《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫の為の情報

脱走と脱走防止のケーススタディ集
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case 6 ぽっぽ家の場合と脱走防止策(写真はクリックすると大きな画像でご覧いただけます)
<ベランダからの屋根への脱走>

ベランダから屋根への脱走(写真左参照)は、引っ越してからベランダに出すたびにされていました。

幸いにも、ベランダから屋根へは行けますが、地上には降りれないのですが・・・。ベランダから屋根へは、少し外を見たい時にしょっちゅう脱走されていました。

・身柄確保の方法
猫缶やかつおぶし、おもちゃの紐など様々なもので釣り、屋根に面した窓から屋根の上にあがり身柄確保をしていました。

でもだんだん慣れてくると、脱走に気付かない振りをしていると勝手にベランダに帰って来ていました。その後、身柄確保していました。

・対策
対策も回を追うごとに強化されていきました。

1.ベランダの柵に簾を固定し、柵の隙間から屋根へ歩いていけないようにしました。
→その後ベランダの柵の上に乗って屋根に飛んで行く事を本猫たちは考えました。ですから失敗!

2.今度は柵の上に乗れないよう、ベランダの屋根からブラインドを取り付けました。
→これは私は結構気に入っていましたが、ブラインドの両端は簡単に隙間が開きます。フクさんが器用にブラインドの端をめくって隙間を作り、ベランダの柵〜窓のサッシをつたい脱走されました。ですから失敗!

3.ブラインドで失敗したので、今度は防鳥ネットを付けました。(写真右参照)結束バンドとダイアパンチというネット専用の用具で簡単に取り付けられました。

最初からこれにしておけば良かったと思いました。見た目は檻の中にいる気分になりますが、これでベランダからの脱走は不可能です。今のところ、ネットは破られておりません。

<玄関の引き戸のすり抜け脱走>

玄関の引き戸を不覚にも開けたまま、毛虫除けの木酢液を塗布していました。塗布終了後、ふと後ろを見ると、脱走常習犯のフクさんとエピさんが裏の方へ小走りに行ってしまいました。

・脱走の身柄確保の準備
私がパニックになると脱走したフクさんとエピさんもお家に帰れません。だから慌てず、騒がず、猫缶を外に置いて待ちました。本猫に脱走された事を気付かない風に振る舞いました。大きな声や物音で本猫がパニックを起こします。

また、本猫も“脱走”は悪い事だと自覚していますし、怒っていると分かると本猫も恐がってお家に帰って来ません。そして玄関の引き戸少し開け、防犯ロック(写真右参照)で固定しておきました。これで後は待つだけです。

うちの子達は一度脱走すると、納得の行くまで一心不乱に周辺の散歩を行います。納得すると家の周りぐるぐる回り、後は素手で身柄を確保できます。

・脱走終了
1時間後にフクさんが玄関の引き戸の隙間から見えました。玄関に座り込み、逸る心を落ちつかせ、防犯ロックを外し玄関を開けフクさんの身柄確保。2時間後、フクさんの外傷チェックとシャンプーのためお風呂場に隔離。フクさんの悲痛な叫び声で、エピさんが裏の方より顔を出し、身柄確保。

大変お恥ずかしい事ですが、脱走され慣れているので確実に帰って来るのは分かっています。何度も脱走されているので土地勘もありますし。しかし本猫がパニックを起こすと、何がおこるか分かりません。裏の集合住宅を越えると大きな道路があります。もし誰かに追いかけられたりしたら最悪、交通事故に・・・。

脱走は猫が悪いのではなく、人間が原因を作っています。今回の脱走も私の玄関の閉め忘れ、つまり私のミスで起こったのですから。

うちの子の場合、隙間、機会があれば脱走します。脱走する事は悪い事だと分かっているんです。脱走後はやたらご機嫌取りにやってきますから。でも“少しだけお外が見たい”という思いで脱走するのでしょう。

うちでは脱走後の身柄確保の際は怒らず、無視を決め込みます。猫に躾をしても無駄ですし、どうせ隙間、機会があれば再度脱走します。だから脱走防止対策が必要になってくるのです。

我が家も脱走防止策の更なる強化を致します。まだ賃貸だから現在は退去時に撤去できるものですが、マイホームが決まったら格子戸だらけにしてみせます。多少工事費がかさんでも、脱走されて病気や怪我をされるよりも安いものですし。まして交通事故に遭ってしまうと後悔だらけですから。だから脱走予防は確実に行いたいと思います。

我が家の脱走常習犯のフクさんとエピさんの画像と、脱走防止ネットの画像、玄関からのすり抜け脱走現場の画像を添付します。(写真はクリックすると大きな画像でご覧戴けます)

case 7 鈴木家の場合と脱走防止策
我が家にも脱走した子がいます。その時の脱走方法とその後の対策を紹介します。

我が家の6匹の猫のうち、唯一脱走経験があるのは、生後推定3ヶ月の時に保護した長男ニャンのミイ(写真右)です。

最初の脱走は保護して数日後のこと。家の中にいるはずのミイがいません。そんな時目に入ったのがほんの少し開いた網戸・・・。『まさか...』と思い、窓の外をみていると、屋根伝いに歩いているミイを発見。すぐさま大好きなおもちゃで呼び寄せ、身柄を確保しました。

このときミイが網戸を開けてしまうことを知り、部屋の全ての網戸をガムテープで目張りして開かないようにしました。(左の写真参照)

その後の脱走は玄関からのすり抜けでした。来客があると、5センチほどドアを開けて対応していたのですが、ミイは音もなくすっと足元に現れると、隙間に鼻を滑り込ませ、頭でグイっとドアを押し開けました。あっという間の出来事でしたが、慌てて追いかけすぐに捕獲できたので大事には至りませんでしたが・・・。

脱走対策として、まず玄関からのすり抜けを防止するために、大型のラティス(写真右参照)を設置しました。よじ登ってしまう子もいると聞きますが、うちの場合は玄関からの出入り時の一瞬のことですので、登って脱走する時間はないようです。

また現在我が家では留守にするときには、猫たちを二部屋に分けて留守番をさせています。引き戸も開けてしまうミイと大福はドアノブの部屋、他の子たちは適当な組み合わせで引き戸の和室にと分けています。

もちろんどんな子でもいつドアを開けてしまうかわかりませんので、玄関を開けるときは気を抜かず、まずは玄関ドアを少し開け猫がいないのを確認してから、素早く身体をドア内に滑り込ませています。

玄関は一箇所で余り開けっ放しにはしませんが、やはり日常の換気で窓は必ず開けますし、場合によっては開けっ放しにすることもあります。

網戸は全てガムテープで目張りしてありますが、重たいサッシを開ける子もいます。

ですので網戸にするときも、反対側のサッシを開けないように、市販の窓ロックをつけています。(写真右参照)






また以前猫が重たい引き戸を開けるのを観察していたときに分ったことですが、引き戸を開けるときは必ず下の部分を身体を使って開けます。そんなことから窓の下の部分には突っ張り棚を設置しています。(写真右、左参照)

今のところの対策はこれくらいですが、我が家は大型の猫ばかりなので不十分にも思い、近いうちに賃貸でもできる最大限の脱走防止法を、建具屋さんに相談してみるつもりです。

私の住む地域では猫に対する毒撒きや虐待また猫採り業者もいると、猫を捕獲・保護しているときに実際に聞きました。また猫たちも私たちが想像できないようなことをすることもあります。猫たちの安全な暮らしを守れるよう、私たちはあらゆる可能性を考え、脱走させないよう努力しなくてはと思っています。



我が家の脱走経路は玄関と窓です。玄関は伸縮ラティスですり抜け防止になっています(こちら参照)が、問題は窓。エアコンがあるとはいえ、時には窓を開け放ち、気持ちよい外気を入れたいとずっと思っていました。

掲示板でも色々な商品が紹介されましたが、我が家は賃貸ということもあり、一度は『アミーゴ』にしようかと思いました。けれど網戸自体は破れないにしても、我が家のように大型猫ばかりだと、網戸がはずれる可能性が大きいという心配がありました。結局色々と考えた末、網戸自体に登れないようにしようと、パティションを使った脱走防止網を作りました。

用意するもの
 ・突っ張り機能のあるパティション大(写真1参照)
 ・メッシュネット(写真2参照)
 ・突っ張り機能のあるパティション小(写真3参照)
 ・滑り止め防止のゴム
 ・結束バンド

写真1:突っ張りパティション大(掃き出し窓用) 写真2:メッシュネット
写真3:突っ張りパティション小(小窓用)

作り方は簡単!窓枠の大きさにパティションを張ります。窓の大きさによっては上下に必ず空間ができてしまいますので、そこも必ずメッシュパネルを使います。

パティション本体とメッシュパネルを結束バンドでしっかりと留めます。窓枠の素材によっては、突っ張った部分が滑りますので、滑り止め防止に板状のゴムを適当な大きさに切り、窓枠とつっぱる部品の間にはさんで突っ張ります。(写真3:滑り止め参照)

写真3:

こうするとかなりの負荷がかかっても、滑ってはずれることはありません。(もちろんテストしてください)

完成写真:掃き出し窓 完成写真:小窓

うちの猫たちのほとんどは5キロを越す大型猫ばかりですが、助走をつけて勢い良く昇り降りしても、今のところはびくともしません。ただ少しずつ緩んでくるので、時折突っ張りの強度をチェックするようにしています。

材料は滑り止めのゴムと結束バンドはホームセンターで、突っ張り機能のあるパティションとメッシュパネルはネットで購入しました。

パティション
http://www.nissen.co.jp/src/direct_sho/index_s.jsp?head=%2Fhead&main=%2Fc_it
em%2F2004fal%2Fsho_item%2F1778_44001


メッシュパネル
http://www.irisplaza.co.jp/Index.asp?KB=MEISAI&CID=%83%81%83b%83V%83%85%83p%
83l%83%8B&P=4&SKB=SCH&SEL_CATE=0


材料費も大で約7000円、小で約4500円です。

網戸をあけることはできませんが、万が一を考え、網戸はガムテープで止め、サッシの反対側を開けないように補助鍵を使っています。

case 8 よっぴネネ家の脱走防止対策
今回、とてもいい脱走防止策を取り付けまして、是非知らない方にも知って欲しいと思い書きました。

それは、風除室です。

もしかしたら一般的に皆さん知っているのかもしれませんが、生まれも育ちも東京の私は、こんないいものがあるとは全く知りませんでした。



うちの場合、家族(人間の)が多くて、出入りが頻繁。

娘に気を取られてしまったり、父は目があまり見えず、ダンボールと網の扉を玄関前につけ、出入りに細心の注意を払っていたけど、するりと脱走してしまうことがありました。。。

たった一度の脱走でも命取りになる事も実感してます。

出て行ってしまってからの後悔と苦しみに比べれば、出さない努力が何より大事。

何とか完全な2重扉ができないか・・・

玄関の内側は、家の中すぐ階段があり、扉をつけるのが難しい構造。

ネットで色々検索している時偶然見つけたのがこれです!



施工後の感想は、快適!

いつも、緊張しながらの玄関の出入り。誰かいなくなってないかの不安。宅急便で届くフードや砂を家に入れる時の苦労。

でも、今は、風除室の扉を閉める徹底をすれば、大丈夫。雨の日濡れたレインコートもかけれるし、2重ロックになるので、防犯効果もあります。

寸法を測って取り付けてくれるので、どんな玄関でも大丈夫じゃないかと思います。内側で防止策が難しいおうちには、オススメです(^^)




もう一枚は、ベランダです。

金網を物干し竿の上まで巻きつけ、その上からネットをかぶせ完全に囲っている感じです。


何箇所も結束バンドで固定してるので強度はあります。

やんちゃな猫が駆け上ってますが、大丈夫です。




とはいえ、網やバンドの劣化も考えられます。

定期的チェックをしてます。

case 9 黒田家のベランダ脱走防止対策 


このフェンスは引越しに伴い、知り合いの工務店さんに依頼して設置して貰いました。

ですから、ホームセンターで部品調達してもらって、フェンス原価とボルト代 それにキャットタワーを合わせて約10万くらいでした。



この家の横にはJRの線路と、トラックの多い国道に挟まれる形で建っていて、猫の脱走は命に関わるので、玄関にも2重ドアとなるように、アルミサッシの格子状の網戸を設置しました。



ドアについてはもうひとつ、どなたかのHPで拝見して、宅配便業者や訪問セールスが勝手にドアを開けたりさせないように、外ドアの目に付くところに
「猫が脱走するので、こちらがドアを開くまで開けないでください」と張り紙をしています。

これが結構効果があります。




うちの猫は雑種3匹で 写真の茶トラが「たま」。

キャットタワーの上にいる白黒ぶちが「せみ子」よくせみを捕まえて食べる。

もう1匹同じく白黒ぶちがいます(山でカラスにつつかれていたのを連れてかえりました。今現在たいへん元気です。

case 10 広島県 岡田家の脱走防止対策 

私は3匹の猫を飼い始めて1年とちょっとです。

以前、「脱走防止&網戸ガード」のようなものがないか探していて、このページにたどり着き、それ以来、いつも参考にさせて頂いております。



このたび、3にゃんと共に引越しをしました。引っ越す前も一戸建てでしたが、家族の出入りが多く家の前が国道だったため、心配でたまらず結局は一部屋に閉じ込めていました。



引越し先では、玄関を入ってすぐに廊下があり、そこにドアをつけることにしました。

皆にそんな所にドアを付けたら変だと反対されましたが、どうしても必要なものなので、和風な家に合うよい感じのものがないか考え、格子戸を付けることにしました。


和風の千本格子戸のようなものを探したのですが、案外高価で、なかなか手に入らなかったので、自分で作ることにしました。

棚を作る用の等間隔に溝の入った木材を上下に使って、その溝の部分に棒状の木材をはめて作りました。

溝の間隔のまま(写真1)だとすり抜けてしまうので、縦棒を追加し補強のために横板も追加しました(写真2、3)。

(写真1)

(写真2)

(写真3)


格子戸の上部が空いているので、飛び付いても滑るように、プラ板をつけました!(写真4)

(写真4)


格子戸を蝶番で開閉するようにし、鍵を付けて完成です。



植物をかじって引っこ抜いてしまうみーちゃんですが、これで、玄関の植物やメダカたちも守られます(写真5)。

(写真5)


合計5000円程度で出来ました。



窓の脱走防止&網戸ガードは突っ張り棒と金属の格子です。

格子は突進系のちびちゃんが登っても大丈夫です。窓は防犯用の鍵で固定しています。(写真6,7)

(写真6)

(写真7)



猫棚もつけました。カーテンレールの上を歩くので、カーテンレールの防護にもなっています。(写真8,9,10)

(写真8)

(写真9)

(写真10)


脱走と脱走防止のケーススタディ集
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