ネバーエンディング・リポート
今朝、出勤してデスクの上を見たら、昨日出力した分の報告書がそっくり置かれていて、「ファイルの新旧を確認して下さい」と書かれていた。メールも届いており、殆どが旧バージョンです・・・と言ってきていた。何だ、旧バージョンて？私のところには、旧も新もないぞ。一度全て手直しして所長に電子ファイルで渡し、それに対する各チームへの修正依頼はＰＤＦで送っている。だから修正はＦＡＸやＰＤＦへのメモ貼り付け、あるいはメールで届いた。届いた分は、金曜日と月曜日で全て直した。それをプリントして所長に渡したのだが、それが新バージョンであり、旧バージョンなど手元には存在しない。

所長が出勤して来て何か言うかな？と思ったら、何も言って来ないので私から話をする為に行った。「旧バージョンとはどういう事でしょうか？」と訊いてみた。本当は予想していたけれど、何という事はない、私が編集したものに所長が再度修正を加えていたのだ。そしてそのバージョンを私に戻さずに、別のルートからの修正を入れるよう私に指示した。つまり別々の内容の修正を、それぞれが平行して同時に同名のファイルに書き込んでいるというお粗末。どうやっても、その２つは合体出来ないだろう。どちらかを破棄するしかない。

所長と相撲取れば私の負けに決まっている。やり直すのは私・・・と最初から決まっているのだ。やるよ、金曜日と月曜日の分の修正を初めからもう一度。凄く面倒臭い内容なんだけどね。そもそも、この修正依頼メールの「林」って誰よ？。どこのチーム？「桑田」ってどこの桑田？ジャイアンツじゃない事だけは確かだわね。何番の報告書なの？仕方なく全部ファイルを開いて、やっと「ああ、この文書に対する修正ね。」と解る。そこからやり直しだよ。憤懣やる方なくて、涙が出そうだった。諦めて再度ファイルを開くに至るまでには、煙草を立て続けに３本も吸った。私って我儘？

囚人を拷問するのに、ひたすらスコップで穴を掘らせ、次にそれを埋めさせる。それを繰り返させていると、やがて精神に異常をきたすと言う。それに近い感覚を味わう事が出来て、とても良い経験をしました。きっと我儘な私が謙虚に仕事をする為に、神様が試練を与えて下さったのだろう。有り難うございました。もちろん２度目の方が、時間は掛からない。修正依頼自体の内容を把握するのに初回はちょっと考えたから、２度目は手馴れたものだ。しかし相変わらず「林って誰だっけ？」から始めたけどね。いちいちそんなもの、書き留めちゃいないよ。終わった傍から忘れるし。

昨日の地震の調査の為に、今日はコダマさんとヤマグチさん、ヤマダさんとウラヤマさんがそれぞれ岩手へと向かった。ご苦労さまだが、ウラヤマさんがいないと途端に職場が静かになる。今日は私も苛々していたものだから、寸でのところで「もう少し静かにして下さい。」と言うところだった。使用電話でガハガハと大声で笑うし、ずっと独り言を言いながら何かしているし、何か食べればペチャッペチャッと音をたてるし、ＰＣのサウンドの音量も大き過ぎる。アライさんまでが「もう少し音を小さくして欲しいですね。」とメールしてきた。携帯電話の呼び出し音もとても大きい。しかも幾つも持っているから、ひっきりなしで鳴る。しかも音楽である。そしてその時は、必ず煙草を吸いに行っていて鳴りっ放しだ。ああ、うるさい。私は今日だって昼休みもとらずに、ひたすら仕事しているんだぞ。締め切りがあるというだけで。

しかし帰るまでには一応全てのタスクを終了して、プリントまでして置いて来た。これで開放される事を心から願う。しかし、まだ修正が来るんだろうなあ・・・明日も。所長はハードボイルドだからな。う〜ん。

ネバーエンディング・デイ
今日はポコ・ニャのインターフェロン注射の日だから、いつまでも浜川崎で残業などしていられない。キリの良いところまでやったのだから、これ以上は先に進めようとせず、急いで帰る事にした。道中、明和電機の『お陽さま見えたら・・・』を聴いて運転していたら、突然涙が出た。これは、まるでこうちゃんが私に歌って聞かせている子守歌だ。

　　おやすみ　寝ようよ　とりあえず電気は消すよ　
　　明日の事はみんな忘れて　
　　クヨクヨするなよ　誰も気にしちゃいない　
　　取り戻して　早く　君の笑い顔・・・（後略）

大分、疲れているようだな。こうちゃんにも聴かせたら、オレがカズエちゃんに歌っているようだ・・・と言った。どうだ、羨ましいだろう？へっへっへ。

家に着き、２匹をキャリーに入れて直ぐに出発。病院が閉まる直前に駆け込みでセーフ。駐車場で、たまたま野良猫の避妊で来院していた、幸太の元の保護主Ｋさんとバッタリで会う。半年振りだ。彼女もコツコツと頑張っている。笑顔で近況を話してくれた。エサやりのおばさんが、たくさんの猫を残して引っ越してしまった事、その猫たちが揃いも揃って妊娠している事、相変わらず近所では野良猫を嫌う住民たちの声が溢れている事など・・・。偶然会えて嬉しかった。いつもすれ違いばかりだけど、今度はゆっくり会いたいね。

ポコもニャーも、見違えるように綺麗になった。目の腫れもすっかり良くなり、食欲はあり過ぎる程・・・２匹でナチュバラの缶詰を日に２缶ペロリだ。そして下痢もしない。体重は、一昨日と比べて２匹とも仲良く100グラムずつ増えていた。現在700グラムと650グラムだ。流石、川口家の猫である。デブ街道まっしぐらか。注射の時も暴れないし、威嚇もせずとてもお利口さんだ。また明後日、もう一度注射して貰いに行こうね。

連れ帰ってケージに入れ、しばらく休ませる。その間にペリーの様子を見る。忙しい。ルス･リマ・カワムラは私が寝る時に、２階の６匹はこうちゃんが寝る時に一緒だから、あとはご飯の時に１時間ずつ過ごしてあげるだけになる。ペリーは甘えて仕方ない。抱っこが大好き。ゴロゴロとノドを鳴らし、スリスリしては、時々威嚇して私の手を噛む。私の手は傷だらけ、穴だらけだ。早くイオちゃんが来て、ペリーを教育してくれないだろうか？何たってイオちゃんはサビ猫だからね。母性が強くて、喧嘩も強いはず。威嚇と噛み癖は当分治らないだろうが、やりたいようにしていなさい。