2014年5月28日 水曜日 (禁煙640日目)
昨日よりは湿度が低いらしいが、それでも昼間は蒸し暑く感じた。
ずっとカラカラに乾いた日が続いていたから、それに慣れてしまったのかな。
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カイル 夢見る僕
May. 28, 2014
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カイ君、優しい顔しているね。
何となくカワムラさんに似て来たような・・・
どうか長生きしてね、カワムラさんのように。
ベランダの鉢に自生した苔。
去年の夏に楽しんだバジルの吊り鉢など、バジルはとっくの昔に枯れてなくなったけれど、いつの間にか苔がびっしり育っている。
茂りも茂ってフカフカだ。
バラの鉢には肥料を与えてしまったせいで苔が枯れてしまったけれど、苔は他の鉢に胞子を飛ばして増えて行くのかな・・・どんどん苔の生えた鉢が増えている。
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苔鉢 May. 28, 2014
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吊り鉢にも May. 28, 2014
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芽がニョキニョキ May. 28, 2014
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ポット苗にも May. 28, 2014
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きっとうちのベランダに合った苔なんだろうな。
この苔を育てるのが楽しくて、苔鉢には何も植えないでいる。
今年は真夏の直射日光と乾燥、高温に気を付けてやりたいけれど、はて、どうしてやったら良いのだろう。
寒冷紗でも張って、少し日陰を作ってやろうか。
何十年かぶりで映画【天井桟敷の人々】を観た。
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邦題:天井桟敷の人々
原題:Les enfants du Paradis
製作:フレッド・オラン
監督:マルセル・カルネ
脚本:ジャック・プレヴェール
撮影:ロジェ・ユベール
音楽:ジョゼフ・コスマ
出演:アルレッティ
ジャン・ルイ・バロー
マリア・カザレス
ピエール・ルノワール
ピエール・ブラッスール
マルセル・エラン
マルセル・ペレス
ルイ・サルー
公開
フランス:1945年3月9日
日本:1952年2月20日
上映時間:190分 |
昔観た時には殆ど何も感じなかったのだけれど、今になってから観ると何とも良い。
色んな立場の色んな性格の人間が出て来るのだが、いずれも純粋で必死だ。
オバサマの雰囲気すら醸し出している、もう若くもないアルレッティ演ずる「ガランス」なのに、どうして男たちを魅了してやまないのだろう
あっ、ガランスの微笑みは、「モナ・リザ」と似ている!
バチストの舞台を毎日一人で観に行っている、今や伯爵夫人となったガランスの、その微笑みは謎めいて美しい。
それから、ジャン=ルイ・バロウのパントマイムが素晴らしい。
馬車の後ろにこっそり無賃乗車している時の様子、そして舞踏会に入りたい様子、その肉体表現の豊かでしなやかな事。
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バチストを演じるジャン=ルイ・バロウ(左) |
今では妻子ある身のバチストと愛し合っていても、黙って身を退くガランス。
追いかけるバチスト。
カーニバルの群衆に紛れて、追いつけそうで追いつけないラスト。
切ないはずなのに騒がしい。
愛し合っていても逢えない方が、恋も美しさも永遠に色褪せる事が無い。
もう若くないガランスにとっては、共に生活して現実問題で興醒めしてしまうより、終生味わい続けられる切ない恋心を抱き続ける方がずっと恋の達人だ。
かつて「恋なんて簡単よ」と言ったガランスは、もう酸いも甘いも噛み分けた大人の女なんだ。
それこそが切ない。
人生の黄昏時に足を踏み入れた女の恋は悲しい。
ああ良かった、私はもはや黄昏時どころかすっかり丑三つ時だけど、もう恋なんか無縁で幸せだ。
それにしても、今週の午後のBS映画は、長い作品が続いている。
昨日は【天国の門】だった。
3時間40分もあり、とても全部など観ていられない。
しかし本来この作品は、5時間もの大作だったのだ。
そして当時、予算の何倍にも膨れ上がった超巨額の製作費と興行成績の悪さにより、映画製作会社を倒産させた作品としても有名になった。
アメリカの開拓市場の恥部を描き、アメリカ人感情を害したとも言われている。
出演者は渋めのオール・スター・キャストである。
クリス・クリストファーソン、ジョン・ハート、クリストファー・ウォーケン、ジェフ・ブリッジス、ジォゼフ・コットン、ウィレム・デフォー、ミッキー・ロークと、一見豪華に見えない豪華さだ。
全編を観ていないので感想なんか言えないけれど、悲惨な戦いを描いているにも関わらず映像は美しいと感じた。
特に、馬に乗った男たちがなだらかな丘から俯瞰するシーンなど、むさくるしいはずなのに、ダイナミックでとても綺麗だった。
ああ、ゆっくり映画が観たいなあ。
それも目を使う字幕じゃなくて、上手な吹き替えで観たいよ。 |
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