《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ゴマ

お仕事中

Aug. 9, 2007
ゴマ

2007年8月9日 木曜日

暑い。

今日は長崎の原爆記念日。





イオは長崎からやって来た。

イオの先祖も被爆したのだろうか。

あの日、犬も猫もカマキリもカラスも、人間と同様に被爆したはず。



イオの母猫の、そのまた母親の母親・・・と遡っていくと、1匹のメス猫が被爆しながらも生き延びて、イオへと繋がる猫を産んでいたのだろうと思い、想いの発端が猫では申し訳ないのだけれど、今、私の元にイオが居る事の命の系譜の奇跡を感じる。

そう想うくせに、野良猫の避妊をしないでは済まされない今の社会と自分と野良猫の関わりは、何とも矛盾したものだ。

でも猫を愛するからこそ、野良猫の避妊はやらなければ・・・。






ゴマ、枕でのオシッコが続いている。

色々とその原因も考察し続けたし、考え得るあらゆる試行錯誤もしたものの、きっとそこが一番気持ち良く出来て、且つゴマにとっては自分だけの特別なトイレでもあり、尚且つ常に清潔で嬉しいのだろうという解釈に落ち着いている。

ストルバイトの結晶も枕でシッコしていたお陰で早期発見出来たし、毎回洗濯してシートも捨てるので、砂のトイレのように次第に汚れていくという事が避けられるし、悪い事ばかりじゃないのだ。



たまに気が向くと、トイレで・・・しかもプラスチックの囲いの縁に足を乗せ、前足は壁にしがみ付いて、まるでヤモリのような格好で、出来るだけ砂に足を着けずに、あられもないポーズで「立ち小便」をしている。

そのポーズを見ていると、やっぱり砂の感触が嫌なのだろうかとも思う。一度でも使った砂が嫌なのかも知れないし、そこまではゴマの心は読めていない。



でも、はっきりとゴマの口から聞きたいとは思わない。

本当のところが解からないからこそ、ゴマの気持ちをいつもあれこれ考えるのだし、これが言葉が通じる人間同士だって、言葉で言い表せる事が想いの全てではないのだ。





これは夫婦の間でも常に言える事・・・いつも相手の気持ちを考える事は、言葉に出して交わすものよりも大切な事なのかも知れない。

私達夫婦は、物凄くたくさんの言葉を交わして来た。相手がどういう人間であるのか、私達は誰よりも解かり合っていると思う。勿論、喧嘩もするけれど、他では得られない心の満足を得られる唯一無二の存在だと思い合っている。

それでも、今はあまり言葉を交わさない。

黙って食べ、黙って車に同乗している事が多い。同じ問題を抱え、その事に関する思いは、もう殆ど同一である。

言葉にしなくても双子のように同一の感受性で感じ、同一の価値で判断し、同じ空気の中で生きている事が実感としてある。





それでも油断してはいけない。

相手はどうして欲しいのだろう・・・といつも考える。きっとこうちゃんも考えていてくれるだろうと思う。

与えられる事だけを求めていたら、与えられるに相応しい自分ではなくなると思っている。与えられる前に、与える事の出来る自分でいたい。お互いがそう思えなければ、私達は一緒に居る価値が激減してしまう。

猫がたくさんいるから二人で協力し合わなければ成り立たない生活ではあったとしても、私達が満たされた心で接していなければ猫たちだって幸せではないはずだ。

私達は幸せでいる責任がある。だから相手を思いやるのだ。自分の幸せの為にも。そして大事な猫たちを幸せにしてやれる為にも。全ては繋がっていると、改めて感じる。






ゴマがトイレでオシッコしてくれた時は、うんと褒めてやる。

ゴマも褒められている事は解かっているらしい。トイレが終わると、必ず寄って来て、褒めてくれと催促する。偉いよ、ゴマちゃん、天才だね〜と褒める。

でも次にまたトイレでしてくれるとは限らない。

枕カバーを日に2度は洗うのだ。ペットシーツを仕込んであるのでカバーだけ熱湯に浸け、洗剤を使わずに洗って部屋の中に干す。いつも2〜3枚は干している状態が続く。




トイレでしかシッコもウンチもしない猫たちというのは、何と手間無しなのだろう。

でもそういう猫の方が賢いという訳でもない事は、もう充分に解かっている。頭の良し悪しではないのだ、この問題は。



このゴマが死んでしまったら、私達はどれだけ辛いだろう。

想像しただけで辛い。勿論、ミュウたち既に逝ってしまった4匹も、これから逝ってしまう21匹も、全て同様に愛しく、失いたくない子たちばかりだ。

でも、ゴマほどに私達に猫というものを考えさせ、自己主張して見せ、猫にも複雑で豊かな精神構造がある事を教えてくれた猫はいない。

ゴマとの出会いが、私のその後を決定的に変えたのだし。





「いつまでも生きていろよ、ゴマちゃん」と、こうちゃんが呟く。

ゴマは現在、うちの「正一位」だ。



ゴマを拾った当時は、「雑巾猫」等と呼ばれ汚い柄だと言われていたサビ猫だったけれど、サビ猫の美しさ・賢さ・強さ・正義感・母性の強さを教えてくれたのは、紛れもなくゴマの存在だ。



いつまでも一緒に暮らしたい。

それでもいつかは、全てにおわりのときが来るのだ。悲しいけれど。



こうちゃんともいつかは一旦お別れしなければならない。

あの世で、ミュウたちとこうちゃんとみんなひとつに溶け合って、そのままずっとバターのようになっていたいよ。

ゴマ

居るだけでお仕事

Aug. 9, 2007
ゴマ

八百屋で新蓮根が出ていた。

いつものベーコンピラフに蓮根も加えてみたところ、結構美味しい。サルサソースも添えて、夏らしいピラフになりました。

蓮根ベーコンピラフ

Aug. 9, 2007
蓮根ベーコンピラフ
プラム

Aug. 9, 2007
プラム

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