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《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫の為の情報
赤ちゃんと猫の同居についてのケーススタディ集
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case 4 ヤンミミ家の場合(写真はとても可愛いので、クリックして大きな画像で見て下さいね!)
やん♂ 7月で6歳
みみ♀ 7月で3歳
娘  1歳5ヶ月

やんは主人の連れ子で性格がきかなく、嫌いな人には飛び掛っていきます。みみは人間嫌いのようで、私達以外は人が来ると2階の部屋に一目散に逃げていきます。

主人とはやんが縁で出会いました。我が家ではやんは守り神と呼んでいます。番猫ともいくらい、人の好き嫌いが激しく、きらいな人・セールには怒って鳴いてくれて大助かり!(ただ、友達が家にこれないのが、我が家の悩みでもあります。)

妊娠にいたっては、私も周りの人にはたくさん「猫をどうするの?」とか、よくないとも言われました。ただ、当の本人は至って気にしませんでしたが・・・・。というより、妊娠と同時につわりがひどく、毎日のように吐いていた私に、側にずっと寄り添ってくれたのがこの子(猫)たちでした。私のつわりは、ひどく結局は産む直前まで吐いていましたから・・・。

妊娠中は毎日のように、つわりとの戦いでした。ほとんど、寝てはおきたりと大変でした。正直、長い出産までの道のりの中、この子達(猫)が側にいてずーっと私を支えてくれていました。妊娠中は情緒不安定に陥りやすいもの!そんなときに、一人で主人の帰りを待つより、にゃんこ達が側にいてくれるだけで、ホッとできると思います。

調子の良いときには蚊帳やベビーベットを用意したり、一応猫のトイレは主人にお願いしました。出産も実家には帰らず、退院と同時に猫達と住むことに決めていました。

破水して病院に一人で向かうときも、やんみみにはいつものように「行ってきます」と言って病院に向かいました。初めて私だけが家を空けるので、留守の間はご飯を食べなかったようです。

退院後、ベビーベットに娘をのせ、蚊帳をしましたが結局2日でやめました。我が家の場合、蚊帳が邪魔なようで、猫達が蚊帳を動かすのでかえって危ないと思いやめるにいたりました。

そのうち、猫達がベットに入るようになりました。最初は我慢!だまって近くで様子を見ているとやんはオスなのに心配なようで、一緒にいるように見えてきたからです。

その後、授乳のたびに、やんは私と一緒に起きてました。猫が寝不足???というくらい、目をトロンとしながら毎日一緒に授乳のお付き合いをしてくれました。このとき、主人は爆睡中。そうような旦那様のケースの場合、孤独に感じるらしいのですが私は至って思いませんでした。

その後、娘が生後2週間で風邪をひき、5月くらいに落ち着いてきたんですが、咳がなかなか止まらないので、もしや?毛?と思いました。

HPで調べたりしましたが、生後から6ヶ月まで、2匹ペットを飼っている家の子はアトピーなどのアレルギーにかかりにくいと米国の方で調査結果のHPを見つけました。

それでも何とかしなくては・・・と思いHPで同じ猫をかっている方(編集者注:前頁のノリさんです)の内容を読んで、再度励まされた気持ちになり、頑張ろうと再確認しました。

その方に思わずメールを送った自分に私も主人も驚いていました。それぐらい切羽詰まっていたのでしょうね・・・。

そしてその方から、返信のメールが届き、同じ猫飼っている方で丁度出産されていたので、私にとっては強い味方ができたのも事実です。やっぱり、猫の良さを知っていない、周りの人達には理解しにくいことはあると思います。

我が家はラグマット・ソファーカバーを新品に変え、空気清浄器ももう一台増やしました。

その他に、猫の入浴もしくは濡れたタオルで体を拭く、ブラッシング。ブラッシング嫌いのやんが素直に応じてくれたのには、驚いてしまいました。娘が、やんみみが近づくと泣くようになったので、わかったのでしょうか?娘の咳はおさまりました。

出産後も、一人で全部していましたので体力を使い、ホッとした時に熱を出してしまった私。娘に移してはと思い、別々に寝ると、つかさずやんが私の隣にきてくれました。

その後、6ヶ月から、短期で派遣の紹介で私が働くようになり、娘は託児所に行くようになりました。その点も少しは良かったのかもしれません。

ハイハイが始まり、猫達を触りたくてたまらない娘を、私や主人は「ダメ」といって怒っています。それでもめげない娘。やんは触られるのは嫌いで、噛んで私達にも怒るんですが、娘にはギリギリまで怒りません。その行動に私も主人もビックリしています。

1歳頃から、「やん」「ミー」と猫達の顔を見ると呼んでいます。みみはまだ娘が寝ているときにそっと側によっているくらいです。

最近、娘はやんに顔を刈っちゃかれたようですが、泣かなかったので、わからなかったのですが、あとで、しっかり頬に傷が残ってました。娘はむすめなりにわかっているのでしょうね。私が娘を怒ることを・・・

妊娠した喜びと同時に、不安は必ずつきものです。動物病院の先生がおしゃってました。「子供は成長するから、理解できるときがくる。」私も今、そう思います。

これから先、娘が成長し、この二人(猫)たちの恩返しをしてくれたらと思っています。猫たちは、妊娠から現在もたくさん我慢しています。妊娠以前に比べると寂しい思いもしていると思います。ただ、一緒になって子育てをしてくれている家族なのではないのでしょうか?

娘は1歳を迎え、同じ時期に風邪を引いています。今回は気管支炎になってしましましたが、体質もあります。

我が家はうまくいい方向に今は行っています。もちろん、挫折を繰返しました。ただ、子育ては猫たち以上に大変だと思います。そんなときに助けてくれる家族(猫)なのでは?と最近思っている私です。

ながなが書いてしまいました。すみません。

みみは、現在病院に通っています。手術をしまして、良い方向に向かっていますが一生薬を飲む方向でいます。

みみは生後3ヶ月くらいでうちにきました。食べ物が悪く免疫の方、人間でいえばアレルギー体質のようです。手術し体調も回復しましたが、リンパ種の方に移行するおそれがあるので、薬を飲んでいます。

小さい頃、野良だったようで、その頃の食べ物のせいもあるのでは?と先生も言っていました。知人から頼まれ家にきたときは、栄養失調で、鼻炎もありました。少しでも、そのような猫達が減ってくれることを望んでいます。

case 5 石川家のケース (写真はとても可愛いので、クリックして大きな画像で見て下さいね!)
生後1ヶ月で譲り受けた五右衛門と次郎吉が我が家へやってきてしばらくしてから、私が妊娠しているとわかりました。猫を飼うのが初めて、という旦那は、「子供が産まれたとき猫がいても大丈夫なのか?」と最初は思ったらしいのですが、産まれてから10匹近くの猫に囲まれて育った私が「大丈夫だよ」と言ったら、「産む本人が大丈夫って言ってるんだから大丈夫なんだろう」と思ったそうです。ちなみに私はかなりの健康体で、アレルギーや喘息もなく、風邪もめったに引きません。

五右衛門と次郎吉が遊びたい盛りの時期に妊娠・出産・育児となり、2匹には少し寂しい思いをさせたかな、と思います。逆に、私のほうが2匹に助けられたところの方が大きかったように思います。

つわりで具合が悪かったときに旦那が出張であまり家にいなくても寂しくはなかったし、やる気がない時期も「2匹のお世話はちゃんとしなきゃ」と思うことで体を動かすことができたり、少し寒いなと感じるときはひざの上に乗っかってきたり。

寝ているときになぜか旦那ではなくお腹が出ている私の上に寝にくるのには少々困りましたが…。我が家へやってきたときには手のひらサイズだった2匹も、臨月の頃には体重5kgと立派な体格になり、五右衛門がボケ担当、次郎吉がツッコミ担当の良いコンビになっていました。

陣痛が始まった朝、旦那はとりあえず会社へ。陣痛が10分おきになり病院へ連絡した後、旦那の帰宅を待っていたら急に陣痛がきつくなりだしました。これは座っていられない…、と横になり、足元が冷えていたため少し布団を掛けていたら2匹がやってきました。五右衛門はフガフガと匂いを嗅いで「遊んでくれないのか」と横になり、次郎吉は普段暑がりで布団の中にはめったに入らないのに、この時ばかりは布団の中に入って私の足元で丸くなってくれました。

旦那が帰宅後、病院へ行き2時間のスピード出産で子供が産まれました。

1週間後、子供を連れての帰宅。2匹の反応はどうなんだろうと楽しみでした。五右衛門と次郎吉は初め「一体これはなんだ?新しいおもちゃか?」という気分で子供の匂いを嗅いだり一緒に寝てみたり。でもしばらくすると「こいつはうるさい」とか「こいつが起きているときは甘えられない」とかわかるようになり、一緒の部屋で寝ているときに子供がぐずると部屋を出て行ったり、子供が起きているときは諦めて寝たらすぐに甘えに来るようになったりしました。

退院当初は子供が2.4kgと2匹の半分にも満たなかったため、一緒に寝ているときに上に乗っかって押しつぶされたり、走り回っているときに間違って踏まれるんじゃないかと心配し、ベビーベッドとラックをレンタル。

しかし子供が嫌がるのと、ベッドだろうがラックだろうが猫達が入り込むのとで、2ヶ月くらいでやめました。

子供が活発に動くようになるとその動きに猫たちも興味津々。でも子供が大声を出すのであまり近づかず見ていました。興味があるけど近づくのはちょっと…といった感じです。特にちょっかいを出すということもなく、寝ているときに少し近づいて匂いを嗅ぐだけでした。

子供の方はというと、お座りでると視界が広がるようになり、猫達が見えると「きゃあきゃあ」叫んで喜ぶようになりました。

現在子供は7ヶ月、はいはいするようになり猫達は格好の興味の対象。近くに五右衛門や次郎吉がいると奇声を発しながら近づき、毛をわしづかみにすることもあります。しかし意外に2匹は、よっぽどひどくつかまれたりしない限り怒って手を出すこともなく、しばらく我慢した後にその場からいなくなったりしています。

五右衛門にいたっては「俺が先にここにいたんだから意地でも動かないぞ」と言わんばかりに動かず耐えていたりします。子供には「優しく優しく触るの」と、五右衛門と次郎吉には「手を出したらダメ、あんた達は逃げれるんだから嫌だったら逃げなさい」と両方に言い聞かせています。

妊娠・出産をきっかけに、これまで飼っていた猫を放棄したり、ひどいときには処分してしまうという話を耳にしました。

確かに、つわりで具合が悪いときに猫のトイレを片付けたり、育児で忙しいときに猫達に甘えられると「もう!」と思ったりすることもあります。

また、ナーバスな時期に周囲に「猫がいて大丈夫なの?」と言われると不安になることもあると思います(幸い私は言われませんでしたが)。しかし、一つの命を育むために、一つの命を犠牲にする必要があると考えることはおかしな話だと思います。

子育ては、いくら母親が頑張っても目に見える結果として得られることは少なく、そのため「私はこれだけやってるのに!」と思わないためにも、頑張り過ぎないことも大切だと思います。「うちは猫を飼ってるから、子供が産まれたらこれもしなきゃ、あれもしなきゃ…」と考えることはそんなにないと思います。

育児の大変さは猫がいない場合とたいして変わりません。むしろ子供にとっては、猫も含めいろんな家族がいた方が良い教材になると思います。子供がもう少し大きくなり、猫とコミュニケーションをとれるようになるときが今から楽しみです。

case 6  おうすけ家のケース(写真はとても可愛いので、クリックして大きな画像で見て下さいね!)
私が猫と出会ったのが、妊娠5ヶ月の時でした。その猫が、我が家の第一号ニャン「はな(さび猫)」です。

出会った当時、今日か明日 失ってしまう命だったので、自分のお腹の子がどうか?など考えている時間もなく、自然に猫との同居が始まりました。

離乳もできていない小さな命に、シリンジで2時間おきにせっせとミルクを口に運び、気が付けば、妊娠中よく不安定になりやすかったのが、はなのおかげで、乗り切れた所がたくさんあります。人間の子供を出産する前に、慈しんで命を育てるという事を教えてもらいました。

子供が生まれるにあたって、特に気をつけた事は子供のベッドに、はなが入ってこれないようにベビーベッド専用の蚊帳を購入したぐらいです。これは、専門誌で1500円くらいで買った記憶があります。

いざ、出産し自宅に戻ったら、はなのあっさりとした行動、子供の横で寛ぐ姿など見て、更に自分の気持ちを悟ったように行動するはなにとても感謝しました。

何かが起こる前にとの予防策でも、結果、四六時中赤ちゃんにベッタリの生活だったので、蚊帳も活躍する事もなく、一生懸命お世話する私の姿を見て、子供が泣けば、はなは呼びに来たりしてくれて、ここでもまた助けられた自分がいました。

よく動物は、人間の母乳の匂いから赤ちゃんに噛み付いたり引っ掻いたりすると聞いてましたが、そんな話はなかったように、興味もなく、また、顔も舐める事もなく静かに横で寛いでいました。

私の考え方ですが、母親は一番長く家に居て、長く子供、猫に接しています。試行錯誤でも、前向きな気持ちを持って生活をしていれば、困難にぶつかった時にでも乗り切れる事ができると思います。

家での中心は、母親なのでその母親が不安定だと小さな子供、猫に不安は伝染します。でも、それ以上に子供、猫から日々教えてもらう事はたくさんあります。それが幸せなのだと感じて、私も生活しております。

これから、繰り広げられる新しい生活の中で、一時的な感情の不安定さから幸せを離してしまわないように、切に願います。

現在、4歳と2歳の子供 猫3匹に囲まれて生活しています。子供は、動物がいる生活を当たり前のように過ごしています。

外で子供たちを遊ばせる機会も多くなり、とても感じた事があります。外で散歩している犬たちを見て、 動物にどう接していいかをわかっているようです。むやみやたらに走って行って脅かしたりはしません。まず、飼い主さんに聞きます。「おばちゃん、ワンちゃん触っていい?」と。

そんな行動を見て、私も嬉しく思います。動物を思いやる気持ちが、子供達なりに芽生えてきているんだな・・と。

私に怒られて子供が泣いている時は、はなが子供に駆け寄り子供を泣き止ますように、子供を舐め、私を見つめます。今も、はなには悟られています。まだまだ、自分自身の勉強は続いていると思います。

アレルギーを持った子供と猫の同居
長女は、 喘息・アトピー・食物アレルギーを抱えています。一言でアレルギーと言っても、たくさんの種類がありますがやはり、発作をださせないように、日々の生活環境に気を使います。

まず、ダニ・カビ・ほこり・動物の毛・・・これは毎日の掃除に尽きることです。空気中に浮遊する物までは対処できませんが、日々の積み重ねが大事だと思います。

ダニは、梅雨明けに卵が孵化して増殖していくので、梅雨明けに専用の薬剤を家に散布して増殖を抑えることができます。これは、私の場合、皮膚科で家のハウスダストの密度を調べてくれるキットをいただきました。やはり、検査結果は、あくまで目やすですが普通のお宅よりはハウスダストの数が少ないと結果がでました。

動物園禁止令がでている長女ですが、我が家では猫に反応して発作がでたりはしていません。子供は、年々 体力・免疫力がついて来ます。それをサポートできるように日々のケアに気を付けています。

アレルギーにもよりますが、除去ができなくても 軽減することで普通に生活を送る事もできると思います。我が家の長女の場合ですが、今の所、発作がでるのは寒暖の差がある時期にネプライザ(気管支拡張剤)を使うぐらいまで落ち着きました。

何にしても、掃除をする事は、家がきれいだし 食事に関しても勉強になったものなので、家の中は、円満に起動しています。

是非、あなたの体験をお寄せください。
メールはこちらまで。catseyes@catmew.net 写真も大歓迎です。

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