの多い缶詰の、汁気だけを舐めていた。

兎に角、何でも良いから食べて、生きる気力が見受けられるのが嬉しい。

食べた後、久々に顔も洗っていた。

口が痛いのか、口をクチャクチャさせた後で叫ぶ事があるけど、そんな時でも撫でてやるとゴロゴロ言ってくれるようになった。

やっぱり少しずつでも食べると違うのだ。

頑張れ、頑張れ。

ゴマは私と共に生きて、まだまだこの世でのお務めがあるんだからね。

ペロ

ここは背中なの

Jun. 28, 2011