ユン改めレン



Jan.17,2004
2004年1月17日 土曜日
昼頃、タマちんに渡すものを買いに出ようとしたら、既に小雪がちらついていた。やっぱり降ってきたか・・・と思いながら、急いで買い物を済ませる。戻ってから慌てて昼ご飯を食べ、2時ちょっと前にタマちん到着。ほどなくスガさんがユンとネネを連れて来た。

綺麗な猫ベッドや爪研ぎ、ナチュバラのフードなど、たくさん持たせてくれていた。有り難く頂戴する。キャリーの中にはユタンポも入れて貰っていたし、キャリーにはフリースのカバーも掛けてくれていた。大切にして貰っていたのね。お別れは悲しいだろうと思う。でも、この子たちは必ず幸せにするから。

試しに2匹をカワムラ部屋で出してみた。意外とどの猫のことも怖がらない。窓辺で写真を撮っておく事にした。最初は里親再募集の為の写真を追加するつもりで撮影していたのだが、すっかりナーバスになって隅っこで固まっているネネを見て、もう何度も環境を変えるような事はしたくないと思った。「うちの子にするわ。」と言ってこうちゃんを見やると、こうちゃんも既にそんな気持ちでいたようだった。あっさりと決定。

こんな可愛い子たちだもの、直ぐにまた新たな里親さんが見つかるだろうという確信はある。でも、雪の中を戻って来た2匹・・・2歳は超えていると思われるのにテトよりも軽い2匹を見ていたら、もうここで旅の終着点にさせてやりたいと強く思った。もう限界だからと言って、貰ってあげたい他の子(例えばチャッピーや志麻子)の事も諦めていたくせに、こんな風に簡単に決めてしまう事もあり得るのだ。それが良いとか悪いとかは私には関係ない。私達夫婦が誰にも迷惑を掛けずに背負って行ければ、何をどう決めようとそれでOKさ。

ぶーちゃん部屋に2匹を移し、扉を開けたままのケージに入れてみた。タマちんを駅まで送った帰りに、タワラヤでまたまた毛布やフカフカのマットを山ほど買い込む。どこの隅に行こうと寒くないように敷き詰め、2匹がもし粗相しても良いように洗い換えもたっぷり用意する。

戻ると、ぶーちゃんは一番高い箪笥の上でいじけていた。ネネはケージの中で固まっていて、ユンは窓の桟に乗り、カーテンに身を隠して固まっている。しばし考え、2匹とものケージに入れて、トイレも中に作り、猫ベッドとフードと水も入れ、扉を閉める事にした。ケージには毛布を掛けてやり、一応外界と遮断しておいた。当分は、この状態で様子を見てやろう。

ぶーちゃんがいじけているのには驚いた。最近、彼はとてもナイーブなのだ。ちょっとした変化にも、直ぐにシュンとしてしまう。抱いたり撫でたりしながら話し掛け、可愛いよ、愛してるよ・・・と女を口説く色事師のようになる飼い主。兎に角、猫だけにして静かに過ごさせようと、エアコンをつけたままにして2階へと戻る。

更新した内容を見て、加納さんは「私がお世話します」と電話をくれるし、暢子さんも急いで電話をくれたけれど、兎に角うちの子にしたからには、もうどこにもやらない。私達が突然死んだら、うちの子たちはお願いするわね・・・と言っておく。そしてこれで本当に本当の打ち止めだ。もうスペースもない。3ヶ所に5匹、6匹、3匹、そしてミュウちゃん部屋には今のところミュウだけ。この配分の割合が変わる事はあるだろうが(ミュウちゃん部屋には、いずれ順番からすればアインやジーコが姿を変えて移るだろう)、絶対数はもう増やさない。よんどころない事情で増えそうになったら、その時は加納さんにお願いすると約束した。我が家は15匹。今回の人生では、これが決定の数となる。

ネネ改めタム

Jan.17,2004

そして名前を考えた。結論としては、ユンには「レン」と名付け、ネネには「タム」と名付けた。タムというのは、「黒」をあらわすインドネシア語の「ヒッタム」から貰い、「レン」はその響きがこの子のすっきりした顔立ちに似合うような気がして付けてみた。今日から「レン・タム」だ。可愛いうちの子たちを宜しく。

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