《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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カワムラさん

色男の俺を・・・
(2月17日撮影)

Feb. 20, 2007
カワムラさん
カワムラさん

覚えていてくれよな
(2月17日撮影)

Feb. 20, 2007
カワムラさん

2007年2月20日 火曜日

眠りから醒めて気がつくと、ジャムが私の胸の上で寝ている。

カラーが私の首に食い込み、ジャムのヒゲが私の口元をくすぐる。

幸せなような、拷問のような時間。

普通だったら乗られた瞬間に解からないはず無い程重たいのに、それに気づかない位、深い眠りに落ちていた。





ミュウも重かったが、ジャムも負けない位に重たい。

少し移動しようとして、片足に体重が乗ると、叫び声を上げそうになる程痛い。

骨粗しょう症だったら肋骨が折れるかも知れない。



それでも手術で脂肪層を広範囲に、そして筋層をも切除し、その後あまり食べていないものだから、1キロ近くも体重が減っている。

なのにメスとは思えない位に大きくて重たい。





赤ちゃん返りしてしまったジャムは、私かこうちゃんの身体の上から下りるのを拒む。

少しでも密着して居たいのだろう。



こうちゃんの身体から私の身体に移るにも、ベッドに足を着かないようにして渡る。

ちょっと距離があり過ぎる時はジャンプまでして飛び移る。

決して身体以外の所には足を下ろさないつもりらしい。



愛しいジャム。

でもいつまででも身体に乗って寝ているから、私達はその間身動きは出来ない。

お陰で寝返りが打てず、首も背中もハリハリでコチコチ。



たまにお尻を向けて乗っている事もあり、私の顔を太い尻尾で往復ビンタしてくれる。

かなり尻尾に力がある。「ジャム乗せの刑」は甘んじて受けるとしても、「鞭打ちの刑」はいい加減にして欲しい。しかし、それも元気の度合いのバロメーターだと思って歓ぶしかないか。



始終口をクチャクチャしているので、今日は1時間おきにcc程のハイポ水を強制給水。しかし手術の傷がまだ完治していないので、補液は出来ないだろう。今は、水分を口から入れてやるしかない。





20時ギリギリに、薬を貰いに行く時にジャムを病院に連れて行った。

傷口や周辺を診て戴き、やはり熱がある事と(炎症のせいか、ストレスのせいかは解からないけれど)、そして脱水が無い事を確認して戴いた。

診察が終わっても、キャリーに入ろうとせず抵抗する。

そんなに病院が良いのなら、ジャムは病院の子にして貰いないさい!とまた同じ事を言ってみる。

先生は笑っている。

ほうら、笑われちゃったじゃないの。





やっと連れ帰り、解放してハイポ水をまた6ccずつ2度飲ませる。

必要な水分量を教えて貰って来たのだが、全然足りていなかったようだ。

体重から必要な水分量を計算して戴いたら、なんと300ml以上という答になる。



さ、さんびゃく〜?

30mlの間違いではないのかと思ってしまった。



今更、何と言う無知だったのだろう。

一度に飲ませる量を倍にして、頻度も高める事にした。

つまり、どちらかかが起きているのだから、必ず1時間おきに12ccずつは飲ませる事にする。

しかし、それでも足りない。



でも、そう一度には飲ませられないのだ。

これだって大変な思いを私達もジャムもしながら、やっと飲ませているのだから。

体重3キロだったら良かったんだけどね。





兎に角、出来る事は全てやっている。

頑張れ、ジャム。頑張れ、私たち。

いつかきっと良くなる。



もう直ぐ6歳・・・ここを乗り切ろうね。



カワムラさんは、今日の4度目のキドナの強制給餌で、もはや受け付けなくなってしまった。

首を振って嫌がるのも確かだが、それより何より飲み込めなくなっているのだ。

1滴ずつ舐めさせるようにしてシリンジを使うのだが、舌を使って舐めたりそれを飲んだりする事を忘れてしまったようだ。



それでもちょっぴり苦味のあるキドナを、今度はゴートミルクに変えてみて試したけれど、同じ事だった。





顔は可愛いままで、口元はいつものように笑って見える。

目もパッチリ開いている。

でもその目に私は映っていないようだ。



トイレまでヨタヨタと歩くのがやっとなので、オシッコの後、水の容器を目の前まで持って来てやる。

水は考え考え、そして休み休みだが、たくさん飲んだ。



背中の皮がつまめない位に、骨にへばりついている。

少し長めの毛はバサバサしているけれど、骨ばかりだから気の毒で梳かしてやれない。

そっと撫でるしか出来ない。





もう嫌がる事はやめようと相談し、試しに今回もお刺身を食べさせてみる事にした。

夜中に、24時間営業のスーパーまで買いに走り、トロサーモンと甘エビ、ホタテなどを見繕って与えてみるが、匂いだけ嗅いで舐めもしない。

今朝までは、缶詰の汁だけは舐めてくれた。急激に容態が変わって来ている。





半分あちらの世界に行っているような感じのカワムラさんを、どうにかこっちに呼び戻そうとして、二人でずっと名前を呼び続ける。

反応は無いけれど、顔だけ見ればまだまだ元気な頃のカワムラさんだ。

但し身体はもう、絞り切った歯磨きのチューブのよう。

ロウソクの本体は溶けきってしまったようだ。

後は芯の回りに溶けているロウが、どれだけ保つか・・・





だけどもう一度、奇跡が起きる事を信じたい。



愛してるよ、カワムラさん。

アンタ程いい男はどこにもいない。

ナカノさんも言ってたよ、ロッド・スチュアートより素敵だって伝えて下さい・・・と。



もう一度元気になって、ご飯を一杯食べてウンコを一杯しようよ。

梁の上で「あ〜あ〜」と言って、私達を出迎えてよ。

一緒に寝ようよ、カワムラさん。







モアもそろそろ、痛みで再び食べられなくなりつつある。

さんざん撫でて、説得して、遊ばせて・・・それで辛うじて必要量を一日掛けて食べてくれる。

そろそろまた注射が必要になるかも知れない。



だけどハイポの大量投与でここまでインターバルを長く出来ているのは、もう間違いない。

クッシングが起きないで済んでいるのも、そのお陰だ。



可愛いモアも頑張っている。

みんなで頑張ろう。
モア

アタシも頑張る

Feb. 20, 2007
モア

今日は結局、殆ど料理せず終い。

作ってあるものを温めたり、パスタを茹でるだけだったり、お湯を沸かして注げば済んり、レンジでチンするだけ。

野菜はキャベツしか食べていない。



ちゃんとした料理が食べたい。

でも今は非常時だから・・・冬山でビバーク(bivouac:仏語で「不時泊」の意味)していると思えば、これでも御の字か。

いや、本当に着の身着のまま、ビバーク状態なのだが・・・。






東京12チャンネルの【午後のロードショー】で、それぞれジャムとゴマを抱きながら【フレンチ・コネクション】を観る。

まだ若いジーン・ハックマン。

兎に角走る、走る・・・久し振りで観たこの映画で覚えていたのは、矢鱈とジーン・ハックマンが走る場面だけだった。



ロイ・シャイダーが相棒として出ていた事も今日初めて気づいた。

当時はまだ、ロイ・シャイダーなんて知らなかったのだが。





映画を観ている2時間の「ジャム抱きの刑」の間、ノブコさんに教えられた通り、傷口に「気」を送るべく掌をかざしてみる。

まだ直接皮膚には当てられないけれど。

少しは私の手からも何か良いモノが出ているだろうか。


覚え書きとして:

朝はキャベツとミーとボールののスープとトースト。


昼はスープスバゲッティ。何の事は無い、キャベツのトマトスープに茹でたスパゲッティを入れただけ。


夜はカップ焼きそばと110円の冷凍焼き肉ライスバーガー、エビスビールを一口。
スープスバゲッティ

Feb. 20, 2007
スープスパゲッティ

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