みーちゃん
陰のボス
Apr. 30, 2005 |
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2005年4月30日 土曜日
連休中のイベント(大袈裟だな)の一つ、古くからの友人ご夫婦が来訪。前回いらしたのは、テトがまだコクシとカンピロがいてケージの中で隔離中、手の平サイズだった頃だ。大きくなって驚いただろう。
穏やかな夫妻で、距離感をわきまえている大人だから、一緒にいて疲れない。これって大切な要素だよね。杏仁豆腐を作っておいたので、それを食べてから、予定通り4人で夕飯を食べに出掛けた。
その店では17歳のポメラニアンを飼っていたのだが、数日前に亡くなったと言う。ご主人が見せてくれた写真の中で、綺麗な顔をして眠っていた。お知らせしようと思ったのだけど、電話番号が解からなかったので・・・と言われ、遅れ馳せながら名刺を渡した。
奥さんはまだ気持ちが切り替えられず、「あなたが直ぐにそうやって話すから、駄目なのよ・・・」と言って泣いていた。お気持ちは痛いほど解かります。17年も一緒に暮らしたんだものね。
店の片隅に小さな骨壷が置いてある。それはミュウやアインたちの骨壷よりもかなり小さかった。あんなに小さくなっちゃったんだね。生前に何度か会った事のある犬だったので、ちょっと感慨無量。
料理は先ず天麩羅と刺身、どちらもお任せで盛り合わせて貰う。鰯と鯵、長芋の天麩羅が凄く美味しかった。天麩羅の衣には、蕎麦粉が入っていてうっすら茶色い。そして衣はパリパリとふわふわの中間くらいの食感で、その位が美味しいと感じる。シャリシャリした感じの、油をたっぷり吸った大きな衣は苦手だから。
初鰹のトロも、甘い烏賊刺しも美味しかった。しかし4人で食べるには、少し量が足りないかな。5月2日には別のご夫婦が遊びに来るのだが、多分あそこでは食べ足りないと思う。うん。もう1軒の候補の店にしようね。
本当はこちらから遠縁である友人宅へ出掛ける予定もあったのだが、連休中をはずして翌週に繰り延べした。首都高も東北道も使うので、出来るだけ渋滞しそうもない日にしたい。強制給餌はなくなったけれど、やはり長時間の留守番は猫達が可哀想だから。
その時には友人のお母さんにも、亡くなった祖母の姪である小母さんにも会える予定なので楽しみ。亡くなった祖母はとても豪快で愉快な人だったし、その小母さんも高齢の割に快活で明るい人なので、きっと思い出話が弾むだろう。私はきっと、「そのオデコは叔母さん(私の祖母)にそっくりねえ」と言われるのだろう。とほほ。 |
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先日大分にお嫁入りした「コトラちゃん」改め「あくびちゃん」・・・
すっかり先住猫として活躍(?)している「のんたん」と、もう大の仲良しになっているようだ。
戴いたばかりの写真をご披露したい。
息子さんのお蒲団で、二人仲良く寛いでいるところだ。(手前がのんたん、後ろがあくびちゃん)
既に誰も威嚇し合わなくなったと聞いて、とても嬉しい。
こんなに早く馴染むなんて・・・キジトラ柄が多いのもその要因かな?
もちろん、お母さんの育て方が良かったのよね・・・ふふ。 |
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ぶーちゃんは家猫になり、ちょっと他では見たこと無い位の弱虫になってしまった。
普通、気の弱い子というのは威嚇したり逃げ回ったりするものだ。
しかしぶーちゃんの場合、撫でればゴロゴロ言うし、呼べば返事するし、抱けば抱かれてうっとりしている。
なのに尻尾を持ち上げるだけでシッコを漏らし、ワクチンにされて行こうとキャリーに入れればシッコを漏らす。
猫とは思えないような大きな身体に、ガラ程度だったら一撃で食い殺せるような大きな顔はオスライオンそのものなのに・・・。
かつてぶーちゃんが野良猫だった頃は、嫌がるみーちゃんを追いかけて追い詰めて仕方なく、みーちゃんがエサを食べられないのでぶーちゃんから保護したようなものだ。
ぶーちゃんは、あそこのボスになろうとしているようだった。
だけど私の中では、やっぱりみーちゃんが女ボスだったのだ。
台風の大雨の中でリリースし、排水溝に溢れた水の中を泳ぐようにして逃げて行ったみーちゃん。
私やイノウさん、クワハラさんの車のボンネットで日向ぼっこをし、先に保護されてお嫁に行ったしーちゃんを黙って見送ったみーちゃん。
次第に口が肥えてシーバしか食べなくなり、職場を辞める予定の中で、何ヶ月も掛けてやって再捕獲出来たみーちゃん。
今ではぶーちゃんもみーちゃんもうちに居させられる事が、どれだけ私にとって安心で幸せな事か。
たとえ自己満足と言われようと構わない。
ぶーちゃんはすっかり弱虫になり、みーちゃんは今日も気ままにのんびり日向ぼっこしている。
どちらも平和な日々である事だけは確かだ。
退屈もするだろうが、生きて行くという事はそうそう面白い事ばかりじゃないよ、人間も猫も。
寝て食べて、そして誰かに迷惑を掛ける事はしない。
それだけでも生きるに値すると思う。 |
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ぶーちゃん
ボスのフリしてたの
Apr. 30, 2005 |
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明日はもう5月だ。
月日の経つのは何故こんなに早いのだろう。あと何度かこんな言葉を吐いているうちには、自分の人生もお終いになるのだ。
「せめてここまでは」と心に決めた責任が果たしきれれば、後はミュウたちの居るところへ早く行きたい。 |
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