2014年 CAT'S EYES & CAT'S HANDS 
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2014年3月23日 日曜日 (禁煙574日目)



予報通り暖かい一日になった。

南関東では、今週中に桜が咲くだろうと言われている。

長い間ず~っと寒かったから、そんな開花予想を聞いても、如何にも唐突に感じる。

まだ春になったとは信じ切れないような、そんな違和感がある。

春なんて余りにも先の事で、春の事など考えていたら、とても冬が辛抱出来なくなりそうだった。



そんな感覚というのは、普通だったら逆だろう。

春の訪れを夢見ながら、冬を乗り切るものだろう。



でも兎に角、今年の私の冬は違ったんだ。

このままずっと冬だとしても辛抱して生きて行かなきゃ・・・という按配の、大袈裟に言えば「悲愴感」すらあった。

そう覚悟していないと、とても1日1日がやりきれなかったのだ。






実際、今年は例年よりも寒くなるのが遥かに早く、とんでもない大雪が何度も降り、そして寒かった。

彼岸を過ぎても、朝は真冬並みに冷え込んでいる。



寒いのは嫌い。

それは自分の為じゃない。

野良猫や野生の生き物との関わりが強まるにつれて、寒さが心に堪える。

野良だから、野生だから大丈夫なんだろうな・・・なんて昔は暢気に考えていたけれど、野良猫も北国のヘラジカも凍死する事があると知って、何と過酷な「生」なんだろうと愕然とした。

ナム
ナム    そうよ、外は厳しいのよ
Mar. 23, 2014

ナム
ナム    だけどアタシはラッキーだから
Mar. 23, 2014

ナム
ナム    愛知のママに助けて貰った
Mar. 23, 2014


保護する野良猫は、大人猫だって殆ど皆、酷い風邪をひいている。

仔猫なんて当然、風邪っぴきばかりだ。

春生まれでも、長雨に遭い、死んで行く仔猫たちが多い。

秋生まれでは、よほど良い環境に恵まれない限り、冬は越せない。






ゴマの娘たちは、9月22日の生まれで、まさに雨に打たれながら生まれた。

台風の前日、朝からずっと降りやまない雨の中、ゴマは出産していた。

会社の近くに借りていた駐車場の、その向かいの青空駐車場に停まっていた車のタイヤに、産みたての赤ちゃんを持たせ掛けていた。

発見して直ぐに手に取ると、びしょ濡れの仔猫たちの身体は既に冷えていた。

3匹を胸に抱いて、良く乾かして、さずりながら家路に着いた。



その日は偶然こうちゃんと駐車場で待ち合わせしていたので、運転して貰い、私は後部座席で仔猫を抱いていられた。

ゴマは私から仔猫を奪い戻そうとして、必死に仔猫をくわえようとした。

だけど諦めたのか、信用してくれたのか、それは解らないけれど、仔猫を奪い返そうとするのはやめて、仔猫を抱く私をじっと見ていた。

暗い車の中、ゴマの目はギラギラ輝いていた。

正直、少し怖かった。

まだ野良猫を殆ど知らない頃だったから。






あの子たちは助ける事が出来たけれど、数時間発見が遅かったら、助からなかっただろう。

ゴマは初めての出産で、自分に何が起きているのかが解らなくてオロオロしているように見えた。

仔猫が死んでしまったとしても、その事だってどうすれば良いか解らなかっただろう。

雨の中、鳴いて駆け寄って来てくれたゴマは、私を頼りにしてくれたのだ。

ゴマの気持ちを裏切らないで住んで良かった。





その前年に土砂降りの中で拾ったびしょ濡れの仔猫は、ノミだらけ、目やにで目が開かない状態だったが、入院先の病院で亡くなってしまった。

あの子を抱き上げた時も、目が開いていないから見えないだろうに、必死で私の胸にしがみついて来た。

助けてやれなかったあの白い仔猫の事が忘れられず、ずっと悔やみ続けていたから、あの晩、ゴマ親子を家に連れて帰ったんだ。

それが野良だった猫との暮らしの始まり。

悩んで行動出来ずにいるより、後先考えずに行動してしまった方がずっと心身共に楽で、悔いの少ない人生につながるという事が解った瞬間だったね。





ガラを保護した時には、まだ母猫に連れられていた。

これは1匹しか生き残れなかった例のひとつだ。

餌やりさんは、その少し前には風邪をひいて目がつぶれかけた仔猫が一緒に居たのだと言った。

その頃に知っていたら、ガラだけじゃなくてきょうだいで保護してやれたのにと悔やまれた。

そしたらきっと、ガラも寂しくなかっただろうに。


助ける事が出来たガラにしても、風邪をひいて汚い顔をしていた。

今ではすっかりお姫様だけど、物凄い野良気質の汚い仔猫だったのだ。






仔猫ではなかったけれど、ジニーやチャイの保護時の悲惨な状態を思い出す度、うちの子に出来て良かったとつくづく思う。

猫の為にも良かったと信じているけど、私の後々の心の平安の為にも良かった








野良生活は厳しい。

その事を身を以て知っている子たちは、今もまだ私には触らせない。

いいよ、いいよ、生き残ってくれただけで。

いつでも好きなだけ食べられて、安心して寝られて、凍えなくて済むだけで良い。

それを実現してやれるだけで、私達は存在した価値があると思える。

自分の存在意義を自分で(勝手に)感じられるだけでも、それは恵まれた人生なんだ。










家猫たちは今日もエアコン暖房の効いた部屋で、更にヒーターに張り付いている。

少しでも暖かいのが好きなんだと解る。



野良猫だって寒いだろう。

それを想うと悲しくてやりきれなくて、凍えている野良猫の事を考えなくて済むよう、永遠に眠って逃避してしまいたい気がするからバカだよな。



勿論、逃げないさ。

やるべき事、守るべきものがあるから。















例年、真冬に咲く我が家の「侘び助」だが、ようやくこのところの空気の温みで咲き始めた。

開いた途端に鳥に蜜を吸われて、花弁に傷が付いてしまう。

玄関の侘び助
玄関の侘び助
2014年 玄関の侘び助    Mar. 24, 2014


あまり日当たりの無い家の北側の玄関庭に、ひっそりと咲く白い椿。

葉の濃い緑と、白磁のような真っ白い花が美しい。

白いバラも良いが、椿はもっと好きだ。

葉にチャドクガが付かなければ、椿は最高なんだけどな
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