タマちゃん
丸いおケツ
Mar. 7, 2012 |
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2012年3月7日 水曜日
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春は近いのに、冬中痒かった背中はまだ痒い |
一日中曇っていたのに暖かい。
花粉がたくさん飛んでいるのか、ちょっと外に出ると顔が痒くなり、目が熱っぽくなってくる。
そう言えば私としては珍しく、鼻が詰まり気味だ。
これも花粉症だろうか。
春の兆しは花粉症のシーズンの到来でもある。
私の花粉症はそう酷くないけれど、妹は電話の向こうで鼻づまりの声を出している。
電話中に鼻をかむ。
嫁入り前の娘のくせに・・・いや、もう行かないんだっけね。
何たって２年前の誕生日のプレゼントに、ダイちゃんから孫の手を贈られたと言う。
色気の無いカップルだ。
私も最近矢鱈と背中が痒くて、孫の手が必要になった。
そして私は、２通りの意味で老化を実感したのだ。
ひとつはその背中の痒みそのもの。
年寄りというものは背中が痒いらしい事は知っていた。
その昔、お祖父ちゃんもお祖母ちゃんも、私に背中を掻かせたものだ。
亡き舅も背中が痒くて我慢できず、病院通いすらしていた。
いや、あれは病院通いが趣味のひとつだったんだな、多分。
しかし自分がこの歳で既に背中が痒くなり始めるとは・・・。
日に何度も、こうちゃんに「背中掻いて」「背中掻いて」とせがむ。
「もっと左・・・もっと上・・・もっと右も、背中全体も」
掻いてはいけないのだという事も知っている。
掻けば掻く程痒みは酷くなる仕組みも知っている。
だけど、痒いのを我慢するのは、痛みを我慢するのと同じ位辛い事だ。
もしかしたら、もっと我慢出来ない衝動がある。
あまりの痒さに、てっきり蕁麻疹かアレルギー性皮膚炎でも出ているかと思ってこうちゃんに見て貰っても、「何も変化はないよ」としか言われない。
赤くさえなっていないと言うのだ。
足や顔と違い、そんなに乾燥もしていないんだ、背中は。
なのにどうして背中は痒くなるんだろう。
もうひとつの老化の自覚は、自分で背中が掻けなくなった事だ。
今、右手は手首と親指の付け根が腱鞘炎で使い物にならない。
何をするにも不便しているが、背中が掻けないのとトイレで紙でお尻が拭けないのが不便だ。
そして左肩が五十肩になった。
手が上げられないだけじゃなく、前にも後ろにも動かせない。
当然、背中なんか掻けない。
少し前まで、私は背中で両手がつなげた。
つなぐどころか、右手で左の手首を、そして左手で右の手首を握れたんだ。
だから背中を掻く程度の事は屁のカッパ。
自分で背中のどこでも掻けた。
おそらく肩の関節がとても柔らかくて、手が長くて手首が柔らかかったんだ。
あれは若さだったのか？
もう戻らないのか、背中が掻ける日々は。
今では、左手で左の腰すら掻けない。
肩が少しでも動くと激痛が走るばかりか、そもそも肩の関節がぶつかってしまって動かせない。
まさに五十肩。
右の肩の五十肩はもう何年か前に完治しているのに、今度は腱鞘炎で手首が動かせない。
右肩は回せるのに、手首が回らないと背中って掻けないんだな。
当たり前か。
こうちゃんが近くに居る時は掻いて貰うけど、居ない時だってある。
そういう時は机の角なんかに背中をスリスリして掻いた代わりとする。
でもあんまり按配が良くない。
もっとスポットで掻いて欲しいのだ。
そしてもっと薄くて手の指のように軽く曲がったもので、引っ掻いて欲しいのだ。
猫の手も、こういう時には役に立たない。
いや、猫の手はいかなる時にも役に立たないものの代名詞だったっけな。
それで仕方なく「孫の手」を使う事にした。
これだけでも充分に老いを感じてショックだった。
でも、背に腹は代えられない。
だけど私の持っている「孫の手」は、あんまり良くないんだ。
厚みといい、指先の反り具合といい、私の好むものと違うんだ。
「孫の手」を探そう、インターネットで。
兎に角、これからはもう、だんだんと春になって行くだけなんだろうな。
ゆめゆめ春の雪なんか降らないで欲しい。
でも、４月になっても積雪した年もあったっけ。
油断も隙もありゃしない。
５月にならなければ安心出来ないよ、まったく。
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猫の幸せ、私の幸せ |
今日、７年半前に保護されて、そのままそのお宅で幸せに暮らした猫が亡くなったという報せを戴いた。
大好きなお姉ちゃんが帰って来るのを待っていて旅立ったというから、ちゃんと満足して逝ったんだね、テツ君。
大切に想われ、愛された子はみんな幸せだ。
うちの先立った子たち、幸せだったかい？
私は幸せだよ。
今生きている子たちをもっと幸せにしたい。
それが自分の幸せなのだと思えるから。
物理的にはもう精一杯の事をしていると思える。
だけど問題は、撫でる手と抱いていてやれる膝と時間が足りない事だ。
ミュウにもカワムラさんにも、マルコにも、そこだけは済まないと思ってる。
アインとジーコとは、全てをお互いに与え尽くしたよね？
あそこまでもう一度やれと言われたら、正直言って自信ないよ。
だけど今、介護しているゴマやマーゴに精一杯の事をして時間も手間も掛けてやれないと、きっと悔いが残るだろう。
どこまでやっても悔いが無いなんて事は無いだろうけど、身体を使って目一杯やろう。
何事も想うだけじゃ意味が無い。 |
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