《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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モア

元気です

Jul. 23, 2006
モア
2006年7月23日 日曜日

結論から言えば、ゴマは【好酸球肉芽腫】だった。

もっと悪い結果も有り得たので、安心した。

むしろ好酸球で良かった。



好酸球で死ぬ事は無い。

上手にコントロール出来れば「よし」としよう。





ゴマの過剰グルーミングはずっと続いていたし、これまでにも何度か診て戴いていたのだが、良くなったり悪化したりを繰り返していた。それは専ら、お腹を舐める行為で済んでいた。

しかし数ヶ月前のある日、肩甲骨の真ん中のところに小さなカサブタを発見。

それも病院で診て貰ったけれど「ただのカサブタですね」という事だった。



それが剥がれて治るかと思うと、より大きなカサブタが出来た。

それを2〜3度繰り返しているうちに、これはただのカサブタではないんじゃないか?と思うようになった。

もしも傷のカサブタだとしたら、あまりにも治りが遅過ぎる。

ほんの2〜3ミリの小さなカサブタなのに、1ヶ月経ってもカサブタが取れない傷なんてあるだろうか?




良く観察を続けていると、カサブタというよりケロイドに近い感じの肥厚性のものだ。

周囲に脱毛は見られない。

痛がっている様子は無いが、ちょっと痒そうだ。

傷の治り際に伴なう痒みなのか、それともその皮膚疾患そのものが痒いのか、そこが解からない。




しかし昨日、そこが突然、一気に大きくハゲて出血しているのに気づいた。

ハイポやアロエジェルなど、何か塗れば余計に舐める。

シコリは無いが、湿ってやや地腫れしているだろうか。

いわゆる「プラーク」というものだろう。



これはゴマにとっては初めての症状だったので、詳しく検査して戴く事にしたのだった。

その結果、好酸球増多であったという訳だ。





好酸球が増える原因も色々と説明して貰った。

ある種の腫瘍で増える場合もあるにはあるけれど、皮膚のような末端で起きる事は少ないとの事。

タイミングがタイミングだけに、ノミアレルギーも勿論考慮に入れてみた。

食物アレルギーも、そして原因不明の場合(アトピー)もあると言う。

ひとつずつ丁寧に原因となり得るものを排除していくしかない。





しかし>>ここを見ても、ノミの怖さがよく解かる。

今している掃除が、決して大袈裟では無い事が証明されるだろう。



ノミがいれば全てアレルギーを起こすという事では無くて、アレルギー体質の猫や人間が飲みに噛まれると、酷いアレルギー反応を起こすという事だ。

アレルギー体質の猫にとっては、一刻も早くノミが1匹もいない状態を作ってやらなければならないと言う。

2階では大繁殖しなかったものの、1匹でも居たという事は、もっと問題を重大に捉えなければならなかったのだと反省する。



但し、ゴマのアレルギー症状は今回のノミ騒動のずっと前から、1年以上も続いているものだけに、ノミアレルギーとは考え難いのだが、原因となり得るものを排除するという意味では、今後も決して軽んじられない課題だろうと思う。



ダニも同様だ。

ダニをゼロにする事は実質的には不可能だろうが、努力したい。

温度・湿度管理と徹底掃除。スチーム殺菌。永遠に続けるしかないのか・・・





こうちゃんにはアトピーがあるし、私の場合はアレルギー性疾患(膠原病と喘息)があり、免疫亢進によると思われるケロイド体質だ。

次第に大きくなるケロイドがチクチク痛み、どの対処法にもさしたる効果が見られなくて今も困っているところだ。



きっとゴマと私達は気質や体質が似ているのだろう。

猫の場合も、アレルギー性疾患がある場合に、この好酸球が増えるとも言う。

同じような気質が、同じような病気を呼ぶ傾向は確かにある。

きっとゴマは私たちと気持ちを一つにしようとする余り、ストレスまで共に引き受けているような気がしてならない。ごめんね、ゴマ。





それにしても、ゴマの通院は大変だ。

キャリーに入れた途端、殺されに行くような大騒ぎ。

家から病院までは短い道中だと言うのに、私達はどれだけ辛かったか。



毎回、よくそれだけ悲しそうに鳴けるね、ゴマちゃん。

アンタのテーマ曲を「ドナドナ」にしたのがマズかったのかしらね。





午前9時5分に動物病院に到着。

一番乗りは逃がしてしまったものの、2匹とも手術入院の為のお預けだったようで、あまり待たずに診て戴けた。

しかしその僅かな待ち時間の間も、ゴマは落ち着かない。

キャリーが小刻みに震動している。中のゴマが震えているのだ。



しかし帰りはルンルン・・・・とまで言ったら嘘だが、一声も鳴かないで落ち着いている。

もう安心だという事がちゃんと解かっているんだよね、ゴマは。



折角戴いた小さくて素敵なエリザベスカラーは、30分も我慢出来ずに外してやる羽目になったものの、今は舐めずにいてくれる。



兎に角、出来るだけステロイドを使わずに済むよう、改めてハイポをどうたくさん与えられるかを工夫したい。





原因不明に皮膚疾患がある猫の飼い主さんも、薬に頼るだけでなく、是非飼育環境を見直してみて下さい。

ステロイドは確かに症状を抑えてくれる効果が高いけれど、それは虫刺されの場合も内因性の疾患にも同じように効くので、却って原因を突き止め難くする事もあります。

モア

ご機嫌でキバ出して

Jul. 23, 2006
モア
プティ

澄んだ瞳

Jul. 23, 2006
プティ


覚え書きとして:

朝はピザとアイスコーヒー。起き抜けではなくて、ゴマの通院が終わってから、腹ペコ状態だったので、しっかり食べる。


昼はエピピラフと大根キムチ、冷たい日本茶。


夜は鰻丼、しじみの味噌汁、厚焼き卵、ヤマゴボウの漬け物。

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