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《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫の為の情報
人間の赤ちゃんと猫との同居について

>> ケーススタディ集もあります!

●妊娠したので猫は飼い続けられない?
●猫は赤ちゃんにとって有害なのか?

この問題は、常にあちこちで耳にします。私のところにも、妊娠したので猫を飼い続けられないというご相談が時々あります。私は子供を持たない人生を選びましたので、知識でしか申し上げられませんが、幸いにも多くの猫仲間が猫を飼いながらの出産・育児体験をしていたので、随時アドバイスを寄せて戴いて乗り切っていました。



妊婦さんたちの心配の殆どがトキソプラズマに感染しないかという問題でした。

トキソプラズマ感染症に関しては、>>こちら(横浜市衛生研究所ホームページ)をご参照になられると宜しいかと思いますが、結論を簡単に言ってしまえば、猫がトキソプラズマ原虫に感染していたとしても免疫力の弱った猫にしか発症しないという事と、猫の糞便を毎日直ぐに片付けてしまえば、そしてきちんと手を洗っていれば何も心配はないという事です。


次に多いのが、子供のアレルギーやアトピーの問題です。

猫のフケがアレルゲンとなり得る事は知られていますが、それだけがアレルゲンである事は稀有です。他にもダニやカビなど、猫と違って排除しきれないアレルゲンと共に、どうアレルギー対策をとって行くかという努力が必要なはずです。しかしその努力が充分なされる前に、猫だけ先ず処分すれば良いという考え方には、その人のアレルギーに関する姿勢だけでなく、全てに於いてネガティブな考え方を感じずにはいられません。

しかし2004年春、遂に妊娠による猫の飼育放棄と関わってしまいました。2ヶ月近く励まし、サポートを続けて来ましたが、飼育が続けられないと言う理由は多岐に渡り、これは要するに心に余裕がなくなって、頑張る対象を減らしたいだけであると判断しました。

飼い主の家族が猫を処分する危険があると聞いて、仕方なく緊急に保護した経緯がありました。飼い猫の殺処分という行為は、これまでにも知らないところでは数限りなく繰り返されて来たである事も解かっています。無知と古い考え方にとらわれて、弱い小さな命を平気で粗末にする事を繰り返している日本は、やはりいまだ文明国とは言い難いですね。

猫を飼いながら出産と育児を立派に成し遂げて来た皆さんの体験談を集める事にしました。せめて参考になさって下さい。

猫と赤ちゃんの同居は当然の事として可能です。不可能だと思うのは、お母さんが勉強したり努力したりしたくないだけなのです。

飼育放棄しようとしている妊婦さんやお母さんにとっては耳の痛い事だとは思いますが、こう言われても仕方ないと思って下さい。

しかし飼育放棄(最悪の場合は「殺処分」)せずに済む方法を、片っ端から試してみる価値はあるでしょう。どこまで努力しているのか、ご自分の場合と比較してみて下さい。

しかし意外と、そんなに問題がない場合も多いのもまた事実です。呉々も周囲の無知と無理解な言葉に惑わされる事なく、大切な家族である猫を守ってあげて下さい。

ではこちらをご覧下さい ⇒ケーススタディ集へ(last update Jul. 23, 2005)

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