ルス
ルッちゃんはねえ・・・
May. 26, 2012 |
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2012年5月26日 土曜日 |
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朝から公園がうるさい。
何かと思って見てみれば、公園の草刈りに業者が来ているのだ。
何人もが電動草刈り機を使っていたら、そりゃあ騒々しいはずだよ。
近隣の野良猫やハクビシンやタヌキたちは、さぞ恐ろしかっただろう。
一日中、野良猫の姿を見掛けなかった。
どこか音の届かない、彼らが安全と思える所まで行ってしまったのだろうか。
しかし問題は騒音だけじゃない。
実は、公園は先週の日曜日、町会総出で草刈りと清掃をしたばかりなのだ。
あれから、たった6日しか経っていない。
下草なんかろくに生えていないはずだが、それでも地面がむき出しになる程、そして大雨があれば土砂崩れしそうな程、徹底的に刈り込んでいる。
今日の草刈りは、港北土木事務所の公園管理課から委託された業者が来ているので、町会の草刈りとはまた別ではあるのだけれど、どうしてこんな無駄な税金の使い方をしてしまうんだろう。
こんな事態を防ぐ為には、公園清掃をする際には公園管理課と連絡を取り合って、スケジュールが重複或いは接近しないようにすれば良いのだ。
行政と市民との間のコミュニケーションが無いから、こんな事になる。
間違っている・・・と私は思う。
暫く黙って庭で水遣りなんかしてチェックしていたのだが、そのうち、やっぱり思うところは伝えておこうと決心して、作業中の一人に話し掛けてみた。
つい先日、同じ作業をした事を伝える。
だけど「ここをやるように指示されただけなんで・・・」との一点張りだ。
そう答えるであろう事は予想していた。
だから、こちらから公園管理課には話をするから、一旦、その作業はやめて貰えまいかとお願いしてみたけれど、そんな事でやめる筈が無いよな。
あちらも仕事として来ているんだ。
話し掛けた相手は、偶然、今回の業者の責任者だという。
歳はまだ若そうだ。
何を思ったか、「じゃあ、あそこを切ったのもおたく達ですかね?」などと聞く。
「あそこってどこですか?」と聞くと、どうやら公園の木々事らしい。
「随分下手に切ったものだと思って」
あそこに積んである刈り取ったゴミも、そちらで残しておいたものですかね?」などと続けざまに言う。
言葉には明らかに怒りが含まれていた。
仕事にケチをつけられたと思って怒っているのだ、この若い男は。
負けず嫌いで、口も達者なのだろう。
先ずは言いたいだけ言わせておこう。
いつでも逆転出来る自信がある。
私をナメて貰っては困る。
その気になったら、口では負けない。
それに、何たって納税者の立場がこの際一番強いのだ。
よく聞いてみると、2月か3月に伐採に来た業者が、トラックに積み切れずに置いて言った枝などのゴミを、後日再度綺麗にして持って行ったはずだったのだが、それでもまだ残して目立たない所に隠してあるらしかった。
それは酷い。
ここからは私が一方的に強い口調で喋る。
「私達町会で草刈りしたゴミは、全て片付けて翌々日のゴミの回収に出していますよ。
枝落とししたゴミは、以前に伐採をした業者が置いて行ったんです。
取りに来るから置かせて下さいと言っていたけれど、なんだ、全部持って行かなかったんですね。
それも公園管理課の責任者の方には私から言いますので。
それに私達町会ボランティアでは、雑草を抜いて清掃するだけで、桜や椿の木の剪定や伐採なんかしません。
そんな事、素人知識で出来る事ではないでしょう?
色んな人からの要請があったりするんでしょうけど、斜面だってあそこまでツルツルに伐採し尽くしてしまって、先日の大雨で土砂崩れがあったのも、それが原因だとニュースや新聞で言っていましたよね、勿論ご存知ですよね?
何をやるにも加減というものがあるでしょうし、その後の影響まで考えて戴けないと、それこそ下手をすれば人命にも関わる事ですよね。
そうなった時、どこが一体責任を取るべきなんでしょうね?
今、一旦作業をやめて戴いて、市民と行政がちゃんと納得出来るような話をしてから、それで再度、すべき事をして戴いても宜しいんじゃありませんか?
前年度は別の業者さんだったようですけど、桜の木だって酷く剪定してしまって、こんなみすぼらしい樹形になっていまったんです。
これ、どう思います?」
ふう、長いカッコ書きになってしまった。
そこまで話したら、相手は「確かに太い枝切っちゃってますからね、酷いですよね」と言うではないか。
ほら、ご覧なさい、やっぱり専門家だってそう思うんだ、あの剪定は。
そのあたりから話が噛み合って来た。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿って言いますからね」などとも言う。
おや、この人、若いのにそんな言葉を知っているとは。
きっと親方から仕込まれたんだろうな。
私は、この公園の桜がかつて、どんなに綺麗に横に枝を張っていたかを話した。
それが今では、イチョウの木じゃあるまいに、上に伸びる枝しか残っていない。
「ね、みすぼらしい桜になっちゃっているでしょう?」
青年職人は、それも認めている。
しかし市民は勝手なもので、桜は花のシーズンだけ有り難がり、秋になれば枯葉が雨どいに詰まるからと、その前に切ってくれ、切ってくれとあちこちで要請があるんだそうだ。
何て勝手なんだろう。
うちだって、毎年桜の落ち葉が大量に庭や雨どいに降り積もって、その掃除には大変な思いをしているけれど、それも花のお礼だと思って仕方なく後始末しているんだ。
そういう勝手な事を言う人達って、きっと野良猫の糞尿やツバメの巣が迷惑だとか言う人達なんだろうな。
桜だろうがケヤキだろうが野良猫だろうがツバメだろうが、みんなその生きる営みというものがあって、ゴミにしか思えない枯葉や排泄物だって出るのが自然というものなのに。
そういうもの一切を拒絶するとしたら、この世の中はどんなに殺伐としたものになってしまうだろう。
花も咲かず、新緑も紅葉も無く、人間以外の生きものは死に絶えたら良いのか?
自分の家と関係の無い所にだけ存在してくれたら良いと思っているのだろうけど、そんな都合の良い訳に行くか。
そこまでは言わなかったけれど、これだけ日本人が桜の花を愛するとしたら、その後の落ち葉くらい、これも風物詩のひとつとして楽しんで掃除すれば良いと思いますよ・・・と言っておいた。
まあ、それが本音でもあるし。
すると、若い職人は「そういう人ばかりだと良いんですけどね、年に3階も雨どいの掃除に業者を頼んでいる、その費用はどうしてきれるんだって言うんですよ」と言うではないか。
何てあさましいんだ。
そりゃあ私たちも、梅雨に入る前に雨どいの掃除をしないといけないね・・・と話していて、それは結構大変な労働になるものだから憂鬱なんだけど、これも自分たちで出来るうちはしようと思う。
そろそろ厳しい年齢だけどね。
いよいよ自分で出来なくなったら、もう放置しちゃうよ。
そんな事に私達はお金を使えない。
雨どいが詰まっていても、去年まで20年近く気づかずに生活して来られたんだもの、この先20年だって平気で生活出来るよ、きっと。
色々と話しているうちに、職人の若者は「最初はスイマセンでした」と謝ってきた。
「いえいえ、こちらこそ失礼しました。お仕事も手も止めてしまってごめんなさいね」と私も謝る。
若者は、今日はどの場所の植込みをどれ位剪定するとか、職人たちの日当分はやらないと・・・などと言っていたので、「そうですか、どうぞのんびりやって下さい」なんて、役所にはあまり聞かせられない事を言って、お互いに笑顔で別れた。
やっぱり人とは話しているうちに、クラッチが合わさるようになる事もあるんだ。
月曜日になったら、いつもの担当者に電話して言おう。
3月にやった崖下の斜面の刈り込みも、あれはやり過ぎだと意見を言わせて貰おう。
実際、何十年も住んでいて一度も土砂崩れなどしなかった斜面が、最近の大雨で崩れ、住民が驚いてコメントしていたじゃないか。
その原因を、土木事務所でしたばかりのやり過ぎた伐採だと新聞にも書いていたじゃないか。
本当は崖の上の家の人達がもっと心配して言うべきなんだけど、他ならぬ崖の上の住民が陳情して刈らせたんだから、何をかいわんやだ。
でも言うよ、私は。
住民の為の行政であるはずなんだし、自分ちのメリットの為にだけ木を切らせるような妖精ではなくて、もっと私達の町の自然環境を本来あるべき姿に保つ為の意見交換をすべきなんだ。
どうもこの辺りも年寄りばかりで、エコよりもエゴが優先してしまっているみたいだ。
年寄りって我儘な人が多いと感じざるを得ない場面に多く遭遇する。
私達も老齢になりつつあるんだから、よほど気を付けていないと無自覚のうちにエゴを平気で主張するようになってしまうかも知れない。
ホント、改めて気をつけたい。
それにしても花見だけは楽しみたいけど、落ち葉が家の敷地に入るのが嫌で枝を切れとは。
あさましくて図々しくて身勝手で、嫌な人間たち。
お前のウンコはどこで処理して貰っていると思っているんだ。
下水処理がなければ、テメーんとこの庭に肥溜めが必要なんだぞ。
そう言えば、こうちゃんが中学生の頃、ここに越して来たばかりの頃には、近くの畑にはまだ肥溜めがあったんだそうな。
その近くを車で通る度に聞かされる。
半世紀も前の事だもんね。
一般家庭のトイレは汲み取り便所で、間もなく下水が引かれたんだって。
でも、いまだに汲み取りが来ている地域も近くにはある。
横浜市と言っても、そんな風なんだ。
自分の排泄物の存在が一瞬で流れて行って、無かった事にしてしまうようなトイレ設備だと、人間はどんどん不遜になるような気がする。
水道も下水道も電気も無くて不便だった頃、人間はもっと謙虚だったのではないだろうか。
一体どちらが良いのか解らなくなる。
人間も自然の一部なのだという事を、私達はもっと自覚出来ないと行けない事だけは確かだ。
・・・なんて事を考えつつ、ひたすら猫たちのウンコを取り、ジャムがしたオシッコの毛布と防水シーツを洗い、またトイレ掃除をして一日が終わる。
いや、終わりなんか無いか。 |
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だったら何かしら?
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花をつけて茎が耐えられずに頭を垂れてしまったバラを、今朝は少し切って来た。
花が咲いてしまって春菊も切った。
それを仏様に供える。
いつも庭の花を供えられると良いのだけれど。
母は見てくれているだろうか。 |
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