シャイン
怪しい色気って
May. 20, 2012 |
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2012年5月20日 日曜日 |
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毎日、ジャムがベッドでオシッコをするから、毎日、毛布を洗う。
毎日大きな毛布を洗うのは大変なので、掛け毛布の上に介護用防水シーツを置き、その上にハーフケットを置く。
ジャムはそこでして、洗濯はその2枚で済むという訳だ。
と言うより、ジャムが好んでオシッコする場所に、そのセットをするのだが。
二人一緒に寝る場合は、そのセットは外してしまっても問題無い。
そういう時は、ジャムは猫トイレでオシッコするのだ。
「しょうがないなあ、アタシが踏ん張れる場所が無いじゃん」とても思っているのだろうか。
そもそも最近までずっとトイレでのみしていたのだから、出来ない筈が無いのだ。
アンちゃんが来てから、おちおちウンコしていられなくなったという事もある。
先ず、ウンコをトイレでしなくなった。
それが便秘にも繋がり、便秘の苛々でベッドでオシッコする場合もあるみたいだし、息んだ時にオシッコしてしまう事もあるのではないかと睨んでいる。
それから私達が部屋を不在にしている時間が長いと・・・長いと言ってもせいぜい2時間どまりなのだが・・・腹いせにする事もあるようだ。
幾つトイレを置こうが、全てのトイレをアンちゃんが使ってしまうせいもあるだろう。
元々、ジャムは自分だけのトイレでしていたんだ。
誰よりもリケートな心を持つデブ、それがジャムだ。
流石サビ猫。
あれだけ怪獣だったジャムも、大人になったらサビらしく複雑で繊細な心を磨いたとみえる。
かと思えば、いかにも繊細そうで気難しいと思われたシャムミックスでしかも縞三毛のシャインが、意外にものんびりとしたおとぼけキャラだった事にも驚く。
きっと穏やかで大きなぶーちゃん、誰にでも優しいレン、フレンドリーなジニーのお陰だな。
カイルとタマちゃんだって、何歳かも分からない大人で入れた1匹狼だったオスのくせに、どこで身に付けたのか猫の社会性を心得ているらしく、多頭飼育で全く問題を起こさない。
そんな中、シャインは気儘に、のびのびと暮らしている(ように見える)。
触らせなくても、そういう様子が何より嬉しい。
元気でいて欲しい。
願いはそれだけだ。 |
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シャイン
うふふ、アタシの事よね?
May. 20, 2012 |
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シャイン
何たってこの3色の色気よ
May. 20, 2012 |
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シャイン
あ、そういう意味じゃないのね
May. 20, 2012 |
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TVをつけていても、画面を見ていられない。
大抵は音だけ聴いているのだけれど、昨日、キング・キリムゾンの曲がBSプレミアムで流れているのに気付いた。
キング・クリムゾンは、EL&Pやピンク・フロイドと並び、私の高校時代の思い出の大きな部分を占めているブログレッシヴ・ロック・バンドだ。
聞こえて来る曲は「21世紀の精神異常者(Twenty First Century Schizoid Man)」である。
大変に有名な曲なのだが、どうやら現在日本では「21世紀のスキッツォイド・マン」という邦題に改められているらしい。
差別用語ととられかねないからだろうか。
そもそも最初から邦題などつけないで済むならそれが一番だろうが、「Twenty First Century Schizoid Man」では長いし言い難いので、邦題をつけると便利なのだろう。
私は当時から、邦題があろうとなかろうと、あまり関心が無かった。
他人とこういうジャンルで趣味が合う事は殆ど無かったし、もし同じ趣味の人がいたとしても、他人と音楽の話題を語り合う事は好まなかった。
だって音楽を言葉で語る事は、ほぼ不可能だと感じていたから。
だから、キング・クリムゾンのアルバム「クリムゾン・キングの宮殿(In The Court Of The Crimson King)」の中の、1曲目であるとい事が自分の中でだけ解ればそれで良かった。
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クリムゾン・キングの宮殿 |
ついでに思い出したのだが、高校3年生の体育の授業でやらされた創作ダンスでは、私のグループは、このアルバムの中の「エピタフ(墓碑銘)」という曲を使った。
大学受験も間近な時期とあり、グループの誰も何も余計な負担を好まず、誰も何一つ提案しないものだから、腹立ちまぎれに私が勝手に曲も振りも決めた。
大嫌いな創作ダンスなのに、どうして私だけが・・・
頭に来て、ダンスのタイトルを「ウンテルデン・リンデン」としてやった。
その当時、現代国語でちょうど森鴎外の「舞姫」を読んだばかりだったのだ。
その言葉の響きが、私的に滑稽で面白いと感じたから、単にそれだけの理由で。
誰も逆らう資格など無い。
誰も企画も提案もせず、振付すら考えないのだから。
ヒステリックで嫌いだった女性体育教師に「どういうテーマですか?」と聞かれたので、「青春の苦悩と愛を表現したいと思います」といい加減な事を言っておいた。
そんなもん、恥かしくて真面目に言える言葉ではないが、そもそもがおふざけなのだ、私には。
ごめんなさい、先生。
今はもう真面目ですから、許して下さい。
という色々な思い出までが絡み付いている、40年以上も昔のアルバムの、トップの曲が、ふいにTVから流れて来て、つい興味を惹かれた。
だけど最初に聞こえて来た時はややこしい作業中で、とても手を止めてTVを見られなかった。
それで、今夜やっと画面を見てみた。
それは「綾野剛が誘うイギリス特集」という >>番組のPRスポット(これはダイジェスト版で、もっと別のバージョンがあるのだが、明日からYoutubeにアップされる予定)で、これがなかなか良い。
雰囲気も凝っているし、綾野剛もしっかりと怪しげな魅力を最大限発揮して演技をしている。
陳腐な表現かも知れないけれど、芸術的な作りとなっていて、NHK、やるなあ。
静止画だけでも、結構いいよね。
綾野剛という若い俳優を、私はこの前の朝の連続ドラマ【カーネーション】の周防さん役でしか知らなかった。
NHKk朝ドラで不倫という展開には少し驚いたけど、そういう事はさておき、このシーンはなかなか切なくて良かった。
背後から糸子に抱きつかれて、わざわざ向きを変えて糸子を抱きしめてやる優しい周防さん。
素敵ですね、日本男児らしくなくて。
それはそれで良かったけど、英国特集のプロモーションでのキャラクターもまさに真骨頂という感じだ。
怪しい色気もあるし、それでいて可愛らしいし、尚且つしっかりとエキセントリックだ。
とりわけ、先のプロモーション動画の最後の方で、口の端を歪めてニヤリとするところなど、薄気味悪くて、あの周防さんとはかけ離れたキャラクター設定だけど、これもまた良い。
どう見ても犯罪者、通り掛かりの人を何人か刺し殺しているような、親でも兄弟でも楽しんで惨殺するような変質的殺人者・・・いや失礼、でもそういうアブナイ雰囲気がある。
良く考えたら、優しい周防さんだってアブナイ男だ。
妻子ある身でありながら、「好きでした」と過去形の告白だけして立ち去ろうとしていた糸子の手を掴んで抱き寄せ(抱き寄せるのが好きだな、周防さん)「おいも・・・おいも好いとっと」だと。
ギャーッ!!
視聴者(の女性)は倫理観も仕事に行っている夫も忘れ、朝からこの周防さんにトロけていたに違いない。
「私も抱きしめられた~い!」と思ったに違いないのだ。
但し、それはあくまでも周防さんという役柄の男に・・・であって、この俳優・綾野剛にではない。
違いますか?
こうしてミシンの向うから、或いは仕事の手を止めて見やれば、ちゃんとみつめ返してくれる色男・周防さんのアップは、テレビのこちら側の女性視聴者に自分をみつめているかの錯覚に陥らせる撮り方をしている。
巧みな戦略だな、NHK。
韓流ドラマにハマッた人達は、韓流スターに憧れていた人達というのは、本当はその虚構の世界に溺れていたんじゃないのかな。
俳優その人を追っかけたって仕方ないはずだ。
解っているはずでしょう。
それはマンガ【ベルサイユのばら】のオスカルに憧れたのと同じじゃないのかな。
今ではもう心とろける恋など無縁な、掃除洗濯子育てに追われる平凡な主婦が、自分をドラマの中のヒロインに置き変えて、非日常を夢見る現象ではないのだろうか。
私はオスカルにも憧れなかったし、韓流ドラマも観た事が無いので、こんな分析する事は失礼だと承知しているけれど、非日常的な夢の世界に行ってしまいたいと思った事は、若い頃に幾らでもある。
今は、もう全然そういう夢は持たない。
だって夢を見ずとも、こんなオバサンになった私をヒロインとして大事に扱ってくれる素敵な夫がいるからね。
但し、棚からボタモチは落ちて来ないのだ。
あっ、だから手っ取り早くドラマで夢見るのかな。
そうだね、きっと。
素敵な俳優、いや、素敵な虚構の男性はドラマの中に一杯いるもんね。
視聴者を夢中にさせようとして、わざわざそういう役を作るんだろうし。
しかしそこは、まんまと乗ったが勝ちで、しばし甘い夢を見られる訳だ。
それにつけても、俳優というのは、自分という「どんな役柄でも注ぎ入れる事の出来る器」に自信があるんだなあ・・・などと当たり前の事を思った。
そうでなくちゃ、とても衆人の目で、演技する自分を晒せたり出来ないよなあ。
それだけでも普通の人とは違うよな。
さて、今夜は1ヶ月ぶりで捕獲なんだ。
猫家事の後、庭で2時間半粘ったけれど姿を見せないので、一旦家に入るにあたり捕獲器も撤収した。
目の届かない所で、捕獲器を仕掛けっ放しにするような捕獲は厳禁だ。
ちょっと仮眠して、また明け方から頑張ろう。 |
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