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《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫の為の情報
動物病院の選び方・付き合い方ついて

●どんな時に病院に連れて行くべきなの?
既に長年飼育していて、その猫の持病や体調の傾向、既往症などを飼い主がきちんと把握している場合、または信頼関係のある獣医師との付き合いがある場合は、ここに意見を求める必要はないかと思いますが、判断に迷ってご相談されるケースが多いので、敢えて思うところを記しておきます。

下痢がとまらない
下痢の原因は色々と考えられますが、今までの経験に基づいて考えると、ざっと以下のような感じでしょうか。尚、下痢と言うのは見るからに柔らかいという場合だけでなく、箸でつまんで簡単に千切れるような固さの場合も、また回数の多さからも下痢と判断される事もありますので、ご注意下さい。

1.単なる食べ過ぎによる下痢
保護したばかりの仔猫や大人猫は、兎に角あるだけ食べる傾向にあります。それは暫く続くと思いますが、いつでもちゃんとご飯が貰える事、そして自分の適量が解かって来るに従って次第に落ち着くはずです。食べ過ぎると、「満塁で押し出し」ではありませんが、消化吸収する時間なく排便するようになり、結果として下痢の状態になります。

単なる食べ過ぎであればあまり心配はありませんが、このケースと判断する為にも、検便や健康診断が為されている事が大切です。

2.アレルギー性の下痢
食物アレルギーの場合は、フードを変えるなどの指導が為されますが、判断も難しければ、果たしてどのフードであれば問題が起きないのかという事は、獣医師の指導の元で試行錯誤するしかありません。

しかし、下痢が続いている場合の脱水などへの対処が必要な場合もありますので、やはり診断を受けておくのが安心でしょう。

3.腸内細菌に問題がある場合
個体差もありますが、腸内細菌のバランスが崩れていわゆる「悪玉菌」が増えると下痢をする場合もあります。また、らせん菌(カンピロバクター)などの食中毒菌が悪さをしている場合もあります。

いずれも検便で判定出来ますが、カンピロの場合は度重なる水様便と嘔吐などが特徴でもあり、素人でもかなり判断出来るものです。きちんと治療しないと仔猫の場合は衰弱死する事もありますが、多少持っていても不感症で症状が出ない場合もあります。

カンピロの場合、抗生剤の長期投薬となる場合が殆どですが、悪い細菌を殺すのと同時に、いわゆる「善玉菌=乳酸菌など」も殺してしまいますので、乳酸菌などの整腸剤を同時に摂取させる必要があります。

また、これは医療の現場ではまだまだ取り入れられてはいないかと思いますが、我が家の場合では触れない「家庭内野良」のカンピロ治療には、コロイダルシルバーで完治した経験もあります。その因果関係というか効能に関しては理論的には全く不思議のない事ではありますが、獣医師が勧めるかどうかはまた別の話です。

検便は、様々な事が解かる検査です。但し、カンピロなどの細菌は下痢が続いた後では数が減り、検出されない事もありますし、採取して30分以内の便でないと菌の活動が見られない事もありますので、出来れば病院で直腸から直接採取して調べて貰うのがベストです。

予防としては、充分に火を通していない畜肉を与えない事が大切です。75℃で死滅します。また塩分の強い場所では生きていられないので、海水魚の生で感染する事はありません。しかし海水魚には、今度は別の食中毒ウィルスもあり得ますので、いずれにしても生ものを与えるのは注意して下さい。

4.ウィルス性の感染症による下痢
ここで言うウィルスとは、いわゆる「食中毒ウィルス」という意味ではなく、パルボウィルスなどの伝染病ウィルスの事です。

5.便通の異常による便秘と下痢の繰り返し



食欲がない


●獣医さんとの信頼関係が何より大切です


良い獣医と悪い獣医がいるのか?

獣医師だって人間です


●最終的な責任は飼い主にあるという事を忘れないで!

これから記事を書きます。

※以上、とりあえずまとめましたが、他にも付け加えるべき事柄があるかも知れませんので、随時更新する予定です。
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