イオ
イオ姐さ〜ん!
Nov. 21, 2009
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2009年11月21日 土曜日
「おふくろの味」というものが時々話題にされる。
こうちゃんに訊いてみた。こうちゃんにとって「母親の味」ってあるの?と。
すると「特に無いなあ・・・」と言う。「それ程に個性的な味付けではなかったせいだろう」と。
亡き姑は料理マメな人だったし、上手だったと思うけれど、確かに個性的な料理ではなかったかも知れない。
そして私がしばしば強烈な個性の料理を食べさせるものだから、私の料理で飼い馴らしてしまったのかも知れない。
それはそれで幸せな事だ。家庭平和の一つの秘訣でもある。
では、私にとっての忘れ得ぬ「母の味」はあるのだろうか?
ある。豆腐とネギの味噌汁だ。
これは家を離れて30余年経った今でも、忠実に母の味を再現しようとしている。味噌だって、母が買っているものを時々送って貰って使っているのだ。
他の味噌では、あの味と香りにならないから。
母も料理が上手でマメだった。華道のお弟子さんに簡単に晩ご飯を食べさせているうちに、どうやって作るんですか?料理も教えて欲しい・・・と乞われ、料理教室も開いていた時期もあった。
その為に通信教育で栄養学も学び、父はそんな母の為に、庭の空きスペースに料理教室を建ててしまった。そんなにまでする必要はないのに、勿体無かったね、全く。
そんな母の作る料理よりも、私の作ったものの方が美味しいものだって一杯ある。
カレーだってミートソースだってマーボー豆腐だって、私の方が本格的で美味しい。
でも、母には敵わないものも一杯ある。
私の記憶の中で美化されてしまったのかも知れないけれど、卵焼きや里芋の煮っ転がし、ちらし寿司、そして豆腐とネギの味噌汁・・・こういうシンプルで、味と火の通し加減が一瞬の勘の勝負のような料理は、母にいまだ敵わない。
里芋に限らず煮物は、薄味でぐだぐだと長時間煮込み過ぎてはダメだ。
濃い目の味付けで、中までホッコリと柔らかく、しかし中まではタレがしみ込んでいない絶妙のタイミングというか煮込み加減、味付けの加減が大事で、そういうものは母が一番上手い。
ギンダラの煮つけ、肉じゃが、父の好物の里芋の煮っころがし・・・いずれも母の料理には到達していない。
この歳で到達出来ていないのも情けない。私が覚えている母の味は、母が私よりもずっと若い頃のものなのだから。
しかし何と言っても、母が作る豆腐とネギの味噌汁だ。
こうして考えているだけで、その匂いまでしてくる。
これがじゃが芋と玉葱だとか、ワカメだとか、大根の味噌汁ではダメなのだ。それはそれで美味しいけれど、私の嗅覚まで目覚めさせるものではない。
火を止める寸前に、ナナメ細切りにしたネギをたっぷりと散らす。
その時にただの豆腐の味噌汁が一気に変貌を遂げるのだ。一瞬で香りが立ち、素晴らしい料理になる。
こうちゃんも大好き、私が母の味を真似て作る豆腐とネギの味噌汁。
但し、あの味噌でないとこうは行かない事を、既にこうちゃんまでもがその鼻と舌で知ってしまったのだ。
贔屓の酒屋で量り売りしている味噌なのだが、どこで作っているんだろう、あの味噌・・・手に入らなくなると困るよ。 |
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イオ
何よ?
Nov. 21, 2009 |
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イオ
いい顔しろって?
Nov. 21, 2009 |
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イオ
こう?
Nov. 21, 2009 |
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