2014年7月9日 水曜日 (禁煙682日目)
さよなら、カイル。
カイル永眠。
ここ数日はじっとうずくまっていたのだけれど、今日の夜明け少し前、ひっそりと、消え入るように息をするのを止めてしまった。
長くないかも知れないと覚悟していたのだけれど、昨日まで普通に食べて水も飲んでいたので、ここまで早いとは、そしてこんなにもあっさり逝ってしまうとは思っていなかった。
カイルはこの2ヶ月程で大分痩せてしまって、かなり年老いた感じになっていた。
出会った時が一体何歳だったのか判らないけれど、多分、あの時に既に若くなかったのだろう。
だから、同じ場所に居た野良猫たちの中でも、弱っていて疥癬も悪化していたのだろうな。
保護した時から本当にカイルの状態は色々と大変な事続きで、濃い思い出がたくさんある。
だけど今はそれを思い出すのは辛いから、カイルが居る私の心の部屋には鍵をかけておこう。
そんな「開かずの部屋」は幾つもあって、まだどれも開けられない。
たま~にこそっと換気だけしたら、直ぐにまた閉めてしまう。
扉が開くのは、私が死ぬ時だろうか、きっと。
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カイル 2月のカイル
Jul. 9, 2014
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残念だけど、最近の寝顔は撮らなかった。
痩せてしまった最近のカイルではなく、今年の2月頃の、まだ大分元気だったカイルを最後の写真として載せておこう。
なるほど、昨日のレンのセリフ通りだ。
他の事に気をとられていて、足元をすくわれないようにしないといけないね。
台風なんかどうでも良くなってしまった。
カイル、もう少し一緒に生きていて欲しかったよ。
有り難う、私たちを好きになってくれて。
私もカイルが大好きだよ。
サイトの日記は更新しない日も、手書きの日記は毎日つけている。
こちらは覚書でもあり、スクラップでもある。
光熱費の明細も貼り付ければ、新聞や雑誌の切り抜きも貼り付ける。食べ物の記事が多い。書き足りない時は、一筆箋に書き足して貼り付けておく。
そうまでして何が書きたいのか自分でも解らないけど、書かずにいられない時というのがある。
かと思えば、ペンを握るのも嫌だという日もある。
そんな日は、キイボードを打つのも嫌だ。
そもそも言葉を発するのが嫌なのだ。
なんだかんだと貼り付けていくうちに、手帳の厚さは倍にも膨れてしまった。
またあと半年あるから、もっと膨れるだろう。
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これが今年の日記帳 Jul. 9, 2014
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切り抜きを貼り付けるし・・・
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書き足りないと、紙を貼り付けて追加で書くから・・・
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どんどん膨らんでしまう、まだ半年分なのに
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お菓子の箱に付いていた赤いゴムで留めているけど、こんな程度のゴムではあまり効果が無い。
それで100円ショップで、マジックテープ付きの太いゴムバンドを買って来てみた。
いずれにしても、膨れた手帳の厚みを元にを戻す事は出来ない。
膨れ上がった結果、中身と伸びる事のない背とが剥がれてしまった。
背の部分で補強されているのに、これでは割れてしまう危険がある。
厚い本が、厚みの半分くらいで割れてしまうという経験、おもちじゃありませんか?
私はあります。
昔、学生だった頃、物凄く頻繁に辞書を引いて引いて、辞書が膨れ上がり、背の部分で裂けてしまった。
一応、皮表紙の辞書だったのに。
そんなに乱暴に使っていなかったのに。
辞書は当時の私には必需品で、悩んだ末に2冊目を買った。
収入も無い学生の私にとっては、スペイン語の辞書を2冊持つなど贅沢な事だったけど、無駄にはしなかったと思う。
兎に角、1冊目は背が割れてしまっただけじゃなく、手擦れて紙がとろけたようにすり減ってしまい、めくり難くなってもいた。
それ位、辞書は活用していたのだ。
手持無沙汰な時には、アテなく読んですらいた。
文法のページも、前書きも後書きも繰り返し読んだ。
愛読書は辞書だったと言える位に。
でも、辞書が裂けた学生は、決して私だけではなかった。
真面目に勉強していた友達の辞書は、私よりも先に真っ二つだった。
長くなりそうだから、辞書の話題はまた明日に続けます。 |
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