マルコ

PCデスクの上

Feb. 9,2003

天気が良いお陰、そしてルス・リマが障子紙を破いてくれたお陰で日差しが眩しく、朝はいつまでも寝てはいられない。仕方なく早起きして、昨日やり残した仕事を片付けにかかる。2階に戻ると、ダイニングの入り口付近でイナガキさんがプレゼントしてくれたキャットダンサーで一人遊んでいたマルコが、出窓へ向かってシュルシュルと凄いスピードで逃げる。夜の間を離れていただけでも、すぐにこうなってしまうのだ。「馬鹿マルコ!ママなのに逃げることないでしょ!」と言いながら、先ずは一服。1階では煙草を吸っていないのだ。偉いな、私。

PCの電源を入れると、出窓から下りて来て、デスクの上でくつろぐ。目が合っただけで、コロンとお腹を上にして甘える。こんなに甘えん坊なのに、突然の侵入者(?)には兎に角逃げるのだ。虐待された時の記憶が甦るのだろうか。しかし基本的には甘えん坊で暢気者だから、直ぐに楽しい事に走ってしまう。今日の写真だって見様によっては身構えているようだが、下半身はドタッと足を投げ出しているのだ。片足しかないけれどね。

折角早起きしたのだからと、朝から更新をする。少し手間のかかるものを後に残してしまったので、それが終わってホッとする。続けて他のコンテンツも出来ると良かったのだが、今日は昼までに出掛けなければならないところがあった。しかもその前に電話が鳴り、動物病院へリエさんの保護猫の搬送のボランティアをしてくれていたイナガキさんのSTiのエンジン音もする。病院への道が解からなくて、うちに来てしまっていたのだった。キャリーには保護猫を連れて来ているので、あまり時間がとれない。慌ただしくリエさんにリマとルスを見て貰って、二人はまた去って行った。

ルスは誰にでも愛想が良い。ひっくり返って散々撫でて貰っていた。カワムラさんも、誰にでも近づいて行き、隙あらば頭突きをかまそうとする。しかし伸び上がってディープキスをしたいのは、やはり私い対してらしい。遠慮は要らないから、お客さんにもしてやれ!そしてリマ・・・先日既にイナガキさんには対面してあるし、いっぱい遊んで貰ったくせに、今日はやけに人見知りしていた。物陰に隠れてしまって、情けない声で鳴き続けている。リマが「にゃーん」と猫らしい鳴きかたをするのを初めて聴いた。いつもはしゃがれた小さな声で「シャシャシャシャシャシャ・・・」と長く鳴くのだ。嬉しいときこそ、そういう風に鳴く。それを聞くと、いつも笑い出してしまう私たち。今日はどうしたのだろう?と思ったが、少し大人になって来て、見慣れていない人には人見知りするまでに成長したのだろう。黒猫は気が弱いからな。

それに比べて、三毛猫ルスの度胸の良い事。思い起こせば、うちに来た初日にカワムラさんを見て、尻尾を太くして背中を丸めて唸り声をあげていたリマに比べて、ルスは最初から何ごとにも動じなかった。初対面の人でも全く平気。アインと似ているのは、そういうところでもある。3匹はまだ眠かったらしく、お客が帰ると間もなく昼寝に入ってしまった。いまのうちに出掛けよう。

そして、家に戻るともう夜に近い夕方。春のように暖かい日で助かった。疲れて奥歯が浮いてきたぞ。いよいよ歯医者かな?

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