舅が酒瓶を大量にストックしていたキャビネットは、中身を全て捨てた後、猫トイレのスコップとウンコ袋入れになっている。それしか入れていないので、豪華なウンコ袋入れの戸棚となった。
1階は他にもたくさん収納場所があるので、今のところ他に入れたいものが無い。ずっとウンコ袋(袋だけではなくて、ウンコやオシッコ玉がちゃんと入っている)入れとして存在しそうだ。粗大ゴミとして捨てなくて良かった。利用価値があったじゃん。
しかもキャビネットの高さがいい按配なので、猫が上に乗れる。ペリーが乗っているのが、そのウンコ袋入れキャビネットである。そこに乗ってから梁に飛び移れるので、我が家のキャットウォークの一部としても役立っているのだ。
しかしその梁には、今まではルスとリマ、イオの女性陣しか乗らなかった。オスは見上げているだけだったのだが、遂にテトが乗るようになった。左の写真が梁の上のテトなのだが、かなり得意そうだ。テトはメスたちに可愛がられて育った子だ。何でもルスやリマの真似をするうちに、遂にこの日を迎えたようだ。
まあ梁の上に行くにはカワムラさんは老人(人じゃないってば・・・)だし、ペリーは体重があり過ぎて、且つ度胸がなさ過ぎるのではないかと思う。暫くはテトの独壇場となりそうだ。
しかしカワムラ部屋で一番の重量級は、実はモアなのだ。ほっそりとした美少女顔だったはずなのに、筋肉も脂肪もしっかりついた逞しいトラになってしまった。少しダイエットさせなければいけないかも知れない。顔も大きいし身体も長いが、重さはジャム並みになってしまったのだ。まずいな。うちはデブが育つ家なのだろうか。今更ではあるが・・・。
それにひきかえ、テトはいつまでも小さい。仔猫の時に飢餓状態が続いたせいなのか・・・保護された時に全ての歯が生え揃っていたというのに、その後の
里親募集の時ですら体重が270グラムしかなかった。うちに来た時でも280グラム。
今、太って見えてもそれは毛がかなり長いからそう見えるだけで、抱いてみると空気のようだ。こんな小さなオスが我が家にいるなんて信じられない。
尤もジーコが哀れな事に3キロ台だが、これは激痩せの結果だ。最盛期には、さすがアメショーのオスだけあって(川口家の猫だけあって)7キロ近い堂々たる体躯であった。それが半分になってしまった。もちろん強制給餌はしっかり続けている。
ミュウがいない事が、一番堪えているのはジーコと私だろう。しかしジーコのように私は痩せない。ちゃんと食べている私と、食べる事に興味がなくなってしまったジーコ。
そのジーコは、最近では大型のトラベルキャリーかマルコが仔猫の時に使っていたケージ(右の写真)の中で眠ってばかりだ。私は眠る時間がない。だから食べなきゃ保たない。
アインは本当に具合の悪い時以外は、たとえジャムに少しくらい意地悪されようとケージには入りたがらない。人間のベッドの私が寝る位置こそが、アインにとっては一番落ち着く場所らしい。
枕もちゃんと独占して、私が横になろうと思ってアインを少し動かすと、必ず大きな声で文句を言う。大きな声が出せるまでになった事が嬉しい。ジャムが毛を毟ろうと近寄ると、「シャー」と言って威嚇も出来る。
まあ、私がそれに気づいた時には既に毛を毟られてしまった後なのだが、それでもアインはジーコより気力があるように感じる。強制給餌も、アインの方がまだしっかり受け入れる気持ちを見せてくれる。結局、メスはしぶとくて強いのかも知れないな。人間だってそうだものね。
2階の部屋が1階ほどに広ければ、もっとアインもジーコも安心して自分の場所が確保出来るのに・・・と思う。しかし今さら改築も出来ない。今、猫が居る部屋に職人が入るのは困る。音や振動も出る。ますます猫のストレスが増す。もっと若いうちだったらまだしも、今更そんな変化があるのは厳しい。今は兎に角、目を配り、気遣いを怠らず、それぞれの気持ちを大切にしてやろう。ジャムだってきっと寂しいのだ。マルコと遊べない日々が。
さて、ラボに送るフードの買い出しも出来たので、明日の午後到着するように発送した。あそこの事はもう忘れたいけれど、猫がいる限りは忘れられないな。