《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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プティ

珍しくクールな僕

Feb. 18, 2008
プティ

2008年2月18日 月曜日

とても寒い朝。冷凍庫の中にいるようだ。

冷凍庫の中に入った事があるのかって?実はあるんです。

その昔、ある企業の広報をしていた頃、取引先の「冷凍倉庫」の取材で真夏に防寒服を着て入らせて貰ったけれど、数分でギブアップだった。

あんな中で作業を続けている人達もいるのだから、恐れ入りました。





もう去年からずっと行きたいのになかなか行けないのが、歯医者と美容院だった。

問題の奥歯は自分では抜く事は出来そうも無いから、せめて髪は自分で切ろう。



近年、いかにも長くなり過ぎると自分で10センチくらいずつ切っていたのだけれど、それでもショートにした事はなかった。

だってショートにするには技術が要る。ロングヘアだったら多少不揃いでも、どうせゴムで結わえてしまうのだから気にならない。



しかし今回は、もうゴムで一切結わえなくて済むようにしたいのだ。



私は髪をゴムでキリキりにきつく結わえておくのが好きだ。

そうすると気持ちも引き締まるし、放っておいても一日のうちに緩んでくるような事も無いから、髪の毛に煩わされる事から開放される。

仕事や家事に集中している時に、顔に少しでも毛が掛かると邪魔だし、集中が妨げられる。仕事中には髪の毛の事など忘れていたいじゃないの。



食事の際、邪魔になる髪の毛を手で払っている人を見ると、やはり不潔な印象を受ける。







他人の髪の毛など汚らしいとしか感じないものだという事を、若い女性はもっと自覚すべきだ。喜んでくれるのは、恋愛中の異性くらいのものだろう。



この事を言ったのは私ではない。

浪人中、予備校の古典の講師が「大鏡」の講義の中で、床の間に長い黒髪があったという怖いエピソードの場面で突然そう言ったのだ。

当時、私は髪を殆ど切らずにいたので、腰までの長さに伸びていた。勿論、ゴムで結わえていたのだけれど、講師がそう言った途端、男子学生たちは一斉に私を見た。

私は、講師は私の事を言った訳ではないだろうが、「私の髪は汚くなんかない」と内心思い、それでもかなり恥ずかしかった。

今だったら、そういう事をわざわざ言うのはモテない男のセクハラだと言ってやりたいところだが、まだ純情だった19歳の私には、何も言えなかった。



ロングヘアをそんな風に貶められる謂われも無いのだけれど、誰にとっても美しいものではないのだという事を教えてくれた点では、その講師には感謝していると言っておこう。

でも若い女性に大勢の前で恥をかかせるところなんか大人気ないし、男としては狭量で魅力ないよね。






実際、長い毛が床に落ちているのを見つけたりすると、たとえ自分の毛であってもかにもだらしなくて汚く感じる。

どんなに美しい女性の綺麗な髪の毛だろうと、頭皮から抜け落ちた時点で気味の悪いゴミとなるのだ。

猫の抜け毛にはそこまで嫌悪感を感じないのに、人毛は不潔に感じるのだから不思議だ。



それは他人の毛に限らない。

自分の頭髪だろうが、床やベッド、浴室の排水溝で発見すると汚いと思う。ロングヘアだと、たとえ1本でも落ちていると目立つ。



だったらいっその事ベリーショートにしてしまえば良いのだが、そうなると頻繁にカットに行かなければならず、私にはとても出来そうも無い。

何たって私の生活の中で、美容やお洒落の優先順位はとても低いのだ。



だから無精者は、ゴムで縛っておけば済むロングヘアと相場が決まっている。好きで長くしている訳じゃなく、伸びてしまうから長いというだけなのだ。



本音を言えば、そもそも人類に頭髪など無ければ楽なのに・・・といつも思っている。体の延長として顔も頭もツルリンと洗えるし、男性だってハゲの恐怖から開放されてメデタシメデタシだろうに。

だけど私の生きている間には人類から頭髪が無くなりそうもないので、仕方なくひっつめ髪を続けて来た。



私は(母も妹も)髪が細く量もとても少ないので、あまりきつく縛ると髪にも頭皮にも負担が掛かる。

だからひっつめ過ぎは良くないと言われていたのだけれど、とてもじゃないが長い髪を垂らしたままでいられない。

それは性分と言うか、習慣なのだろう。子供の頃からずっとひっつめ髪をしていたのだから。

だから髪を結わえるゴムは、私の人生には絶対に無くてはならない物だった。



しかしなまじのゴムでは、しっかり結わえたつもりでも、いつの間にかスルスルと落ちて来る。それも鬱陶しい。

だから、太いゴムでギリギリと縛り上げているのが普通だった。しっかりとひっつめてこそ価値がある。多少の負荷が掛かる感じが安心感をもたらしてくれていた。




ところが近年、更年期を迎えて女性ホルモンが減ったせいか、ただでさえ細い髪の毛がますます細くなり、本数も減ってきた。

今でこそ無事に毛が生えたものの、昨年など円形ハゲまで出来た。



あまりにも円形ハゲが長期間続いたので、このままではカッパかザビエルになってしまう・・・いっそカツラを買うべきか・・・と不安に思った事もある。

でも勿論買わない。そんな事に金を使う私ではない。

そんなものに大枚をはたく位だったら、ハイポを備蓄したい。



話題が逸れたが、そういう訳で、ゴムで結わえていると細い毛がどことなく攣れる感じがして、頭皮のあちこちで痛みが感じられるようになっていた。

寝ていると頭皮が痛い。指で探っては、攣れていそうな毛をゴムからそっと外してやる。しかし、また別の部分が攣れて痛い。

その繰り返しで、起きると頭はザンバラ髪の晒し首のようになる。



しかもブラッシングなんかしようものなら、長い毛は絡まって余計に抜けるし、弱くなっている細い毛は切れ易い。ただでさえ少ない毛が、そんな事でますます少なくなるのも辛い。

歳をとるとロングにしている人が少ないのは、手間の問題だけでなく頭髪が弱ってくるせいもあるのかな・・・とふと思った。そもそもオバサンにロングヘアは似合わない。



やっぱり髪を切ろう。ゴムで結わえなくて済むように、常に頭皮にチクチクと痛みが感じられなくて済むように。きっと楽になる。



という訳で、思い立ったが吉日。切りましたよ、うんと短く。



結果は・・・あまりはっきり言いたくない。



髪の毛は好むと好まざるとに拘らず、いずれまた伸びる。それが救いだ。

円形ハゲのままだったら見事にカッパに変身出来たのに・・・とだけ申し上げて、この長い報告はおしまいにさせて戴きます。

プティ

ペロも長いよ

Feb. 18, 2008
プティ
プティ

なあ、お婆はん

Feb. 18, 2008
プティ
みーちゃん

・・・無視

Feb. 18, 2008
みーちゃん

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