猫雑記20130505

2013年　CAT'S EYES & CAT'S HANDS　

月別 index	2010年～現在｢猫雑記｣index	2005～2009年｢猫雑記｣index		1999～2004年｢猫雑記｣index
猫たちの写真キャプションで見る「foto de 猫雑記」			Top page	サイトマップ

フレアあら、やっと撮りに来たわね May. 5, 2013
フレア逆光で上手に撮れるの？ May. 5, 2013
フレアご飯にしようかな～ May. 5, 2013
フレアやっぱお水にしよっと May. 5, 2013

2013年5月5日　日曜日　（禁煙２５５日目）

よく晴れる。

寒くも暑くも無く、風邪が爽やか。

やっと連休らしい陽気になった。

しかし連休どころか、かたときも休めない日が続く。

まったくもう、私達の選んだ道は思いの他険しかったのね。

でも、この程度で険しく感じる程、私達って苦労知らずに育ったという事だ。

きっと一生で帳尻を合わせなくてはいけないのだろうな。

よし。

今日も行きましょう、しっかり食べて。

チャボカサブタ取れたのね May. 5, 2013
チャボうん、可愛い可愛い May. 5, 2013
チャボちょっと傷を見せてくれる？ May. 5, 2013
チャボ大分良くなっているね May. 5, 2013
チャボもう食べ過ぎだよ、チャボ君 May. 5, 2013
チャボ誰かに似てるね May. 5, 2013

人間万事塞翁が馬（じんかんばんじさいおうがうま）.。

禍福は糾える縄の如し。

解ってる。

一喜一憂していないで、その都度、あるがままを受け入れて、必要な事はして、なすべき事をして、淡々と生きて行けば良いのだと。

ジャムの血尿が再発。

午後の診療で診て戴く。

今回はエコーとレントゲンを撮る。

結論から言うと、大きな石が膀胱内に出来ている。

１ヶ月、石を解かすフードを続けてみて、それで小さくならないようであれば摘出する為に開腹手術。

石がストルバイトであれば小さくなる可能性もあるが、シュウ酸カルシウム結石であれば溶かす事も治療法も無い。

レントゲンで映し出された石の形状は少しデコボコしていて、シュウ酸カルシウムである可能性が否定出来ない。

何故、石が出来たのか解らない。

ジャムは口が卑しくないから決まったフードしか食べないし、、そのフードはずっとセレクトプロテインとk/dなのだ。

肥満が原因で結晶が出来るとも言うけれど、それならば結晶の時点で発見出来たはずだ。

尿検査では何ともなかったのだ、最近まで。

こんなに突然、石が出来るものだろうか。

ジャム１２歳。

手術に耐えられるかどうか。

大きな手術を２度もして、もう絶対に手術も入院もさせまいと心に決めていたのに、どうしてまたジャムが。

・・・と悲観的になるから、あまり考えてはいけない。

今為すべき事をするだけ。

考え過ぎてジメジメしたりグッタリするのは、いい歳した大人として恥かしい。

フードのサンプルを下さると言うから、「サンプルじゃなくて大きい袋で買いますから！」と言って笑われる。

だってサンプルなんか、もどかしい。

一番効果があるというフードを、何としてでも食べて貰う。

手術しなくても済むかも知れないなら、飼い主は何でもするよね。

他の子が食べても問題無いと言うから、全員にそのフードを食べて貰う。

どうせ今だって全員が療法食なのだ。

ジャムだってk/dとセレクトプロテインがpHコントロールに変わるだけの事。

家に帰ると、直ぐに今までのフードを片付け、pHコントロールだけにする。

ジャムは新しいフードの袋を開けるを待つのももどかしい様子で、真っ先に食べ始めた。

解っているんだね、ジャム。

これを食べれば手術の可能性が少しは減るかも知れないと。

どうせ手術になるのであれば、いま直ぐに済ませてしまいたい気持ちもある。

だけど少しでも可能性があるのだとしたら、やはりフードで溶かす努力をしてみてからの方が良いに決まってる。

サンプルは要らないから大袋で買うと言って笑われたついでに、「ジャムはとっても悪い子なんです、良い子になる注射もしてやって下さい」と言って笑われる。

だけどジャムは子供じゃなくてもうお婆さんだし、そんな薬があると思っているはずもなく、忙しい先生にちょっぴり笑って戴けたらそれで良し。

しかし実際このところ、ジャムはアンちゃんにもゴマにも直ぐちょっかいを出していた。

「悪い子だねジャムは。世界で一番可愛いけど」と毎日言われていたんだ。

きっと痛みがあったり、頻尿で気持ち悪くて苛々しているところに、アンちゃんやゴマが目の前でチョロチョロするから癇に障るのだろう。

またアンちゃんもゴマも、わざわざジャムの神経を逆撫でするような行動を取るのが好きみたいで、どうしてそういう事をするかな？と不思議で仕方ない。

あれはあれで、小さい子たちが出来る精一杯の攻撃なのだろうな。

攻撃と言ったって、勿論、本気の喧嘩はしない。

そこまでする必要も無いのだ。

何故、私達の大事な可愛いジャムが、こんな事にばかりなるのだろう。

・・・と、また悲観的になる。

本当はこういう場所を堂々巡りなんだ、いつだって。

疲れたなあ。

ジャム近寄らないでっ！ May. 5, 2013
ジャムジャムは怒ってるんだから May. 5, 2013
ジャム注射なんかされて・・・ May. 5, 2013
ジャム怖かったんだよ May. 5, 2013
ジャムでもやっぱりママは好き May. 5, 2013
ジャム注射でいい子になったよ May. 5, 2013

外界では、生命力の強さを感じるものばかり。

今年祖から、庭の雑草も適度に残す事にしている。

それはうちの庭の環境に適した植物が定着してくれたという事だと思うから。

それに南側のメインの庭はコンクリートに人工芝、土があるのは植木鉢の中だけなのだ。

それでも人工芝とコンクリートの間には、少しずつ泥が溜って来つつある。

大した厚みでは無い。

ほんの１～２ミリ。

それでも人工芝に生える雑草の逞しさ。

タンポポのような綿毛を飛ばしているから、来年はもっと勢力拡大している事だろう。

来年が来る事の有り難さ、幸せを感じる。

来れば・・・だけど。

そして虫もたくさん出て来た。

スナップエンドウの葉には、→「エカキムシ」がびっしりと白いラインを描いている。

葉裏に小さなゴマ粒のような虫が潜んでいるので、それを指で潰せば良いらしいのだが、もはや大発生していて追いつかないだろう。

これから１１月までは虫との闘いで、まあ、それも人間の敗北に終わる事が多いのだが、時間と膨大な水道料金を掛けて虫の餌を育てている訳ではないので、少しは抵抗してみても良いだろう。

ああ、それって病気と似ているなあ。

結局人間は病気を無くす事など出来ないのだけれど、必至で抵抗して手を尽くすのだ。

そして何年かを生き延びる。

努力そのものが尊いのだと言い聞かせて。

だけどフレアが死にかけたのは、去年の春の事だった。

足腰は立たず、首も上がらず、水すら受け付けず、視線も定まらず。

なのにあれからしっかり回復して、体重も増えてきた。

一時から考えたら、それはもう奇跡としか言いようが無いけど、出来る努力はしたのだ。

しっかりと選択した上で。

カワムラさんの時と同じだ。

抵抗する価値はあるんだ。

だからジャムもキジ丸もクロちゃんも、そしてジャムも頑張ろう。

ついでに私も頑張る。

あざみの葉に似た雑草 May. 5, 2013
綿毛で増える May. 5, 2013
スナップエンドウ生育中 May. 5, 2013
庭の一角のジャングル May. 5, 2013
つるバラの蕾 May. 5, 2013
ますますうじゃうじゃ May. 5, 2013
青いセージ咲いた May. 5, 2013