タマちゃん
カイ君とゴッツンコ
Feb. 25, 2012 |
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2012年2月25日 土曜日
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アロマオイル考 |
何年も前に、ティーツリーオイルが話題になった頃、精油はそれを代謝する酵素を持たない猫には危険だという話がインターネット上でたくさん書かれた。
元の情報源はひとつで、あまり詳しい内容は書かれていない。
私はその時、ろくな検証もせず、何をどういう風にどれだけ使った結果がどうであったのかという事もなしに、どんどん怪しげな噂だけがコピーペーストで広まるあり方には疑問を感じた。
別にティーツリーオイルの肩を持つ訳でもないし、その危険性が全く無いと言っているのでもないので、勘違いしないで戴きたい。
精油に限らず、使い方を誤れば薬だって毒にもなるし、化学物質だって生活から全て排除出来ない、そればかりか今じゃ原発から漏れ出した放射性セシウムまでがこの辺りでも検出されて、目に見えない危険の中で生きているのだ、私達は。
可愛い猫を危険物から守りたい気持ちは解る。
私だってその気持ちは人一倍ある。
何だって使い方次第だし、極端な使用法は危険が大きいに決まっている。
猫への危険を排除したいと考える方は、先ず真っ先に脱走防止も完璧にして戴きたいと思うのだが、如何だろう?
今日、私の好きな猫飼いさんが掲示板に書き込みをして下さった。
以前から、いつもグッドタイミングで優しい言葉を書きこんで下さる方だ。
過ぎない言葉、そしてウイットに富んでいて、今日も書きこんで戴いた事自体も内容も嬉しくて、長々とお返事をしてしまった。
以下に全文引用させて戴きます。
大王さま、ご無沙汰しております。
いつも楽しく拝見させていただいています。
今日ちょうど窓の外の木に来た鳥がオナガだって、猫雑記のおかげですぐわかりました。 いろいろな鳥が来るけれどカラス以外ほとんどわからなかったので嬉しい! 二羽いましたがほんとPerry
Color!
ところで私もアロマエッセンス、時々に応じて使っています。
ちょっとした頭痛にラベンダーとかマスクにはユーカリ系沁みらせてスッとさせたり、玄関にルームフレグランス置いたり。
ただ、最近猫はアロマを代謝できない酵素を持っていて同じ部屋で炊いたりしないほうが良いという情報をアニマルコミュニケータの方のblogで知りびっくりでした。
大王様は同じ部屋では大量に使わないようにするとかされてますか?
そんなに大量でなければ大丈夫かなと思って、あと猫は基本的に入らないトイレなら大丈夫かなという感じで使っているのですが。
でもアロマの本場、例えばイギリスとかで猫はもちろんいるし、魔女にアロマと猫は付き物という感じがするし^^;
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川口よりお返事
こんにちは!!
オナガ来ましたか~!綺麗ですよね。鳥たちも頑張っていますよね。雨が上がったので、リンゴを追加で置いて来なくちゃ。
さてさてアロマオイルに関してですが、まだそういう事を正確な検証や論拠となる数字も無しで書いている人たちがいるのですか。
改めてちょっとビックリです。
インターネット上に、自分で検証した訳でもないのに、或いは実験した条件も書かれていないあるひとつの情報源からコピーして、あたかも絶対的に正しい事のように、あっという間に流布する現象を良く見ますが、アロマオイルに関しての情報もそのひとつだと思っています。
その件に関しては、もう何年も前から同じような事を、同じ文章で(コピーだから当たり前)書いていますよね。
どういったオイルを、どの程度の濃さで、どういう使い方をしたら代謝出来ずに有害なのかを、元の情報源でも書いていません。
濃いまままのオイルを皮膚に付けたのか、どれだけの量を使ったのか、吸わせたのか、飲ませたのかすら、その情報源からは解りません。
猫に限らず、何だって使い方を誤れば、毒にも薬にもなるでしょう。
それはまさにホメオパシーの考え方も同様ですよね。毒になるものを、うんと薄くして使う事が多いですよね、あれって。私はしませんが。
アロマオイルというものは、ハーブや樹皮などをエタノールや水、油などに抽出させたものだから、そもそもがその濃度もまちまちなのではないでしょうか。
そして天然のものだけに、品質にもバラツキがあると思います。
私が希釈して使う場合、エタノール1カップ、精製水2カップ、そこにエッセンシャルオイル20~30滴程度です。
全く問題ないと思いますが、猫の嫌う香りというものがありそうなので、たとえばシトロネラなどは猫の居る部屋では使いません。
でも、基本的には猫の居る部屋にも使います。
ドバドバ撒く訳でもないので、猫が居ようがハクビシンが居ようが問題ないですよ。
危ないと書いている人達というのは、当然、接着剤を使っている合板は一切家には使っておらず、無垢の材木に塗料を使うとしたらその成分も検証しているんでしょうね。猫に危険なものが含まれているかも知れませんものね~。うふふ、凄いですね。
ともあれ、アロマオイルの原液を皮膚に塗り込めたりしたら、猫じゃなくて人間でも危険な場合が多いですから、そこだけは注意して使わないといけませんけどね。
私は倹約家(ケチ?)だし、アロマの専門家でもないので、基本的にかなり希釈したものしか使いません。
それでも気分は良いし、実際エタノールも使っているのだから、若干は抗菌効果も期待出来ると思って使っています。
今日の日記に、まさに書こうと思っていたところなので、グッドタイミングでした。このお返事も、殆どそのまま書いておこうかな~。
うちのアロマオイル、10ミリリットルの瓶が何週間も保ちますから、う~んと薄くして噴霧、或いは蒸発させています。
我が家では問題ないですよ、全然。
そして仮に我が家で何か問題があったとしても、私は誰も恨みません。
こんな程度で問題が起きるとしたら、飲み水、建材、衣類の蛍光剤など全て危険因子があると思っています。
だからこれからも楽しく使いましょう、お互いに。
何かアロマオイルの良い使い方があったら、今度教えて下さい、是非! |
これを読んでまたカッカする人も居るかも知れないけれど、それは仕方ない。
私が何を言おうが全て敵視する人もいるし、揶揄するだけの人もいる。
この件に関しても、自己弁護の為には(その為にこそ)言葉を尽くして私を罵るかも知れない。
それはもう、どうぞ勝手にやって下さいと申し上げるしかない。
だから間違っても、汚い言葉に満ちたメールなんか送って来ないで下さい。
そういうものにいちいち囚われてはいられない。
一定のノイズはあって当たり前。
それが12年間サイトを運営して来た中で得られた、ひとつの結論だ。
私は私の信ずる道を行くので、皆さんも自己責任に於いてご自身の道をお選びになり、お進み下さい。
ご自分でご自分のしている事に自信が無く、自己責任が持てない方は、どうぞ他の人の言葉に踊っていて下さい。
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では、我が家の使っているアロマスプレーについての具体例 |
ご紹介しているアロマオイルのスプレー、私は室内に時々「シュッ」として、香りを楽しみつつ抗菌効果を期待したり、蚊の出て来るシーズンになれば蚊除けのスプレーを作る。
だからスプレーボトルの買い置きは欠かせなくて、色々な用途別に >>遮光ビンのボトルを用意している。
乱暴に書いた手書きのラベルを貼って、手作り感バリバリ。
皆さんが作る時は、どうかもっと丁寧に書いて下さい。
青いボトルの左端は、ユーカリのルームスプレーだ。
エッセンシャルオイルをエタノールと精製水を1:2で混ぜた中に何滴か垂らして手作りしている。
私はこの香りが大好き。
真ん中はお掃除用に床にスプレーする、庭に一杯茂ったミントの葉をエタノールで抽出し、倍量の精製水で薄めたもの。
この中に少しグリセリンを適宜混ぜれば、ミント化粧水が出来上がる。
さっぱりしてお勧め。
でも私は滅多に化粧水なんか使わないので、専らお掃除用、或いはルームスプレーに。
右端は蚊除けのスプレーで、シトロネラとラベンダー、レモングラスのミックス。
これもルームスプレーと同じ割合のエタノールと精製水に10滴くらいずつ垂らして作ったものだ。
完璧に蚊を寄せ付けない訳ではないけれど、すっとして気分も良いし、市販の虫除けスプレーやジェルよりはず~っとマシだと感じる。
どれにもエッセンシャルオイルは少し垂らすだけでOKだから、とっても安上がりだ。
別にルームスプレーやお掃除用に使わなくても、気分転換にシュッと一吹きすると、香りを嗅ぐだけでもリフレッシュ感、苛々を鎮静する感じもあるので、いつも切らさずに作っておくようにしている。
そもそも私はこういう事が好きなのだ。
他にも、庭のドクダミの葉を焼酎で抽出しているので、今年はこれを化粧水に仕立て上げようと思う。
ニンニクと唐辛子で作ったアブラムシ除けのスプレーもあるし、同じニンニクと唐辛子でもオリーブオイルに漬け込んでおいて料理に使っている。
セロリと大根と人参は常に甘酢漬けにしてストックしているし、兎に角、何かを何かに漬け込んだり、エキスを抽出して利用したりするのが堪らなく好きなのだと思う。
ラッキョウや梅干しまでは作れないが、梅酒やすもも酢などは作る。
お陰でビン類が一杯だ。
死んだ後は、このガラス瓶のゴミを捨てるだけでも大変だろうな。
死ぬ前に使い切って、分別ゴミに出しておかなくちゃ。 |
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