テト 堂々と座る Nov.18,2003

2003年11月18日
朝が辛い。夜が明けるのも遅くて起きる頃はまだ暗いし、だいいち寒い。本物の冬の寒さはこんなものじやないとは判っているけど、ついこの間までは半袖で「暑い、暑い。」と言っていたような気がするものだから、急に寒くなると侘しくなる。この人生、少しも寂しくはない。ただ忙しい。しかし侘しい。・・・疲れているなあ・・・。煙草も不味い。いっそ止めようかと思う事もある。

今朝は、出勤した頃にはどの猫も出て来なかった。昨日、帰りがけに入れて行った湯たんぽは、すっかり冷たくなっている。しかしボアの袋に入っているので、中を取り出さない限りは冷たくて仕方ないという事はない。誰の姿もないけれど、一応朝一番でまた電子レンジで熱くしておいた。

１時間してもまだ誰も居ない。どこへ行ってしまったんだろう？と心配していたら、やっとみーちゃん、ぶーちゃん、めーちゃんが出て来た。めーちゃんというのは新顔のキジ白で、この名前もアライさんの娘がつけてくれたものだ。「メイちゃん」ではなくて、「めーちゃん」であるところがミソだ。すると次には「むーちゃん」とか「もーちゃん」かな？

今日は、ぶーちゃんを抱っこしたアライさんの写真を見せてしまおう。ぶーちゃんは、私とアライさんにだけ抱かれる。しかし、私よりアライさんの方が少しだけ好きみたいだ。ま、仕方ない。ぶーちゃんも男だ。そりゃあ若くて綺麗な方が良いに決まっている。私だって、もしも奥さんに貰うならば、この私よりもアライさんの方が良いと思う。

私は多少怖がられようがお構いナシに触り、抱っこはするし、しつこく話し掛けるものだから、威嚇猫を懐かせるのは上手くて巧い。思えばぶーちゃんだって、最初は目が合うと威嚇していたのだ。

今日もさっさと抱っこして寛がせる。遂にはゴロゴロ言うまでになってしまった。アンタはいずれ家猫にしてあげるからね・・・とか何とか言って、今直ぐには連れ帰れない後ろめたさを誤魔化している。でも、そろそろ誤魔化しが効かなくなってきた。こうちゃんと良く話をしよう。

アライさんは、写真より実物の方がずっと綺麗です、念の為。あ、それは私も同様ですけど・・・なんちて。

今日抱っこしてみて、昨日書いた事には間違いがあった事に気づいた。ぶーちゃんはやはりジャムより重い。いや、同じ位かな？兎に角、この顔のデカさは唯事ではない。三頭身という感じだもの。だけど凄く可愛い顔をしているんだ、私好みの。尻尾はマルコとお揃いの、先っぽ「６」の字だしね。この後、目やにも取ってあげたんだよ。

連日、ラボの空調ダクト工事に大勢の作業員と１０台近い車が来ているので、ぶーちゃんは昼間休んでいた非常階段の辺りに近づけなくなってしまった。今までと違って車の傍の茂みの中から出て来るところを見ると、しーちゃんが気に入って昼寝していた茂みの中のスポットが、ぶーちゃんも気に入ったようだ。早く猫ハウスにお入りよ、湯たんぽも入っているんだからさ。

帰り道は、いつにも増して混んでいた。産業道路の下り線を浅田で右折し、京町の通りから八丁畷駅前まで来て、私は右折して市電通りに出る。そこで右方向から右折して来た強引なタクシーと強引な直進車のお陰で、左には踏み切り待ちの車の列、後ろもびっしり・・・私の車はハコにされてしまった。しかも腹が立つ事に、後続車がどんどん右折して行く。踏み切りが開かないうちは、無理矢理突っ込んで来たそのタクシーが邪魔で、私の車は右に回転出来ない。直進の車が少し退いてくれれば良いものを、ムカムカしながら待つしかなかった。

ムカムカという程ではないが、野良に置いたまま里親募集したがる人がいるのには少し辟易とさせられる。そんなケースでも貰われる事はあるかも知れない。しかし私はそういう姿勢は嫌いだ。一時的な保護というリスクも負わずに、誰か貰って下さい、しかも完全室内飼いして下さいというのはおかしいだろう。それでは「ここにこんな可哀想な子がいます。誰か助けてあげて下さい。」という無責任なＳＯＳと変わりがない。

可哀想だと思う気持ちはあるのだろうが、自分は一切手を汚さない、そんな募集活動があるか。可哀想な子が減れば、そして自分の心がそれで安心出来れば良いのだろうが、その分他人が負担を引き受けているのだ。そういう募集は掲載したくない。私とて、スリスリの甘えん坊の猫を避妊とエサやりだけしても、連れ帰れずに泣いているのだ。神経質な先住猫がいるので・・・というエクスキューズなど聞きたくない。神経質なのは、先住猫ではなくて飼い主なのだ。猫のせいにするなと言いたい。みんな苦労して同居させているんだよ。甘ったれるな。

陽に当たり過ぎているせいか、今夜は顔に蝶様紅斑が出てしまった。浮腫みも昨夜から出ているし、そろそろやばいな。これ以上頑張っても更新はとても全ては終わらないから、これにてＰＣの作業はおしまいにさせて戴く。これより後は、こうちゃんと二人掛かりで猫さま達のお世話の時間である。くるしゅうない、ウンコ取ったれや。