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埼玉15匹の緊急SOSを終了致します

2001年7月18日

長い間応援して戴いておりました「埼玉新座15匹のSOS・里親募集」は、現在SOS状態を脱する事が出来ましたので、ここに終了とさせて戴きます。たくさんの方々から励ましやカンパ、リンクのご協力などを戴き、有難うございました。

現在、元親さんの実家に「ミント」、「ココア」、「ファイブ」の3匹を残していますが、この子たちに関しては手放す事は出来ないとの元親さんの意向で、里親募集は打ち切りました。



次々と新たなSOSがある中、現状では既に緊急という状態を脱しているのに、半年の長きに渡り「緊急」扱いでのSOSとしておく事は忍びなく、ここにSOS扱いを終了させて戴く事に致しました。宜しくご理解の程お願い申し上げます。

また、スタート時点では元親の奥さんの言い分しか聞けなかった為、ご主人を一方的に悪者扱いしておりましたが、その後ご主人ともやりとりをする中で、また奥さんと毎日関わる中で、奥さん自身も異常に精神を病んでいる事も判明しました。

次々と言う事が違っている事に困惑しましたが、睡眠薬を常用している事などから、正常な判断力や責任能力があったとは言い難い状態であった事も理解出来ます。



その後、あちこちで事実と反する内容で当方を中傷している事も知りましたし、それを利用して第三者がまた誹謗中傷のネタに使っていますが、どうぞお好きなだけやって下さい・・・としか申し上げられません。

少なくとも私たちが運び出して欲しいと依頼されて里子に出した猫たちに関しては、幸せな生活を送ってくれている事は事実ですので、これで部外者に協力出来る事は全て終了したと考えています。


長い間、有難うございました。

2006年9月30日

追記:
私が救出して里親さんを見つけた最後の1匹が、2006年9月26日に永眠しました。これで私の責任は全て完了したと考え、これまで伏せておいた経緯も含め、12匹の顛末を私の知る範囲で記録しておきます。


トラボルタ 高知の里親さんのところに元親自身によって届けられましたが、元親がベランダに出した時、その手を振り切るようにしてベランダから飛び降りて山の中に逃げてしまったそうです。

里親さんは長期に渡り捜索を続けて下さいましたが、発見には至りませんでした。

この件に関しては全て川口が悪いという中傷がありましたが、色々と言いがかりをつける人というのはいるものです。
バビル 高知の里親さんのところで「でぶっち」という名前を貰って、丸々と太って可愛がられ、とても幸せに暮らしました。
チョビ 「小町」という名前に変わり、高知の里親さんのところから、母親「フィズ」と兄の「ザビエル」がいる福岡の里親さんのところに移りました。そして再び母と子3匹で一緒に暮らせる中で、幸せな時間を過ごし、静かに一生を終えました。
フィズ 福岡の中野家に里子に行き、「雅さん」という名前を貰いました。

元親のところでは子育てもしないマイペースなお姫様だと言われていましたが、里親さんの家ではのびのびと愛されて暮らすうちに、とても寛大な優しい母に変身しました。娘の「小町」と同じような穏やかな最期を迎えました。
ザビエル 福岡の中野家に里子に行き、「公太郎」という名前を貰いました。

気難しい子でしたが、温かい多頭飼いの家庭で、懐の深い里親さんのお陰で、心優しい穏やかな猫に変化して行きました。

白血病のキャリアで、2006年に発症。里親さんの並々ならぬ努力の賜物で、かなり頑張って長生きしてくれました。
ポッポ太郎 横浜の里親さんのところで、妹のジュリナと共に暮らしました。赤ちゃんのように可愛がられ、のびのびと楽しく暮らし、天寿をまっとうしました。
ジュリナ ポッポと共に横浜の里親さんの家で、穏やかな日々を過ごしました。お姫様の如く繊細に扱って貰い、静かに一生を終えました。
以下は、別ルートで救出された5匹です。
エンジェル ある有料個人シェルターに預けられ(費用は当方が負担しました)、そこから品川の里親さんのところに迎えられたそうです。

連絡先を聞き出し、里親さんとお話をしましたが、とても大事に可愛がって戴いているのが解かりました。
シングル 同じく有料で個人シェルターに預けられ、そこからミケと共に川崎市の19歳の夫婦のところに里子に行ったそうです。

しかし、確認をとる為に連絡先をやっと教えて貰えた時には、2匹とも脱走させてしまっていました。その事実を知り、私は会った事の無い猫たちでしたが、1週間毎晩、捜索とチラシのポスティングに通いました。

うちの庭に住み着いていると連絡を下さった大きな農家のお宅に度々通い、元気でいる様子を確認出来ました。フードやオモチャを届け、

しかしある日元親を連れて行ったところ、走って追いかけてしまい、どんどん遠くに逃がしてしまったきり、以後消息が解からなくなりました。
ミケ 同じく有料で個人シェルターに預けられ、そこからシングルと同じ里親さんのところに行きましたが、この子も知らない間に脱走させてしまったそうです。それを知った時は、開いた口がふさがりませんでした。

この時もシングルの時と同様に私達夫婦だけで捜索と保護に努めましたが、元親は「里親さんを責めないで欲しい、もうそっとしておいて下さい」との事でした。

しかしそれを真に受けた為に「責任放棄」と罵られましたが、どこに私の責任があったのか不明です。

何故、そういうだらしない里親に安易に里子に出してしまうのか、個人シェルターの活動家の女性に対しては色々と問題を感じましたが、数をこなしている保護活動家にありがちないい加減さと言うしかありません。
チョモ

マリアナ
同じく有料で個人シェルターに預けられ、そこから2匹一緒に、足立区の支援者の方のお宅に預けられました。

この子達のフォローも続けたかったのですが、ある時から関係を拒絶され、その後の様子は解かりません。



終了したSOSの内容は、以下の通りでした。上から下へと、時系列的に報告しております。

(現在は、このSOSは終了しています)

緊急SOS!!猫達を助けて下さい!
 

2001年1月14日 川口一惠

 

●埼玉県のある家庭で、15匹の飼い猫が避難先を探しています。

飼い主は子供のいない夫婦ですが、ご主人が心身を病んだ事から、それまで可愛がっていた家猫達を虐待し始めました。猫達は、怯えきって逃げ回っています。ストレスから毛が抜けてしまっている猫もたくさんいるようです。

奥さんは一事は猫を連れての離婚も考えたようですが、ご主人の病も心配で、また経済的な自立も不充分な事から、直ぐには不可能な状態です。しかし猫たちは、日々困難な状況に追い込まれている様子です。身近な人に相談しても、保健所へ連れて行けと言われて、困り果てて相談をして来たという経緯です。

最初は、どうにかみんなが平穏に暮らせるようにと励まして来ましたが、そういう段階を通り過ぎてしまったようです。一時避難という形でも良いので、預かって頂ける先を緊急に探しています。

猫たちは、4〜6歳。全て避妊済みです。元々は、野良猫の母親が、彼女たち夫婦を頼って仔猫を連れて来たところから増えてしまったものでした。最初の頃は、猫を飼う事に不慣れで知識が充分でなかった為に、気づいた時には次の世代が増えてしまったものでした。今では、きちんと避妊もワクチンもしてあります。

大人の猫が貰われにくい事は承知の上で、敢てお願いします。何とか保健所送りにしないで済むよう、手を差し伸べて頂ける方、1匹でも結構ですから、預かって頂ける方を求めます。また、搬送などのボランティアも同時に募集させて戴きたいと思います。

このご夫婦に対しての厳しいご意見などもあるとは思いますが、今は猫たちの幸せの為に、その事を議論するよりも先ず避難させたいと考えております。当事者自身、もう批判も充分に覚悟し、事実非難受け、それ以上に自分自身を責めて苦しんでいます。本当ならば決して手放したくはない、愛するわが子なのです。それは理解してあげて戴きたいと願います。
 

その家庭は微妙な状態にありますので、詳しい場所や名前など公表出来ません。川口までお問い合わせいただければ全て対応させて戴きます。
経過報告です
2000年1月16日
先ほど、相手の奥さんと電話で話をしました。

ご主人は、まだ不安定なようです。ご主人自身手放したくない気持ちと、気持ちの荒んだ時には猫にあたってしまう時と、交互に来ている様子です。

奥様が一番辛い立場なので、彼女を支えながら、いつでも行動がとれるように待機しているというところです。いざとなれば、夜中でも出動してご主人の実家(千葉市)に一気に搬送するつもりです。

搬送のボランティアをタローズの小林様からもお申し出戴いております。ただ、現在ではそれを強行してしまう事が良いのか、奥さんの判断に任せる以外ありません。ご主人も苦しんでいるのです。それは解かってあげたいと思います。



今回の事で、3人の方から預かりのお申し出を戴きました。

まだ時期など微妙に揺れていて、決定出来ないのが辛いです。緊急と銘打っておきながら、強行救出出来ないという矛盾が出て参りました。でも全ては猫にとって一番良い方法で考えたいと思うので、人間の都合は後回しです。相手の奥さんを励ましながら、毎日連絡を取り合っていますので、またご報告致します。



虐待という事がないとしても、里親さんを探せるのであれば探す事が望ましいかも知れません。全て猫たちの為に・・・それをご夫婦で考えて頂けるよう、協力して行きたいと思っています。

川口記

2000年1月19日

先方の15匹のうち、外の物置に野良猫が産んだ2匹から里子に出す事で、ご主人を説得出来ました。

この事が可能になったのは、こういう子でも預かりを受け入れてくれたSさんと、その間に入って骨を折ってくれたMさんのお陰です。

27日に迎えに行き、翌日にも各種検査と去勢手術をして(外猫の2匹のオスはもまだ7ヶ月弱なので、手術がまだでした)里親募集をします。

幸い、とても馴れていてだっこが好きだと言う事で、すぐに家猫として暮らせるだろうと思います。


だっこが大好きな、やんちゃです。去年の夏に野良猫の母親が物置で産みました。母猫は不妊手術をしたら、姿を消してしまったそうです。3匹は育たずに死んでしまったのを、きちんと火葬・供養してあげたそうです。この子たちはご夫婦の世話を受けて元気に大きくなりました。里親募集も今から開始します。



2000年1月21日

ここでの記事掲載後のものから、15匹の飼い主さんからの一連のメールを掲載させて戴く事にしました。ご参照下さい。
メールへ

  明日、緊急に避難させます!

2000年1月26日
飼い主のご主人の状態が悪くなり、猫達への暴力が酷くなりました。殴る蹴るといった事をしてしまっているので、緊急で運び出す事にしました。

外猫2匹に加え、最近迷い込んで来た1匹の併せて「外猫3匹」は神奈川県西部の愛護活動家・Sさんにお願いする事になっています。

また、預かりをしてくれるという2軒に2匹ずつお願い出来る事になりましたので、家猫の残り9匹をご主人の実家(既に言え猫2匹を預けていますが)に避難させるという段取りと致しました。

最初「15匹の飼い猫のSOS」でしたが、いつの間にか「15匹プラス3匹のSOS」となってしまいましまた。しかしこれも縁だと思い、飼い主も我々も家猫・野良猫の区別なく幸せを願うものとして、今回は18匹を何とかする事にしました。

千葉の実家への9匹はペット専門の搬送業者に依頼、Sさん宅へのお届けはペットフードの店「タローズ」小林氏の出動協力をお願いし、4匹の預かりは川口の車で迎えに行くという手はずです。

明日の天候と道路状況が懸念されますが、あまり先送りに出来る状態ではないと判断していますので、決行する予定です。(雪に備えてスタッドレスタイヤを買いました!)

2000年1月27日

予報以上の大雪となってしまいました。飼い主の奥さんや搬送業者、そして搬送のお手伝いを下さる小林氏と何度も相談した結果、横浜から埼玉、あるいは埼玉から千葉そして埼玉から大和への車での移動は不可能と判断して、明日の天候と道路状況を見極めた上での順延と致しました。

残念です。

しかし、今夜のところはご主人が比較的おとなしくしているとの事なので、それは少し救いです。明日の午前中で、かなり道路状況が回復している事を祈りたい気持ちです。

また明日、ここで良いご報告が出来る事も期待致します。お気遣い下さっている皆さん、ごめんなさい。車は出せませんでした。

飼い主の奥さんからのメール、新しいものを更新してありますので、ご覧下さい。

川口記
メールへ

全員、搬出しました!


2000年1月28日

15匹プラス迷い猫1匹の計16匹、全て本日のうちに運び出す事が出来ました。

まだ正式の預かり先は3箇所、あとは実家に9匹避難という形ですので、引き続き預かって頂ける方と里親さんを募集致します。

本日の搬出に関しては、1月28日の「猫雑記」に詳しくご報告したいと思いますので、併せてご参照下さいませ。

多くの方から様々なご支援を頂いています。感謝をどう言葉に現して良いか判りません。有り難うございます。これからまた、引受先を探す苦労が待っていますが、最後までどうぞご支援賜りますよう改めてお願い致します。

川口記


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