2012年 CAT'S EYES & CAT'S HANDS 
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ビル

僕って気は小さいけど

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ビル
ビル

身体は大きいのよ

Aug. 1, 2012
ビル
ビル

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Aug. 1, 2012
ビル
ビル

だけど見かけ倒しなの

Aug. 1, 2012
ビル
ビル

いいじゃん、放っといてよ

Aug. 1, 2012
ビル

2012年8月1日 水曜日

ぶーちゃんもタマちゃんもメラも9キロ級、ジャムも痩せてしまったとは言えまだ8キロ近いデカ猫だけど、意外にも我が家の「隠れデブ」として立派な体躯を誇るのがビルだ。



「ビル」とは「ビルディング」の略の「ビル」ではなくて、インドネシア語の「青」を意味する「biru(ビル)」だ。

因みにメラは「赤」の「merah(メラ)」、プティは「白」の「putih(プティ)」なのだが、その時にはきょうだい3匹共に4文字に揃えたくて、末尾の「h」を抜いた表記にした。

命名はこうちゃんだ。

顔はそっくりな仔猫だったので判別し難かったのだけれど、3匹同じ全身キジトラでも毛色が少しずつ違っていた。

少し薄い色のキジトラだったプティ、赤みを帯びたキジトラだったメラ、そして黒っぽかったビル。



ならば「黒」にしても良そうなものだが、「黒」は既に使ってあった。

そうだ、タムは黒を意味する「hitam(ヒタム)」からとった名前だったんだ。

タムこそ黒だったからね。







こうしてインドネシア組は、タム、リマ(lima 数字の「9」)、メラ、ビル、プティの5匹になった。

里子に出した「ポコ&ニャ」もインドネシア語の「ポコニャ(要するに)」からなんだけど、意味など直ぐに忘れてしまい、ただ響きが面白いから採用したんだ。





どうしてインドネシア語なのかと言うと、こうちゃんがインドネシア語を話すからだ。

インドネシアに若い頃駐在していた経験のある彼は、たまにインドネシア語を織り交ぜて面白おかしく思い出話を聞かせてくれるのだが、単語の意味は悉く忘れてしまっても、面白い「音」だけが私の記憶に残る。

インドネシア語は効いていて可笑しい、楽しい響きを持つ言葉だと思う。







「ティダ・パパ」(Tidak apa-apa)・・・「ダイジョウブ」の意味。

決して大丈夫ではない時に、当時雇っていた運転手がいつもそう言ったらしい。

「旦那さん、ダイジョウブ、ダイジョウブ」

「おい、本当に大丈夫なのか?大丈夫じゃないだろう?」

いつもそういう掛け合いが繰り返されていたという。









突然、私の口から、意味も考えずにインドネシア語が飛び出す。

ただ口にするだけなんだ。

独り言のように。



「ロコロコロコロコ」・・・これは当時、道が渋滞して車が動かないでいる時など、煙草売りがこう言って売りに来たのだと言う。

煙草は「ロコ(rokok)

甲高い声で「ロコロコロコロコ・・・・」と早口で繰り返すんだって。

それを真似する。

いや、それを真似して聞かせたこうちゃんの口調を真似している訳だけど。



「ブアブア、ブアブア、ブアブア」・・・同じ状況下で、果物も売りに来る。

果物は「ブア(buah)

聞いてるだけで可笑しいじゃん、ブワブワとかブアブアとか。



「テレポン」・・・ご推察の通り「電話(telepon)」の事だ。

可愛いよね、「フォン」より「ポン」の方が。






そういう「音」だけが頭のどこかに残っていて、時々何の脈絡も無く、たとえば車に乗って移動中、ずっと無言だったのに突然沈黙を破って私の口をついて出るのだ。

「ブアブア、ブアブア・・・」だけじゃなく、「トアン、トアン」(確か「旦那、旦那」という意味だったような)「ティダパ~パ」と。



黙って運転していたこうちゃんがぶっ飛ぶ。

「良く覚えていたね」と言うが、覚えていた訳ではない。

面白い響きだけが頭に無自覚に刻まれるんだ。

猫が意図的に刻もうとして刻んだのではないのに、木製テーブルの天板に爪の傷痕を残すように。






だから、「メラ・ビル・プティ」のどれが「赤・青・白」だか、そんな事覚えちゃいない。

意味を問われれば、毛色がどうだったかをイメージしてからでないと答えられない。

「メラ=赤」という直接回路は、私の頭の中に出来上がっていないのだ。

何度聞いても忘れるし、私はバカなんじゃないだろうかと思うけど、しょうがないよ、そういう頭なんだから。








ところで私がかつて専門にしていたスペイン語からとった名前は「ルス(luz)」と「ペロ(perro)」しかない。

「luz」は光、ペロは巻き舌で「ペルロ」に近い発音をして戴きたいのだが、「犬」を表すperroであって、「しかし」のperoとは違う。

この2匹だけだっけ?

そうだよね、2匹だけだ。











ともあれ「隠れデブのビル」は、本当に物陰に隠れている事が多いんだけど、それは私達が部屋に入って行くと隠れてしまうだけで、私達の姿が無ければ結構堂々と、プティとオカマごっこしている。

隣の部屋でルーバーの隙間からこっそり除いて見ていると、ビルとプティはいつもマウントし合っている。



相変わらずバカだなあ・・・いやいや、亡きジーコも父親のミュウにマウントしていたっけ。

ペロだってナムにマウントしては嫌がられている。



亡きミュウだって、とっくの昔に去勢しているにもかかわらず、妻だと思っているアインにマウントして嫌がられ、オスなんか大嫌いなアインが大袈裟に叫ぶと、ゴマがすっ飛んで助けに行って、自分の何倍も大きいミュウにボディアタックしていたんだ。

あ~可笑しい。






おっと、笑っては失礼だよね。

猫にしてみれば「オレだって何でこんな事しちゃうのか解んね~よ」と言いたいだろう。





オスは去勢してからも、交尾の疑似行為をするという形で、自分の子孫を残そうとする本能だけは残るのだろうか。

野生の、たとえば絶滅が危惧されている動物ですら、繁殖期のメスを争って激しく闘い、死に至るような傷を負う事さえあるという。

オスってバカだなあ・・・といつも思いながらそういう番組を観るのだが、簡単に「バカ」などと言っては申し訳ない。

そうまでして闘って残った強い「血」を子孫に残そうという、メスとオスの必死の本能なのだろうから、これはとても重要なものなんだろう。






しかしビル君、プティ君、君達ねえ・・・オス同士で乗っかり合ってヘンな声だしていると、可笑しいよ、やっぱり。






勿論、そんなお行儀の悪い、いや、生命力旺盛な真似をしないオスだってたくさん居る。

ペリーだってテトだってレンだってしないし、ぶーちゃんだってカイルだってタマちゃんだってしない。

亡きマルコもしなかったし、チャイもしていなそうだ。

シロちゃんはマーキングはしてもマウントはしない。

具合の悪いキジ丸とクロちゃんはケージ暮らしだから、マウントする相手など居ないし、その元気も無い。





何だ、要するに去勢して何年経ってもマウントするのは、ミュウ、ジーコ、ビルとプティだけって事じゃん。

これ、保護したばかりの頃のビル(写真左)とメラ(写真右)。

まだ小さくて可愛かったね。

いや、大きくても可愛いんだけどね。



まさかメラもピルも9キロにもなるなんて、誰が想像しただろう。

因みにメスたちはと言えば、マウントされる事なんか大嫌いだし、そもそもオスなんか嫌い!という子が多い。

ジニーやリマのようにオスメス関係なくフレンドリーだったり、イオのようにペリーだけは弟のように可愛がったり、亡きアインが実の息子のジーコだけは舐めてやったりしていたのは例外的なのではないだろうか。

それは我が家よりも、むしろ皆様のお宅の保護猫出身の女の子の特徴としてお聞きして来た事が多いのだけれど、その後は如何でしょう?





そんなメスの「猫嫌い」本能が一般的に見受けられる事から、先住猫さんが女の子だった場合、新たに猫を迎え入れる事が難しいく思えるのだろう。



それでも時間を掛け、長い目で見てやれたら、少しずつ馴染んで行く事の方が圧倒的に多い。

それは、それこそ迷いながら悩みながら次々と増やして来た我が家だからこそ、一朝一夕では成り立たなかったけれど、時間の経過と共に平安な関係が成り立っている我が家だからこそ言いたい。

飼い主の気持ちの焦りや不安は猫にも伝わるから、どうか焦らず、どっしり構えて上手く猫の間に立って仲介してやって下さい。

血の繋がりは無くともメスがオスを可愛がるようになるケースもあるし、野良の大人猫で保護した結円なんか全く無いオス同士でラブラブになっちゃうケースだってあるのよ。



猫には猫の持つコミュニケーション能力も、思いやりも、仲間意識も、愛するものの不在に対する悲しみも、そんな感受性はちゃんとあるみたいで、そんな事当たり前なのに、目の当たりにして改めて知った気がする。

それまでの私って、何て鈍感で猫をナメていたんだろう。

「ごめんなさい」と言うしかない。





確かにね・・・歳をとるにつれて、それぞれの弱さから折り合いが悪くなって行ったゴマとジャムのケースもあるし、若いうちから猫は全く受け入れられず、1匹でしか居られないフレアのケースもあるけど、むしろそちらの方が例外であって、ちゃんと猫同士で折り合いをさけてくれるものなんだ。

環境が悪かったり、猫にとって何かが不安だったり不満だったりしないよう、猫たちが安心していられる「自分の場所」を確保出来るよう、人間が少しだけ工夫したり手助けしてやれれば、痕は大抵の場合、猫同士に任せておけば大丈夫。








多分、猫は飼い主を映す鏡なのだ。

それは間違いない。



猫の中にには、色々に化ける小さな因子がたくさんあるのだろう。

飼い主がその中から、無意識のうちに抽出して育ててしまう。



私が生んだ子供でもないのに、猫はそれぞれの個性の違いを見せながらも、それぞれが私と良く似ている。

責任を感じる。





何か問題が起きている場合には、胸によ~く手を当てて考えてみる事だ。

必ずや、飼い主の気持ちの弱さや怠慢、いい加減な取り組み方が猫に影響を及ぼしている事に気づくはずだ。

ええ、私だって全く同様です。

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