ミュウ

ぶすっ

Apr.19,2002

大怪我をしてアゴは骨折していた「チビ」ちゃんのSOSは、少し前に終了した。チビちゃんの手術や治療にかかった莫大な費用に比べたら《猫の手倶楽部》からは僅かしか支援出来なかったけれど、保護主のOさんは「一人の方からたくさんは頂きたくない」と言っていたそうだ。インターネット環境にない保護主さんとの間に入って色々と連絡をとってくれていた大澤さんは、保護主さんの意志を尊重して、自分のカンパは《猫の手倶楽部》へと下さったのだった。

結局、保護主さんへのカンパの半額は大澤さんが出したとも言える。しかし、大澤さんの資金は別の野良猫保護に回して、《猫の手倶楽部》の基金から純然と全額出したとも考えられる。どこからカンパがなくても、同じ金額を支援していたはずだから、大澤さんのご好意は、静岡や奈良、ドリーム君などに回せたと考えようと思う。有り難う、大澤さん。貴女がいたから、Oさんもチビちゃんも励まされたと思います。

そのOさんから、丁寧なお手紙と共に、手作りの猫の置物が送られて来た。「縮緬(ちりめん)ねこ」である。とても可愛い寝姿で、とても嬉しかった。私が頂いてしまっては申し訳ないのだが、分けられないものだから独占させて頂く。ごめんなさい。でも、ちょっとだけお見せしようかな?

縮緬の生地が、木目込人形のように張り付けてある。これが大体実物大だ。どうです、可愛いでしょう?こんなのが私にも作れたら良いなあ・・・と思った。おい、アカのヨウコちゃん、あんたは器用だから、こんなの作れないかい?

本当は、大崎さんが「石猫」を作るはずだったのだが、彼女はこの春から動物病院で勤務し始めていて、とっても忙しくなってしまったのだ。チョーカーの製作だけでも無理をさせているので、その後「石猫」はどうなった?とは言えない。(ここで書いていれば同じ事だが)

「石猫」とは、アバウト仮面が四国の四万十川で拾い集めてくれた石に猫を描いたものである。これも可愛いのだ。私も何か作りたいと常々思っているのに、何も出来ないでいる。これではいかん。少年老いやすく、一寸先は闇である。やりたいと思った事はやらないと、あっと言う間に死んでしまう。昨日「7匹とチャトくんのかあたん」も電話で言っていた。人生いつ何が起るか判らないから、やらなくちゃと思う事は悔いを残さないようにやろうと思う・・・と。

「かあたん」のお父様は、先日突然亡くなったばかりだ。病気を煩う事も苦しむ事もなく、全く予期せぬ突然の死だったらしい。理想的な最後であったとも言えるだろうが、あまりにも早過ぎる死だ。そしてあまりにも突然訪れた死だ。いつ何が起きても家族が困らないようにと、用意周到にきちんと身の回りの事を整理しておいてくれたお父様だったと言う(舅とは正反対である)。お父様は、私の実母と同い年だ。まだまだ若く、やりたい事もたくさんあったはずだ。

そして「かあたん」は人並み外れてテキパキしているものだから、残されたお母様に代わってお葬式や四十九日の法要を仕切り、そして全ての事務処理をこなしている。そんな訳で今月末も「かあたん」が東京に来る。その際には必ずゴマに会いに来てくれる事になっているから、楽しみに待っていようね、ゴマちゃん。

ミュウまでがPCデスクの上に乗って、出窓に行こうとするようになった。ところが3段重ねの「ディスプレイ切替機・ターミナルアダプタ・電話機」の小山を飛び越せないので、電話機に前脚をついて後ろ足で足踏みを続けている。ピョンとひとっ飛び出来ないのが重量級の辛さだ。仕方なく、抱き上げて出窓に送り出してやる。その間ずっと、電話機は相変らず留守電がセットされたり、留守録再生したり、内線を鳴らしたりしている。まだ対策が出来ていない。

そして介助なしにはちょっと高い場所に行けなくなったミュウは、たいそう不本意そうである。仕方ないよ、デブで年寄りなんだからね。ママだって、もう跳び箱を跳んだりハードルを跳び越えたりは出来ないんだよ。どっちも大の得意種目だったのにさ。
ジャムの独り言

ジャムと同じサビ猫が3匹もいる、うちにも遊びに来た事のあるリエさんが、メールの中でジャムのホンヤクが読んでみたいって言うので、少しだけご披露してあげるね。

え〜っと、OECDはABCDのお友達だからぁ、ぼうえきしゅうしは攻撃中止なのよ。わかる?そいでね、アイ・エム・エフのマニュアルは、あいあむ・アニマルという訳よ。どう?ジャムってお利口でしょ?

テレサおばちゃんもビックリだろうな。ふふん。

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