カワムラさん

秋の日

Sep.23,2003

明け方は寒かった。薄めだが、ちゃんと布団を掛けて寝たのに、そしてちゃんと布団を掛けていたのに・・・つまり、こうちゃんがいつも指摘するように「カズエちゃんは直ぐ剥いじゃうんだもの・・・」という状態は無かったのに、とても寒かった。1階は、部屋が広いせいかも知れない。カワムラが私の枕の隣で、枕を並べて(と言っても、彼はそこをベッドにするのだが)一晩中添い寝していた。ルスとリマは、もう仔猫ではないのに、突貫娘のままだ。あの巨体で走り回り壁やドアにぶつかり、もう五月蝿くて寝ていられないよ!

しかし、カワムラさんはいい猫だ。人間も猫も大好きで穏やか。威嚇した事などない上、なまじの母猫などよりもずっと包容力がある。2階のミュウ大王、1階のカワムラ仙人のお陰で、後から増やした猫たちは幸せだ。

 陽だまりで

ともあれ、休日でも猫には関係ないから、いつもの時刻に起きる。起きたら3部屋の猫たちのご飯とトイレ掃除、涙目を拭き、目薬を点し、プロポリスを飲ませ、一通り終わると二人で1時間はかかる。すると少量しか食べられないジーコは、次のご飯の催促を始めるのだ。しかし、催促してくれるまでに回復したのだと思うと嬉しい。ティスプーンに2杯位を、また食べさせる。それからやっと人間のご飯だ。今朝は朝からスパゲッティにした。明太子のスパゲッティにもみ海苔をたっぷり。そして巨峰を食べ、冷たい牛乳を飲む。

朝9時頃、アライさんが電話をくれて、ラボのエサやりは子供達と行ってくれると言う。申し訳ない。でも助かる。それならばと午前中一杯はPCに向かい、ご相談の返信やちょっとした更新をし、1階の和室の片付けを済ませてしまう。涼しいが、身体を動かすと暑くなる。リマが始終「にゃ〜〜〜」とも「しゃ〜〜〜」ともつかない声で鳴いて甘えて呼ぶが、物置にしている和室に入れたら大変な事になりそうだ。冬タイヤを積み上げて布のカバーを掛けているが、こんなのは直ぐに遊び場となってしまうだろう。

しばらく片づけをしてから2階に戻ると、床に何かを発見・・・同時多発ゲロ!5箇所にもしてあった。朝、ドライを食べ過ぎたアインか、それともジーコか、咳き込んだ後のミュウのゲロッパか?寒くなった途端に、アインが涙目でミュウの咳の発作が増えた。なるべく身体を撫でてやり、求められるままに抱いてやる。

昼にはサイドイッチを作って食べて、さて買い出しだ。野良フードは毎週、食べっぷりを見ながらどのフードにしようかと選んでいるから、今のところは通販を利用していない。車で買い出しに行けるのだし、1週間分ずつバラで買えばダンボールの処理をしないで済むのも助かる。トイレの砂も、一体どれだけ消費しているのだろう?怖いからカウントしないのだ。いつも行く店では、トフカスサンド1袋780円。多分そこそこ安い方だと思う。

明日退院してうちに来るテトの為に、小さ目のトイレを買い、猫ベッドはミキコから以前貰った「トム赤ちゃん」時代のものを使う事にする。ケージは色々と考えたが、まだ大型3階建てのものでは昇り降り出来ないだろうと判断し、1階建てのものを最初は使う予定。元気になれば「出せ、出せ」攻撃が大変だろうな。仔猫はもう勘弁!と思っていたけれど、まあ何とかなるでしょう。いつまでも仔猫じゃないし、それに仔猫じゃなくなっても爆弾娘たちもいる事だし、私達がもっとタフになればいいのよ。

そう思って、せっせとキムチを食べる。今日も東急の出店で、先日と同じキムチをたくさん買って来た。店の販売担当の韓国人らしき発音のお姉ちゃんが私を覚えていてくれて、今日はキムチ2株とナムルをまた1セット貰うと言うと、喜んでナムルは超大盛りにしてサービスしてくれた。普通の1.7倍はあるぞ。

昨日、性格の良い黒猫「クーちゃん」の募集を開始した。アジャパー西村の保護猫だ。西村さんは若い男性だが、勤め人でありながらエサやりも保護もしているし、飼い猫もたくさんいる。里子出しも大変に誠実に、丁寧に猫とも人間とも接しているのが解かり、こういう若者が増えてくれる事は、私のようなロートルには何よりも有り難い。婚約者の女性が、きっと包容力のある人なのだろうと思うが、20代の男性が仕事とのバランスをとりながらこういう活動をしてくれているのは珍しい。飼い猫には美形のサビ猫セサミちゃんもいるし、里親募集しているサビ猫もいる。是非、みんなで里親募集に応援してあげて欲しい。仔猫だけじゃなく、大人猫でもちゃんと新しい飼い主に懐いて仲良くなれる事を知って欲しい。

昨日捕獲器をお貸しした人は、キャンプ場の仔猫たちを無事保護出来たらしい。携帯からメールが入った。良かった。湘南から群馬まで行った甲斐があったね。案ずるよりは産むが易し・・・全てそうだ。考え過ぎて行動出来ない人は、決して結果を出せない。

さあ、明日は早く帰って来て、テトと遠藤さんとを迎に行くのだ。

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