ジャム

お姉ちゃんぷり

Aug.11,2002

ゴミを片付けるだけでは周辺の何とも言えない臭いが気になるものだから、毎週末にエサ場の清掃をする事にした。前回アスファルトを洗うのに不便したので、昨日はホースを持って行った。しかし水道の蛇口とホースの太さがちょっと合わない。こうちゃんに押えて貰ったまま水を撒く。トレイを並べて直して、ドライと缶詰をおくと、茶白が食べていた。そうこうしていたら、久し振りでティムが現れた。ティムには、車の傍で缶詰を与える。鳴きながら食べていた。ティムだけは鳴くのだ。耳ピアスはまだ無事に付いていた。ハナクソとよりこには会えなかったが、小一時間も過ごしていたらすっかり蚊に食われ、風はあったものの湿気も強くてベタベタになってしまった。

平日にエサやりをお手伝いして下さっているチャチビさんは、毎回メールで様子を報告して下さる。よりことハナクソは殆ど皆勤賞らしい。ハナクソは私が行った時と同様、塀の上から見ているだけで降りて来ないという。名前を呼んで、話し掛けてくれているみたいで嬉しい。ハナちゃん、たまには声を聞かせてよ。もう3年以上も付き合っているし、捕獲して車で運んだり1ヶ月も入院させていたというのに、一度もハナクソの声を聞いた事はないのだ。

今日、家来の(これを付けないでは呼べない(笑))ニシムラ博士が来てくれた。徹夜での仕事明けで、会社から直接来てくれたのだ。大感謝。早速エサを与えようとしたけれど、会社を出る前に用意されていた弁当を2つ食べて来たと言う。アイスコーヒーだけで、早速作業にかかってくれた。マルコは直ぐに出で来て、ご飯を食べたりリラックスしている。ニシムラは物静かなので、猫には好かれるのだろう。

あちこちいじって難しそうな事を繰り返し、PC2台(ニシムラ1号、ニシムラ2号)は完全復活した。ちゃんとエクスプローラだけで両方のPCをドライブ表示しているから、もうこれで安心だ。ディスプレイの切替機も、決して破損していた訳ではなかった。スッキリと片付いたので、何だか気が抜けた。残る課題は、2台を同じOSに統一する事位か。

作業中にも、ニシムラの携帯には職場から何度も電話が入る。こんな状態で一年中無休で働いている彼は、いつかポックリ死んでしまうのではないかと心配だ。しかし生きている間は、私のPCライフは支えてよね。死ぬ時は、若くて優秀な後継者を派遣するように!と言っておいた。先ずはその人(誰の事だよ?)にも、猫を里子に出さなければいけないな。

マルコは、ジャムお姉ちゃんにすっかり懐いている。最初怖がっていたジャムも、今ではマルコの様子が気になって仕方ないようだ。昨夜は、長いこと追いかけっこをしていた。1本だけの後ろ足が、完全に股関節と繋がっていないような動きだ。しかし走り回るのを止められない。後ろ足は殆ど踏ん張れないみたいだ。楽観視していたけれど、もっと気をつけてあげないと駄目なのだろうか?その足が痛むのか、時々は走るのをやめて自分でしきりに舐めている。心配は尽きない。

しかしマルコはどの猫の事も大好きで、ジャムとゴマの間にすっぽりとはまって寝ている事もある。ジャムとマルコ・・・頭の大きさはどっこいだが、体の大きさは大違いだ。大きくなりそうだけれど、足腰の負担になる程には大きく育ててはいけないとも思う。太らせないで育てる事が出来るのだろうか?昨日先生に聞いたところでは、今後の成長に従って骨盤の変形があると、排泄が困難になる可能性も出て来ると言う。そうなった時には大変難しい状況になるので、毎日きちんと観察を続けなければ・・・。怜ちゃんのように排泄出来ず、食べる事も出来なくなって死んでしまうのは、もう嫌だ。

ミュウは、今日は咳は治まったものの、嘔吐が激しい。殆どが透明の胃液を大量に吐いている。見ていて辛い。今はイビキをかいて眠っているが、どうしてやったら良いのだろう。まだ食欲はあるようなので、目立って痩せて来てはいない。吐いてしまった体液を、どうバランスとってあげたら良いのか・・・。点滴するしかないのだろうか?この子たちには、出来るだけ自然のままストレスをかけずに長生きして欲しいのに。明日はまた病院に行って、フードの相談をして来ようと思う。マルコもダイエットフードにした方が良いと言うから。

さて、今夜もこれから出掛けて、エサやりとエサ場の点検をして来る。外は少しはマシかと思えば、空気の密度が高く、お湯の中を歩いているようだ。近所の人同士が車で外出しようとして鉢合わせして、お互いにすれ違えず罵声が飛んでいた。結局は片方がバックして、自分の家の車庫に戻って道を譲った。すると罵声を浴びせられていたのは、お隣さんか・・・。罵られた揚句、譲ってあげているのか。お隣は優しいご主人で、うちの舅が徘徊してお隣に早朝から上がりこんでも、嫌な顔ひとつしないでくれた。品の良い初老のご夫婦だ。

罵っていたのは、比較的最近この近所に越して来た家のオッサンらしい。そもそもこんな狭くてクランクの連続の路地は一方通行にすれば良さそうなものだが、みんな好き勝手な方向から出ては、また別の向きから戻って来ている。そしてお互いに邪魔をし合っている。(私たちはついぞ一方通行しかしないのに・・・。)そのオッサンは私たちの事も無遠慮な感じでニヤニヤしてジロジロ眺めたりするちょっと変な人だとは思っていたが、それにしても近所同士であんな言葉を吐いたらマズいと思うがなあ・・・。

南の方に住む妹が、私の姓名判断(?)をして貰ってくれた。曰く、私は家を継ぐべき生まれなのに、嫁に来た先の川口の家にべったりなので、私のご先祖を大分ないがしろにしているようだ。早速父に電話して、お盆に行こうかな?と言うと、昨日の雑誌の取材で疲れきっていたせいもあるのだろうが、この暑いさなかに来るのは大変だし、来られても却って迷惑だという感じの事を言われてガックリ。あっさりした父親だ。

きっと本意はこうちゃんに無駄な時間を使わせたくない等、父なりに気遣っているのだろうが、私には遠慮なく糞味噌なもの言いである。秋のお彼岸に来ればいいと言われた。はいはい、そうしますよ。私たち親子は、かなり表面的にあっさりしたものだが、かなり血が濃く受け継がれている気はするし、気持ちは然と通じ合っていると思う。へそ曲がりの照れ屋な父親だし、じゃじゃ馬な娘だからな。「お父さん、元気?」「ああ、早く帰って来いよ」なんて会話は、今生では交わされる事はないだろう。しかも「お父さん」なんて呼んだ事ないし・・・。いい歳ぶっこいて「パパ」だからな(しかもこの面下げて・・・)。

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