ジャム

洗濯日和

Dec. 3,2001

今日は朝から嬉しい電話を戴いた。先日ここでもご紹介した、別の子を里子に出したその日に、玄関前に捨てられていた縞三毛の可愛い仔猫・・・あの子の里親さんが決まったというお知らせだった。詳細は保護主さんからのメールを「里子に行った猫たち No.258」でご紹介させて戴いているので是非ご参照下さい。「気」を発していると、必ず良いご縁を呼び込めますよ!と励ますのだが、あながち非科学的な論理でもないような気がする。気合いを入れるという事は、あらゆる手を尽くし、兎に角出来るだけの行動をとろうとするものだから、決まる確率は自ずと高くなって当然なのだ。もちろんそれでも決まらないケースもある。しかし統計学的に言えば、広く行動した方が結果は出易いという事になる。ほれ!私のメッセージ「人生 気合いだ!」は、とても科学的な裏付けのある言葉である事が、これでお判りだろう。ふっふっふ。

折角のカラカラ天気だから、早朝から張り切って大洗濯をした。毛布をはがせばジャムがついて来る。乾いて取り込んでベッドメイクしようと思えば、シーツを広げる傍からジャムが乗る。おまけに噛みついている。シーツは既に穴だらけ。おまけにきちんと皺を伸ばしてセットが終わっても、潜り込み、シーツを掘る。「掘るな、掘るな!!」と毎日どこかで言い続けているが、雑誌も新聞も兎に角掘る。顔や身体は随分と大人びているけれど、性格はいつまでも子供のままだ。おジャム様、いつかはおしとやかになるのですか?

先日オフラインでのご相談を戴いた方から、ご自分の家猫にしてくださった交通事故猫で目も見えないチャト君の写真とお便りが届いた。写真は早速スキャナーで取り込んでペット自慢に掲載させて戴く事にした。幸せそうな表情が嬉しい。お便りは、その一部をご紹介したいと思う。
 

チャトが私の所に来て、ほぼ二十日になります。
足の方も歩いていることがリハビリになるのでしょう。大部しっかりして来ました。時には走ったりもしています。

狭い家なので、家の様子も大体わかって来たようです。目は、片目はわずかに見えるのではと思えますが、動くものを追わないので、ぼーっと見えるだけなのではと思います。事故に遭う迄は外で生活出来ていたのに、急に見えなくなっても、苛つくこともなく穏やかに生活しています。

我が家に前から居る「らくちゃん」という名の本当のお兄さん猫は、突然の弟の出現に食欲をなくし、もどし、下痢をして、こちらの方に手がかかりました。が、このところ少しずつ落ち着いてきて、なめてあげたり噛みついたり、自分のストレスをも発散させています。チャトも噛みつかれても又すり寄って行くのです。ごみコンテナでは、チャトの仲良しの兄(弟?)といつも一緒だったあの感触を求めているのでしょうか?

今から2年半前、近くのマンションのごみコンテナで、三毛猫の母が2匹の仔猫を育てていました。育つ迄は見守ろうとエサをあげていましたが、もう1匹の仔猫が居なくなつてしまったので、残った1匹を私のところで飼う事にしました。それが「らく」なのです。

そして翌年、三毛母が又仔猫を産み、その中の1匹がチャトなのです。この母猫は子育て上手、やさしい猫でしたが、避妊手術をしてあげてから段々に元気がなくなり、6月に死んでしまいました。

今、私は友人と娘とで、外猫の世話をしております。友人の猫への愛情の深さに支えられながらやっております。
(以下略)

この方は、実家の母と同い年の女性だ。母は野良猫の世話をするなんて、えた事もないだろうな・・・。(その代り、姑・舅ともに寝たきりの介護をたった一人でやり果せた気丈な人で、今では父もかなりの負担のはずなのだが・・・)

今年の流行語大賞が発表され、ベスト10の中に「塩爺」というのが入っていて、大変に可笑しかった。塩爺とは流行語だったのか・・・。


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