ゴマ
複雑な心
Apr. 10, 2005 |
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2005年4月10日 日曜日
今日も風が強い。桜の花がどんどん散っていく。明日は雨だと言うし、花もこれで終わりかな。ほんの束の間の華やかな日々・・・でも、これからは若葉が生い茂り、目にも鮮やかな風景となる。カワムラ部屋からの眺めが一段と美しくなるのは、緑が一杯になる季節なのだ。それもまた嬉しい。
暖房費もぐっと減るだろう。まだ朝晩ちょっと冷える日もあるので、オイルヒーターのスイッチを入れる事もあるけれど、一日中つけっ放しでいた月日から比べたら段違いの請求額だろう。冷暖房が必要ない季節は短くて貴重だ。常春の国に住みたい。
でも、冬が長くて辛いから春が待ち遠しくも嬉しくもあり、夏は夏で力強さを感じさせて貰い、秋から冬に向かう頃には我が身の心許なさと重ね合わせてしんみりとする・・・これが日本人を育んできた風土なのだろう。とうに夏の時代を過ぎた私達夫婦の年齢には、春はとりわけ夢幻の世界に映る。アインがもう現実の世界にはいない事も、まるで夢のようだ。 |
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ゴマは複雑だね・・・ここ数日、こうちゃんとそう言い交わす事が多い。
私がＰＣに向かっている間は、ゴマはモニターの上で鏡餅のようにして眠っている。私が料理をしている間は、ダイニングテーブルの上でしきりに呼び掛けている。少し落ち着いて、お茶を飲みながらＴＶなどぼんやり見ていると、すかさず膝に乗って来て顔を埋めて眠ってしまう。
しかし隣の部屋で片付けでもしていようものなら、ドアの向こうでずっと鳴いているし、やっとベッドに入って寝ようとすると、途端に覚醒モードになってしまう。オモチャをくわえて「ん〜んっ！ん〜んっ！」と鳴いたり、走り回ってPC本体の上に飛び乗り、じーっとこちらを凝視していたり、まるでオシッコする場所を吟味するかのようにベッドの足元あたりを嗅ぎ回る。
そんな時、幾ら抱いて毛布の中に入れても、直ぐにすっ飛び出てしまう。何がしたいのか解からない。何日もそういう繰り返しをしているうちに、こう結論付けた。ゴマは私が起きている傍に密着して安心して眠りたいけれど、私が眠ってしまうと不安になるから寝ていられなくて嫌なのだと。
どうなの、ゴマちゃん？アンタの言いたい事は、まだアインの場合程には解からないよ。ゴマと暮らして5年半・・・アインとは15年も一緒だったからね。最初はアインに対しても「どうしたいの、貴女は？」ともどかしかった。何を求められているのか解からなかった。
最初からそれが解かったのは、ミュウだけだろう。彼は本当に特別な猫だった。仔猫の時から、殆ど心を通じ合わせていたように思えるのは贔屓目、そして錯覚だろうか？いや、そんな事はないと思う。
1匹ずつが、私にアピールするやり方は違うけれど、結局は同じ事を求めているような気もする。自分だけ特別に、独占的に一緒に居て愛して欲しい・・・と。ごめんね、多頭飼いで。でも、人生の最大限の時間を割くよ、君たちに。
今もゴマはモニターの上。これから寝ると、またむずがるのかなあ・・・。 |
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ゴマ
だけど可愛い
Apr. 10, 2005 |
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アベさんが疲れているこうちゃんを見て、「シッター役は引き受けるから、こうちゃんサマと温泉にでも行って来れば？」と言ってくれるのだが、とてもじゃないけど猫と離れてはもう一日も過ごせないよ・・・とこうちゃんは言う。
もちろん私もそうだ。
貧乏性なのだ。もう治らないね、これは。
温泉よりも、たまにご馳走食べに出掛けられればそれでいいよ。
だけど、つい禁を破って買い物をしてしまった。こうちゃんのカメラを。
これで贅沢にも、それぞれが専用で同時に撮れる。別に今までも奪い合ってはいなかったのだが、やっぱり嬉しい。
早く届かないかな。
無駄遣いしたい気分だったのだ。でも無駄にはしないけどね。
この事をマルタさん・・・もとい、もえるさんに話したら、彼女ももう1台カメラを入手するのだと言っていた。
ふふふ、偶然とは言えシンクロしてますね。そして楽しいね、色んな事がちゃんと心から解かり合えるって。 |
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